◇ 『夏ドラを斬る!---中盤番付---』
ゴ=Gochy! A=ABBY P=pooh76 わ=わっち H=Happa お=おっと
●4位『サトラレ』(木9テ朝):☆☆☆☆☆☆☆▼6
お:☆☆/淡々としているけど、けっこういいんじゃないの!?これ。オダギリジ
ョーのサトラレ役は映画の安藤君をもしのぐはまり役かも。『天体観測』でも
いい感じだけど、この人の魅力にとりつかれつつあります。
H:☆/あれだけ周りが変だと、もう気づいてもよかろぉ〜にと思うんだけど。監
視役の神田うのの変装だって、どう考えたって同じ顔だってわかるでしょ。
でも見ちゃう。
P:☆/というか、あの変装なら私にだってできそう(笑)。オダギリジョー(何故
かこの名前はフルネームで言わないと言った気がしない…)演じる里見健一の
心の中ってあまり不純なことないよね。あまりにも不純なサトラレっていうの
も嫌だけども。
ゴ:☆☆/国をあげての過保護&純粋培養のせいで、経験値も精神年齢も幼稚園児
級のサトラレ。里見がリアクションするたびに「お前はいくつだよ!」と、突っ
込まずにはいられないのだが、サトラレだって“本能の叫び”ってのがあるは
ずだ。だいたい、人間が頭で妄想していることを全部表に出したら、放送禁止
コードひっかかりまくりで「ピー」の連続なのが普通じゃないのか(え?それ
って、わしだけ?)。ぜひR指定の「裏サトラレ」制作希望(笑)。
P:いやいやワタクシメも是非拝見したいです、「裏サトラレ」。
A:▼/オダギリジョーは好き。でもサトラレにはなぜかピンとこないワタシ。
●5位『ツーハンマン』(金11:15テ朝):☆☆☆☆☆☆▼5
P:☆/番組HPにね、ツーハンマンのPVみたいなものがあるんだけれど、これがま
たすごいよ。一見しただけじゃ何なのかよくわからなくて、そこがまた可笑し
い(笑)。それなりに(かなり!?)ツーハン好きな私はついつい見ちゃうな。社
長・マイケル寺岡を筆頭に各キャラの個性が濃ゆい。そのせいか上手くB級路
線でいけてるよね。
お:☆/中村俊介がもっともっとお馬鹿になってくれたら、もう1☆差し上げたい!
川原亜矢子様は、素晴らしいです。やっぱ金曜深夜の女王です。
A:☆/たしかに中村君は捨て身でバカがやれてない。でもこれは侮れないドラマ
だよ。特におバカな草刈正雄がイイ。川原亜矢子は言わずもがな。以降この枠
以外お声がかからなくなるだろうなあ。
ゴ:▼/「世界は不況でも私はバブル」な社長・草刈正雄と、恐ろしいほど勘のい
い社長夫人・真矢みきの二人が、すっかり主役の二人を食っている。おバカ芸
にも大人のセンスが感じられて、さすがカメの甲より年の功!
●5位『天体観測』(火10CX):☆☆☆☆☆5
P:☆/旬な男・坂口憲二演じる友也は熱いね。ひとりでどこまでも突っ走ってる
感じとでもいいましょうか。やはり大学を出て3年もすれば、人生いろいろあ
るわけで…。大概の人にとってはひたすら真っ直ぐに進むっていうのはかなり
困難なことだよね。この頃ドラマでよ〜く見かける長谷川京子ちゃん、憂いが
あって好きです。これからの注目株かな。魚屋兄ちゃん・健太にはかわいそう
だけど、七重と恭一の距離が縮まっていくんだよね。
お:☆/目にいいドラマ番付1位は期待時と一緒。伊藤英明はヌードにもなれる程
で、坂口憲二もお腹割れてるし!坂口君の役は本当にバカ正直なおっせかい屋
さんで、もしこれを、健太役の山崎樹範君がやったらただのアホになるかも…。
にしても山崎君は主要メンバーの1人なのに、テレビ欄で見た事がない。厳し
い世界だね。
H:☆/お決まりの青春ドラマってのは、いつ見てもイライラする展開だぁ〜。で
も誤解したり悩んだりして、人間大きくなっていくのよねぇ〜。キャスティン
グの良さで見続けますヨ。
A:±0/1回見たら完全に置いてきぼり(笑)。最終回までに取り戻すぞお!
