◇ 『シネマ番付--下半期（ワースト）--』
-------------------＜運命のボーダーライン！？＞-----------------------
↓ＯＵＴ！
■『下半期番付！』■
（18点満点）
１位『トゥームレイダー』（東宝東和）…………………▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼：-10
２位『千年の恋 ひかる源氏物語』（東映）……………▼▼▼▼▼▼▼▼：-8
３位『赤影 RED SHADOW』（東映）……………………….▼▼▼▼▼▼：-6
４位『スウィートノベンバー』（ワーナー）……………▼▼▼▼▼：-5
５位『ポワゾン』（ギャガ／ヒューマックス）…………▼▼▼▼▼▼☆☆：-4
５位『スパイ・ゲーム』（東宝東和）……………………▼▼▼▼：-4
６位『陰陽師』（東宝）……………………………………▼▼▼▼▼▼▼☆☆☆☆：-3
６位『キャッツ＆ドッグス』（ワーナー）………………▼▼▼▼☆：-3
６位『エボリューション』（ソニーピクチャーズ）……▼▼▼：-3
６位『プラトニック・セックス』（東宝）………………▼▼▼：-3
６位『クイーン・コング』（アルバトロス）……………▼▼：-3
７位『シュレック』（UIP)…………………………………▼▼☆：-1
８位『バニラ・スカイ』（UIP)……………………………☆☆▼▼：±0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 Ｌｅｔ’ｓ ｔａｌｋ！ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゴ＝Gochy！ Ａ＝ABBY Ｍ＝MARS よ＝よっしー Ｈ＝Happa 雲＝雲谷斎(ゲスト)
※コメントは☆をつけた者が全員しているわけではありません。
●１位『トゥームレイダー』（東宝東和）▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼：-10
Ｍ：▼▼▼／アンジェリーナ・ジョリー様見参！！って感じだったけど、派手でカッ
チョいい予告編に反して、「なんじゃこりゃ？！」が観たあとの感想。宝をめ
ぐって古代の謎を解き、かつての恋人で宿敵の男と戦いを繰り広げるジョリー。
アクションシーンはものすごくよくできていたのに、肝心のストーリー描写や
心情表現が雑すぎてさっぱりわからん。苦労してカンボジアのアンコールワッ
トでロケしたそうだけど、これもＣＧでよかったのにね。湯水のようにカネを
使ったからなのか、敵役のオトコがこれまたお粗末で、影薄し。救いとしては、
自信満々のジョリーの肉体の美しさかねー。同じ女に生まれるんなら、あーゆ
ーバディが欲しいっす。
雲：▼▼／アンジーちゃんのあの胸は筋肉かい。敵をぶっ飛ばす武器みたいやがな。
あんた、北極へ行ってるのにその薄着はないやろ。
Ａ：▼▼／アンジェリーナ・ジョリー親子以外、誰？って感じ。せめて敵役にもう
ちょっと華のある有名どころ持ってこんかい（笑）。予告編に誘われて観に行
ったら、本編はスカスカで本当においしいとこなしだった。アンジーちゃんの
アクションシーンは確かに凄かったが、イチイチ目で“どうよ！？”ってやら
れてるうち、仕舞いにゃ胸ヤケしてきちゃたわん。
よ：▼／アクション映画にしてはアクションシーンが少なすぎだし、タイムトラベ
ルの内容は中味があまりにも薄すぎ。思わずつっこみたくなる内容ばかり！第
一あれじゃどうして過去にいきたかったか観客の半分以上理解できなかたんじゃ
ないかな？パート２．３を作るほどの出来とは思えないんだけどなー。アンジェ
