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１）『もう笑っていられない？漫画雑誌のテコ入れ策』 まんが喫茶を始め古本を低価格で買える「新古書店」、さらには携帯電話にも 客を食われ、漫画誌の売上げが頭打ちとなり、出版社もあの手この手で読者奪 回を目指している。集英社では70−80年代に人気を呼んだ『キン肉マン』『コ ブラ』等の旧作の続編を新連載。来月にも本宮ひろ志の『俺の空』の続編の連 載が始まる。また旧作自体を再編集して新雑誌を創刊。漫画世代の30代読者を ターゲットに！と鼻息は荒く、旧作を知らない若い世代にも受け入れられそう。 小学館では以前紹介した、100円から買える低価格コミック「ブルーコミックス」 の新作で『パーナップルアーミー』等、５タイトルを今月発売する他、ゲーム ファン向け雑誌を創刊。講談社では人気キャラを携帯電話に動画配信するサー ビスや、秋からは『はじめの一歩』『哲也』のテレビ放送を開始する。また、 『天才バカボン』や『GTO』等の漫画に日本語と英語の台詞が同時に書かれたコ ミックが人気に。漫画を読みながら英語も覚えられると話題になり、３年前発 売の『サザエさん』は40万部を突破。漫画ビジネスはこれからも続きそう。 ２）『コンビニ感覚クイックエステ』 秋はオシャレが無性にしたくなる季節だけど、夏の疲れが残るやつれ顔じゃ上 手に着こなせない。でもエステに通うお金も時間もない…。そんな人にはクイッ クエステがお勧め。三愛西銀座本店のB2の「エステーション」はなんと1000円 で激安セルフエステ体験ができる。正しいやり方をスタッフが丁寧に教えてく れるから安心。時間も１時間以内で終わるので仕事帰りに気軽に寄れる。そし て美顔は女性だけのモノではない、とばかりに顔のお手入れをする男性が急増。 化粧品売り場やエステに若いビジネスマンが通う。面談や大事な商談では顔の 印象も大切、テカテカ肌・ボサボサ眉じゃ、ビジネス戦線は勝ち残れない時代 なのだ。とはいえ恥ずかしくてそこまで出来ないというお父さんには、飲んで きれいになる日本初のスプレー式のサプリメント「Vita-Shot」(480円)はどう でしょう。美肌効果の高いビタミンＣやＥを携帯してマメに摂れば、いつのま にか若返っちゃうかもよ？ ３）『これでもか！激安ブーム到来？！』 景気は徐々に回復しているとはいうものの、まだまだ苦しいこのご時世。そん な時代の消費者のニーズに応えるかのように、９月から大手スーパーダイエー がついに100円ショップの上をゆく「88円ショップ」（生活必需品メイン）を スタート！２ケタという数字は確かに「ビックリ！」なんだけど、生活必需品 だけじゃ、まだまだ不満。「美味しい物をより安く食べれたら」「家電がもっ と安かったら」なんて、“安欲”はエスカレートしていくばかり。で、探して みたら、ありました！関東近郊にあるディスカウントショップ「てんぽす・らい ふ」ではなんと3000円の冷蔵庫を発見！赤坂には一皿オール100円という焼肉屋 「ほっぺ屋」も登場。別に「特売」「本日限り」というわけじゃなく、これ「定 価」なのだ。うまく探してうまく使えば、衣・食・住、全てが格安で揃う時代。 某TV番組じゃないけれど、これで１ヶ月１万円生活も実現可能か！？ ４）『お客も店も大喜び。ありそでなかった新機軸』 昨今の外食産業はコンビニの普及などで生存競争状態。そこで今まで「ありそ でなかった」新商法で生き残りをかけはじめている。９月、横浜国際ホテルの １階にオープンしたサンドイッチショップ「クイズノス」では朝は500円の朝食 セット、昼は近隣のOL向けにランチの販売。夜はアルコールなどの客室サービ ス等も開始。「ホテルの食事は高い」という常識を覆し「いい場所で安く食事 を」という、宿泊客はもちろん一般客を取り込んだ需要が望めそう。 また既存の店舗を活かした新しい試みも。通信機器大手のファインフーズが店 員を介さずに料理を注文するシステムを開発した。客自身が携帯端末で注文、 精算時には端末をレジに差込み、代金を入れないと出口が開かない仕組みで 「無線」ならぬ「無銭」飲食対策もバッチリで人件費の削減にもつながりそう。 今年中にこの端末を使った居酒屋が登場見込みで例えば「さっき頼んだビール まだ〜？」なんて心配もなくなりそうだ。 ４）『どこでもいっしょ〜カフェ編〜』 喫茶店やレストランでは対面して座ることが多い、というか普通。でも今は隣 り合って座ることもできるんです。好きな人とは、たとえお店の中ででもくっ ついていた〜い！！という気持ちが叶えられます。ふたり掛けのソファで親密 度もアップ。勇気を出して気になる人を誘ってみるのはいかが？南青山にある 「REI GORDON CAFE」や代官山の「scelta」など都内に続々登場中。いくら二人 の世界だからといっても、くれぐれもイチャイチャしすぎてウェイトレスさん を困らせないように（笑）。好きな人とお茶をした後は、家の犬にも優しい気 持ちで接することができるはず。玉川高島屋ショピングセンターにあるペット ショップ「DOG＆CAT JOKER」では犬ともお茶をすることができます。飼い主用 のメニューは無いので、ドリンクなどの持参はＯＫだそう。ウェルカムドリン クならぬ“ウェルカムジャーキー”というのもなかなか面白い発想。これには 犬もうれし鳴き。＜ワン＞ ５）『宣伝は目立ってナンボ』 差別化を競う広告の世界で、またまた驚かされそうな広告媒体が登場した。