リーナ・ジョリーの体はすばらしいので、そこばかり目がいってしまう！この
映画は彼女のプロモーションビデオを見るつもりでみましょー。
●２位『千年の恋 ひかる源氏物語』（東映）▼▼▼▼▼▼▼▼：-8
Ａ：▼▼▼／なんで聖子を起用したんだ？それじゃなくても、まるでテレ東の正月
時代劇並みだっちゅうのに、聖子オンステージのせいでもう評価する価値もな
いほど安っぽい駄作になっちまったわい（笑）。後、思わず目をふせちゃった
のが明石の君・細川ふみえ。ズラ似合わんなあ。よく見たら明石の入道・竹中
直人にそっくりだし。あ〜それでキャスティングされたんか。劇場内は老人会
？の貸切満員状態だったが、最後にゃイビキの大合唱。それがうるさくてワタ
シは居眠りもできず・・・。かっ、金返せぇ〜。
よ：▼／よかったー、見に行かなくって（笑）。だってあれだけの話しを２時間に
つめようとする所に既に無理があるでしょう。それに出演者が一見豪華（？）
なだけに逆につまらないに違いないと思ってたんですよ〜。
ゴ：▼▼▼／これについては、読者ゲストの雲谷斎さんのメルマガにも「こきおろ
し映画」として「セイコの登場シーンでいきなりミュージカルと化す平安絵巻っ
てどうよ！」と寄稿させてもらったが、東映って『GO』みたいな秀作も作れば、
コレみたいな怪作もこしらえてしまう。東宝みたいな優等生よりは何が出てく
るかわからないオモシロさはあるが(笑)。あ、さらに下でも東映にツッコミが！
●３位『赤影 RED SHADOW』（東映）▼▼▼▼▼▼：-6
雲：▼▼▼／あの赤影やから、かなりイケてるやろぅという気分で行った。うん？
あれれ…、いやいや、おいおい！な、なんじゃこれは〜！の映画やがな。こら
東映、ようこんなショーモナイ忍者映画作れたもんやのぉ。こんなもん赤影や
なしに、赤恥やないかい。なんぼ原作がマンガでも、映画がマンガ以下のレベ
ルでどないすんねん。一片の緊張感も、忍者らしいアクションも、時代劇の重
みも何もない。わしら客は、この映画のどこを楽しんだらええねん。『梟の城』
みたいに忍者とは…を真剣に掘り下げたらどないやねん。お笑いや、今風の味
付けにするのはそれからやろ。中身がスッカラカンやから、見た目だけでごま
かそうとしてけつかる。50年早いっちゅうんじゃい。 救いは、あすか役の麻
生久美子のりりしさと、赤影役の安藤兄ちゃんの哀しい目やなぁ。
Ｍ：▼／撮影現場にお邪魔した時、その場でもなんとなーく「何を撮りたいのか、
ようわからん」感じはあったんよね。いろんな人がいっぱい集まって、正月の
かくし芸大会みたいで。でもナマ奥菜はきれいだったし、ナマ安藤くんもかっ
こよかった。
よ：☆／え〜つまんないですか、そーなんですか・・・。ビデオチェックしようと
思ってたのに・・・。でもでも私的には安藤君に☆１つ！
Ａ：▼／言うまでもなく、ＴＶの方がずっとよかったよね。安藤君＆麻生ちゃんファ
ンなら１回話の種に行ってみてちょーだい。ミテクレだけはばっちしキマッて
るから。
●４位『スウィートノベンバー』（ワーナー）▼▼▼▼▼：-5
よ：▼／好みの問題なのかもしれないけど、私は同じラブストーリーなら『冷静と
情熱のあいだ』の方が好きだった。主人公の女性に感情移入できなかったのと、
２人の惹かれあっていく理由がイマイチ理解できなかったのが原因かも。あと、
ヒロインが１月毎に男を変えていく理由もちょっと納得いかなかったし。今年
１番のラブストーリーというのは大げさすぎじゃないかな？っていうか全然泣
けなかったんですけど…。
Ｍ：▼／キアヌとセロンとの恋愛でしょ？！どう見てもキアヌが騙されるか、殺さ
れるか、弄ばれるかってイメージしか湧かない。でも純愛なんだよね？やっぱ
りシャーリーズ・セロンは『トゥーデイズ』（怪作！ビデオで必見！）みたい
なハスッパな役がぴったりだと思うんですけど。
Ａ：▼／ラスト近く、シナトラばりに唄うキアヌを観てプッツン、もう堪忍袋の緒
が切れた！キモイ。キアヌ、そんなことやめてくれえ〜。あ〜、早く口直しに
『マトリックス２』が観たいモンだね。
ゴ：±０／キアヌの最新作『陽だまりのグラウンド』(春休みロードショー)、泣か
せるよ。試写室では、あちこちからすすり泣きが。別にキアヌがやらなくても
いいような役なんだけどね。でもまあ子供とのハートルフルなからみを見せる
キアヌも『マトリックス２』の前にはオツかもですわ。あ、肝心の『スウィー
ト〜』の方は未見でごわす。
●５位『ポワゾン』（ギャガ／ヒューマックス）▼▼▼▼▼▼☆☆：-4
雲：☆☆／アンジーちゃんがヤラシイことするだけの映画とちゃうかった。ミステ
リー仕立てのどんでん返しありの展開に酔うた。
ゴ：▼▼／２大フェロモン系俳優アンジェリーナ・ジョリーとアントニオ・バンデ
ラスの濃厚ベッドシーンでR-18指定と聞いて、逆にヤラシイシーンを期待して
観に行った人は怒りながら映画館から出てきたな(笑)。愛など信じない男女が
くっついたり裏切り合ったりしながら展開する愛の駆け引き。肉体派のお二人
には、やはりもっとカラダを張ってもらわんと。そこがウリなんだし。
よ：▼／R-18にする必要ないともっぱらの評判。なのにR-18とは主演2人の濃い〜
キャラのせい？バンデラスのあのクドイ顔、苦手なのよね・・・。
●５位『スパイ・ゲーム』（東宝東和）▼▼▼▼：-4
よ：▼▼／スパイ〜というからてっきりスパイアクション物を想像していた私の期
待を見事にうらぎってくれました。Ｒ・レッドフォード゛が単身ブラピを助けに
行くかと思いきやちっとも動かず、ブラピとの競演シーンも過去のみ。そして
自分は電話１本で救出ってそんなあっさりでいいんですか？過去の回想シーン
がメインなので、現在の時間経過がまったりし過ぎなんだよねー。レッドフォ
ードがいいという人もいますが、私にはさっぱり良さがわからず、皺だらけや
な〜と思っただけだった。なので映画見てても眠い、眠い。これでブラピには
『ザ・メキシカン』に続き２連敗！もぅブラピは信用しない！といいつつ『オー
シャンズ11』は見にいきたいのよ〜。
Ｈ：▼▼／ブラピ＆レッドフォードの新旧ブロンド美形スター競演に胸躍らせたが
躍らせ損。サスペンス・アクションでドキドキかと思ったら、なぁ〜んだ、友
情物語ですかって感じ。しかし、レッドフォードはかっこいいけど、老けちゃ
ったね。それに、このままじゃブラピものの作品から遠のきそうな予感。
ゴ：±０／「何といわれても私はぜったい整形などしない！」(byレッドフォード)
その潔さがステキ♪（笑）
●６位『陰陽師』（東宝）▼▼▼▼▼▼▼☆☆☆☆：-3
Ａ：▼／一見おもしろそうでその実ちっともノレなかった作品。敗因はなんだろう
な。萬斎氏は確かにハマリ役だったけど、ちと演出に難が!?超未熟な伊藤英明
とのからみでヘタに人間臭い“清明”を描こうとしてたとこが×。そんな清明
見たかなかったんだけど。もっと摩訶不思議で丁度イイって。不老不死の謎の
女に扮したキョンキョンと力の入った真田さんは○。でも総評すると▼だなあ。
よ：▼▼▼／確かに野村萬斎さんははまり役でしたよ。でもでも！セットはいかに
も作り物だし、爆発シーンも迫力ないし。何よりも悪役の真田さん演じる導尊
が何故そこまで都を征服しようとしているのか、帝を怨んでいるのかが全然説
明されていないので、頭の中は？？？だらけ。あれだけ熱心に呪文を唱えてい