今 までは「盗まれないようにする」のが駅張りのポスターだったが、この夏に富 士ゼロックス社が主要駅に貼り出したポスターには、一面にCD-ROMを貼り「お 持ち帰りください」との文字が。CD-ROMには社のHPのリンクやTVCMに出演した 浅野忠信の宣伝なども収録。「どこで手に入るのか」という問い合わせも殺到 し宣伝効果も絶大だった模様。もうひとつ注目すべきは、「オートラップス・ ドットコム」。最近よく見かけるようになった「広告つきバス」の自家用車版 だ。ネットで登録後、月に1600キロの走行義務はあるものの、印刷したフィル ムを車に貼り付けるだけでいいので車に負担もかからない。先発のアメリカで は、月300〜500ドル程度の報酬が得られるため車のローンの足しにもなるとか なり好評だ。いよいよ同サービスが日本にも上陸。デートのときに乗るのは恥 ずかしそうだが「見られたがり」さんには案外オススメかも。 ５）『同一ブランドで車も音楽もファッションも』 ニュージェネレーション層に向け、様々な企業が同一ブランドで商品をリリー スしている「WiLL」プロジェクト。成功・失敗、両論あるなかトレキャでも何 度かレポートしてきたが、アサヒビールや花王は、当初予想の倍以上の売上げ を記録し、それなりの成果をあげているようだ。そんな中、今度は８月25日、 マツダが新分野の車種の発売に当たり、ソニーミュージックとTKタケオキクチ に声をかけ「トリビュートリンク」という共通ブランドを発表。車、ファッショ ン、音楽、映画などをリンクさせたエンタテイメントの集合体として、「もっ と突き抜けたい」という若者の潜在意識を呼び覚ます（?!）。TKタケオキクチか らは「シンプル」「快適」をコンセプトに衣料や小物が、音楽では11月に富家哲 プロデュースでCHARAのシングルなどがリリース予定。ファッション界では、異 なるの２つのブランドやクリエーターが統一ブランドを打ち出す「Ｗネーム」も 急増中。もう１社のチカラだけじゃ、若者をひきつけるのはむずかしい？ ６）『ついに出た！カリスマ店員養成スクール』 「カリスマ店員」。それは現代のギャルたちの憧れの職業。そんなカリスマ店 員になるためのカリキュラムを組んだ「カリスマ店員養成スクール」が登場し た。その名も『CSC(カリスマ・サプリメント・カレッジ）』（運営：フィージッ ク）。入学時期は１０月期・４月期の２期制で、募集人数80名まで、１クラス 10名以下の少人数制。修業期間６ヶ月間、授業数48コマ（１コマ2時間）。講師 陣には、元109ショップ店員の名も。ちなみに、カリスマ店員の３カ条とは、 1）誰にも負けない商品知識、２）最先端のカリスマファッション、３）カリス マ接客、なんだとか。イマイチ抽象的でピンとこないのだが、これらをマスター するための、商品知識・ディスプレイ・ウォーキング・メイク他、多数のカリ キュラムがこのスクールのウリになっている。で、気になる受講料だが、スクー ルのＨＰにもちゃんとした明記がなかった。生徒は当然10代後半〜20前半の若 い子が中心になるだろう。なのに受講の検討材料になる料金表示がないのは、 客商売を伝授する立場にあって、少々いただけない顧客対応ではないか？ ６）『京都の新名所・和風モール』 高級料亭といえば「一見さんお断り」の格式と伝統を守り、一般庶民にはチト 敷居の高い別世界だった。しかし平成不況の中で企業の接待も減少し、時代の ニーズに合わせて何とかせなアカン！ということで京都市東山区の清水寺・産 寧坂を下りた所にある「京都阪口」が、京の名店を集めた和風ショッピングモ ール「青龍苑」として７月15日、新しく生まれ変わった。出店しているテナン トは、京菓子の「井筒八ッ橋本舗」、コーヒー専門店の「イノダコーヒ」、お 香の「松栄堂」、和雑貨の「くろちく」、あぶらとり紙で有名な「よーじや」、 京漬物の「西利」、手打ちそばの「有喜屋」の７店。「京都阪口」も規模を縮 小して営業している。約6600平方メートルの敷地には自由に散策できる日本庭 園や滝が流れ、３つの茶室と待合室では食事や買物を楽しめる。同苑を運営す る「青龍会」では、お茶会や庭園を活用したイベントも計画している。京都の 新たな観光スポットとして、期待したい。 ６）『おしゃれ小学生も大喜び！ トイザらスに化粧品』 最近は、デパートにも小学生専用化粧品コーナーがあるという時代。こましゃ くれたチビたちが、大人のショッピングエリアを闊歩するのはどうなんだか… と思っていたら、玩具小売り最大手の「日本トイザらス」が、口紅やマニキュ アを販売する若者向けの化粧品コーナー「ガールズショップ」を展開すること になった。すでに今年から、東京・お台場店や池袋サンシャインシティ店など ６店舗で試験導入済みで、大きな手ごたえを感じたのか、2001年１月期中には 全国の43店舗で展開することに。商品は、マスカラや口紅などの化粧品をはじ め、ポーチ、ヘアアクセサリーなど600品目。価格ラインも150円から2000円程 度と、当然ながらこりゃかなりお安い。小学校高学年から中高生カップルをタ ーゲットに、娘と一緒に来る母親も射程内。これでギャルママも大喜び？ そ れにしても、そのうち「私、シミができちゃって」「今日はお化粧ノリが悪く てサイテー」なんて会話が、小学校で交わされる時代になるの？？ |
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