るシーンが出てきたのでそれなりに理由があるのだろうと眠さをこらえて見て
いましたが、最後まで説明なし！隣のおばちゃんはほとんど寝てましたよ。私
も何度寝ようと思ったことか。今井絵理子ちゃん個人的には好きなんですけど、
はっきりいって彼女の蜜虫役は映画に必要なし。ここまで？？？がつきまとう
映画にもかかわらずパート２、３も作られるとか。うーん謎です…。
Ｍ：▼／ワタクシは野村萬斎のお顔が苦手。なので▼１つ。
Ｈ：▼▼／番宣V観て、これは観るまいと誓ったのです。その判断は賢明だったかっ。
ゴ：☆☆／何故ゆえ、みんなそこまで酷評するか！？2001年度の邦画の中では、
３本指に入るエンターテイメント作品だと私は思うが。萬斎ＯＫ！真田ＯＫ！
キョンキョンＯＫ！NGは伊藤と今井と宗教チックなCGくらいじゃないか？大目
に見なさい（笑)。パート２にも期待してるぞ〜。
雲：☆☆☆／安倍晴明神社のお札を持っているわしとしては、拝みながら見たで。
真田のおっさん、火事に遭うたホームレスみたいになっとったなぁ。
●６位『キャッツ＆ドッグス』（ワーナー）▼▼▼▼☆：-3
Ａ：▼／猫VS犬の猛烈バトルはとっても面白かったんだけどね・・・。ニャンコが
仇役にされてて、その上結構デフォルメされてて、猫キチのワタシにはちとキ
ツかったんです。設定反対だったらベスト３圏内に入ったのかもしれん（笑）。
雲：▼▼▼／犬猫戦争にするんやったら徹底せんかい。特撮以外の犬猫の動きが
普通でシラケるし、せりふと口の動きがピタッとせんがな。
よ：☆／見ていないんだけど、劇場予告はおもしろそうだったので、☆１つ。
●６位『エボリューション』（ソニーピクチャーズ）▼▼▼：-3
Ａ：▼▼／『ゴーストバスターズ』をもう一度！とアイバン・ライトマン監督は考
えたのかもしれんが、キャストにデビッド・ドゥカブニーとジュリアン・ムー
ア持ってきたのが間違いの元よん。半端なノリでコメディやられると、見てる
こっちが気恥ずかしくなるでしょ。笑うとこで笑えず、オチもつかず不完全燃
焼もいいとこでした。
ゴ：±０／なんか、この映画、汚くて臭くなかった？（笑）
●６位『プラトニック・セックス』（東宝）▼▼▼：-3
Ｍ：▼▼／飯島愛の同名小説を映画化。テレビドラマとほぼ同じ時期にやり、テー
マソングも同じスピッツの『夢追い虫』を使うなど、話題になった。内容もエ
ピソードも違ってて、同じ小説をモチーフにしたとは思えない出来。主人公の
加賀美早紀は、12083人から選ばれた16歳。でもあまりにも演技力がなく、何を
するにもまぐろ状態（失礼！）だし、お色気もさっぱりで、役柄のイメージと
は程遠い。テレビの星野真里のほうが絶対合ってるし、うまかった。ついでに
比べると、正体不明のパトロン役、阿部寛VS佐野（冬彦さん）も佐野の勝ち〜！
よ：▼▼／っていうか原作読んだけど何故ベストセラーになったのか全然わかりま
しぇ〜ん。なのでドラマも映画もまるで興味なしッス。
●７位『クイーン・コング』（アルバトロス）▼▼：-2
ゴ：▼▼／これはＢ級映画ファンにはぜひおすすめしたいバカシネ（おバカ映画）。
79年度の作品なのだが、「本家よりおもしろすぎる」という理由で（それはウ
ソだと思うが）ずっと映画史上から抹殺されていた。キングコングの女版なの
だが、メスなので彼女を虜にするのは人間の若い男（本家ではジェシカ・ラン
グがやってた役ね）。この男がまた、バカ！（笑）。クイーン・コングも、チャ
ック丸見え〜！みたいた安作り。広川太一郎、小原乃梨子らの豪華声優陣によ
る超訳日本語吹き替えも、超バカのり。酒のつまみに、仲間うちでこのビデオ
を借りて観れば、座は大いに盛り上ることウケアイ！
よ：±０／名古屋ではやってなかったかも・・・。
●８位『シュレック』（UIP)▼▼☆：-1
Ａ：▼／一緒に行った息子はきっとこれに☆３つ付けるだろうね。かなりウケてた
し、シュールなラストにも感心してたし。でもワタシはシュレックの顔見てた
ら、気分悪くなってきたんだ（笑）。年末の疲れでしょうか？それとも、ワタ
シが無垢さを失ってしまったからか？どっちにしてもアメリカ人みたいに笑え
なかったんで〜す。
よ：☆／シュレックの歯磨きシーンは確かに不気味かも。でも私はこの映画笑えた。
吹替え版を見たんだけど、ドンキー山ちゃんのしゃべりと、カエルとヘビを風
船にしちゃうその野性的なシュレック＆フィオナのカップルがいい。ラストも
ディズニーみたくすべて◎じゃないところも気持ちいい。
●９位『バニラ・スカイ』（UIP)☆☆▼▼：±0
Ａ：▼／錯綜する現実と過去は夢かうつつか。ストーリーに翻弄されながら深い感
慨の後、希望が胸に宿るラスト。ペネちゃんはとても可憐で美しく、元ネタ映
画同様ハマリ役だったし、なんでこれがワーストになっちゃっうのか考えたら、
ワタシ的×要因は主役のトムなんだな。賞狙いミエミエな役作り。見てて“ヤ
ダナ、こいつ”（笑）。その印象がそのまま本作の評価に。
よ：±０／トム・クルーズとペネロペ、噂の２人の競演作品。上映前にチラシで
“バニラ・スカイ５つの謎”なるもの配られちょっと期待したんだけど、肩透
かしくらわされた。謎ってほどの謎でもないじゃん、思わせぶりなこと書きす
ぎ！ラストの落ちもありきたりだし、使い古されている。話は変わるけど『コ
レリ大尉〜』『ブロウ』に引き続きここでもペネロペはバストトップ出してる
けど、何故そんなに簡単に出すんだ？しかもチョコっとのシーンなのに…。
Ｍ：☆／キャメロン・クロウ監督は、上期の私のベスト１『あの頃ペニーレインと』
の監督なので、超期待。音楽センスも相変わらずクール！でも前半、やたら悪
夢の繰り返しが続くので、ストレス高い日には観ないほうがいいかも…。ＡＢ
ＢＹさんの言うとおり、トムちょいと鼻につきすぎ。ペネロペとももうお別れ
？というウワサが出てるけど、ペネロペがトムに世界各国プロモーションに引
きずり回され、ウンザリしたんでは？トムって計算高そうだし。で、この映画
に☆ひとつをつけた理由は、彼女のキュートさと、たぶんビデオでもう一度観
ると「おおお、そうやったんか！」という発見があるに違いない、緻密で細か
い編集に、ですな。
ゴ：☆／ペネロペ、（トムとの）子作り休暇へ！って噂もあるけど(笑)。元映画の
『オープン・ユア・アイズ』のアメナーバル監督はまだ29歳という若さながら
“現代のヒチコック”と呼ばれる注目の人。その新作『アザーズ』なんだけど、
最後のどんでん返しは秘密中の秘密ということで、プロモーションにも細心の
注意が払われている。ちなみにそのラスト、私は某監督の某作を思い出したが
（具体的に言うとカンのいい人はラストの予想がついちゃうかもなのであえて
ふせる）、私は気持ちよく騙された。ぞくぞくするコワイ映画が好きな人には
こちらもオススメです。
┌────────────────────────────────┐
｜ 上半期＆下半期通して、番付で▼を最もたくさん獲得した ｜
｜トレキャ的2001年度ザ・ワーストシネマ・オブ・ザ・イヤーはこれだ！｜
｜ ｜
｜ ●『ザ・メキシカン』▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼−11 ｜
｜ ｜
｜ ↓上半期番付の結果はこちら↓ ｜
｜ http://homepage2.nifty.com/cinema/cine1.html ｜
└────────────────────────────────┘
さらに、ここで各スタッフが上半期・下半期通した2001年度「MYワーストシネマ」
を１本だけ選出。
▼数は制限なしの「こんだけ▼をやりたい」と思う数だけ献上方式で評価。
Ｍ：ワースト１：『トゥームレイダー』▼▼▼▼：4
あっという間に終わってしまい、１時間41分とは思えないくらい中身が不明。
ところで問題です。アンジェリーナのクチビルには何が注入されているのでし
ょうか？正解者の中から抽選で１名の方に同じものをプレゼント！これでアナ
タも魔性のクチビルに！（うそうそ）
よ：『ザ・メキシカン』』▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼：10
あーお金かえしてちょーだい！ホントに！
Ａ：『千年の恋 ひかる源氏物語』▼▼▼▼▼：5
世界に対して赤面モン。でも興味があるなら話の種にオススメね。
ゴ：『千年の恋 ひかる源氏物語』▼▼▼▼▼▼：6
超主役級の役者をあれだけ揃えた豪家キャスティングで、あんなチープな作品
を作ってしまうというのはある意味、映画史に残る快挙（改め“怪挙”）。そ
ういう意味では必見の作。
Ｈ：『マレーナ』▼▼▼▼▼：5
お〜い。トルナトーレ監督〜。『ニュー・シネマ・パラダイス』と『海の上の
ピアニスト』のジョゼッペ・トルナトーレ監督〜。最後は泣かせてくれるんだ
とハンカチ持ってた私をどうしてくれるんだぁ〜。まさかこのまま終わるんじゃ、
ってとこで幕。確かに映像は美しいし、絵のつなぎも芸術的だし音楽も良いの
はよ〜くわかる。が、完璧なスタイルのマレーナはどうしてセリフが少ないの？
マレーナをひたすら追いかけるレナート少年って、ス、ストーカーの卵じゃん。
やっぱりお国柄なのか、ものすごい芸術作品なんでしょうが、私には…？？？
雲：『パールハーバー』▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼：10
アメリカ人ちゅうのは、無差別殺戮の原爆を落とすような極悪非道なことは棚
に上げて、この映画、「こらジャップ！汚いマネしやがって」ちゅう感じで、
愛国心を鼓舞するために作ったちゅう気がしてしゃあないんや。
露骨さを薄めるために、戦争は愛と友情を引き裂いた…みたいなオシッコ垂れ
そうなほど、恥ずかしゅうて陳腐なテーマをくっつけやがった。嘘っぽぅてア
ホらし屋の鐘が鳴りまくるウキまくり恋愛模様で茶を濁してるだけやないかい。
わし、あくび百連発や。見どころは、ゼロ戦大活躍の攻撃シーンのスピード感
と迫力だけやった。見ながら「ニッポン、チャチャチャ！」と思たんは、わし
だけやないやろ。
おい、看護婦のねえちゃん、キミの生き方、それはあかんやろぅ。２人の男に
アタックされて、ひとりが死んだちゅうたら、すぐもうひとりに乗り換えて、
そいつが死んだらじつは生きてた元の男に「あなたしかいない」かい。アホか、
おまえは。女にもいさぎよさ、毅然とした態度っちゅうもんがいるんじゃ。
戦争と恋愛は両立するストーリーやと思うけど、この映画の描き方、一週間
履きっぱなしの靴下みたいに、愛だ恋だがプンプンとクサ過ぎるんじゃい。
ゴ：よくぞ言ってくれた！ 最後は読者ゲスト雲谷斎さんの見事な「こきおろし！」
でバシ！とシメたところで、2001年度シネ番も終了。
次回、2002年度上半期番付（夏）で、またお会いいたしましょう。
_____________________________________________the end
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