●5位『ダーク・エンジェル』(月8テ朝):☆☆☆☆☆☆6
P:☆/海外ドラマ好きとしては外せないドラマ。さすが、J・キャメロン作品。
ぐいぐい引き込まれます。近頃だと、次回が待ち遠しいっていうドラマ少ない
からね。
A:☆/どちらかと言うと今コレに夢中なのは息子の方。かく言うワタシも、実は
あの『ER』よりハマッてる。ガンバレ、マックス。
ゴ:☆/私、これまでのOA分は、一応かつてビデオレンタルで見ているはずなの
に、ほとんど内容を覚えてないため、初見に近い状態で見れている自分の脳味
噌が情けないです。少しは天才マックスの爪の垢でも煎じて飲みたい…。
●6位『陰陽師 安部清明 王都妖奇譚』(火8CX):☆☆☆☆4
A:☆/新枠は、第1弾から幸先のいいスタートだったのでは?熱い三上のザンバ
ラ清明に多少イメージと違う!?という感もあったが。お次は「怪談百物語・四
谷怪談」ね。菅野ちゃんコワ〜っ。
H:☆☆/わはは〜、新ジャンル“スーパー時代劇”というには、CG・特撮がいま
一歩って感じだったけど、けっこう楽しんじゃいました。で次の「怪談百物語」
って?
ゴ:☆/「怪談百物語」も、一応、陰陽師ものなんだよね。ただ、今度の陰陽師は、
プロのくせして霊や祟りが怖くてたまらん臆病もんで、そんなんだから商売あ
がったりで家賃も滞納っていう情けないヒトなのね、しかもそれ竹中直人(笑)。
そんな陰陽師がさまざまな怪奇現象(怪談)に遭遇して、大騒ぎ!?って、どうや
らコワイだけじゃなくて笑いもとれる(?)おいしいシリーズになりそうな予感。
期待度はMAXで☆3つ!でも初回の演出、あれちょっと照明暗すぎなんじゃ…。
●7位『マイリトルシェフ』(水10TBS):☆☆☆☆▼3
お:☆/なかなか面白い。「うん!素敵」って矢田ちゃんが目をキラキラさせてい
るのは、どうかと思うけど、脇が固いので、安心して見られる。こちらの方が、
傑作『王様のレストラン』系だけど、そこまでには及びませんね。でも、なか
なか、毎回のテーマがわかりやすく心打たれてしまう事もあります。
P:▼/矢田亜希子はまだ主役には早すぎる気がしなくもない。永井大はまだドラ
マ慣れしてないのはわかるけど、ちょっと台詞の棒読みが過ぎてません?まぁ、
カッコいいからいいか(笑)
わ:☆/うーん、私も矢田はまだはや過ぎたような気もする。でもよい。上戸彩もい
いなぁと、既にドラマ自体に興味はなくなってるような…。
H:☆☆/期待番付でマーク外だったんだけど、これはイイわ。プティ・エトワー
ルはメニューのないオーダーメイドレストランっていう設定も面白いし、豪華
な食材も見てるだけで幸せ。矢田亜希子のアニメちっく(目に☆がキラリって
感じ)なキメコメもGood!でも数字(視聴率)が伸びないのはショック。
A:±0/あのシェフの白いコスチュームがイヤ!料理の鉄人みたいで。
●9位『ナースのお仕事4』(火9CX):☆☆☆▼▼1
A:±0/いつのまにか結婚して(笑)、姑にヨワルいずみちゃん。新しい展開に
長年のファンは喜んでいるんだろうね。でもワタシは年をトルに従い、どんど
ん影が薄くなってく安達祐実が気になってたまらん。やはり子役あがりのジン
クスは崩せんのか!?
わ:☆/黒田アーサーとの熱愛も発覚し頑張る安達祐実、キャラが際立っててよい
感じです。前回(6日放送)は「HERO」のマスターがでてて少し懐かしかった。
お:☆/大好きなシリーズなんだけど、いずみのドジが好きなんだけど、ちょっと
マンネリ?やっぱり。高杉先生のお母さんネタで前半は押してたけど、盛り上
がらなかったなー。安達祐実も最初はいい味だったんだけど。後半どうやって
盛り上がっていくのだろう。
P:☆/高杉せんせいのお母さんは本当にツワモノだったね。あんなお姑さんがい
たら、いずみじゃなくてもテンパっちゃうでしょ、きっと。そうそう、尾崎主
任の旦那(長塚さん)はどこにいっちゃったの?いつの間にか消えてない?
お:離婚しちゃったのね。あの夫婦は大丈夫だと思っていたのに…。(近所のおば
さん風に)
●10位『ショムニ ファイナル』(水9CX):☆☆▼▼±0
お:±0/これも、好きなシリーズだけど…。マンネリかも。1時間見られない。
平成の遠山の金さんも、やはり限界かしら。
A:☆/“平成の遠山の金さん”(笑)。ウマイ!!ファイナルって言うから見て
るンだけど、今回それなりの視聴率なら、「帰ってきた〜」とか「〜Forever」
ってこともあり得るなと近頃感じてます。
P:▼/前からあまりじっくり見ることがなかったんだけども、今回もあまりじっ
くりと見ていない…。予告だけでおおよそ話が見えちゃうとこあるよね?
わ:☆/あそこで野々村課長がいたら…と考えるとやっぱり寂しくなります。岡野さ
んも味があるけどやはりインパクトが弱い。ただショムニーズ、特に、一段と説
教くささに磨きがかかった江角はよい。やっぱ見てて安心。
●10位『愛なんていらねえよ、夏』(金10TBS):☆▼±0
P:▼/わ、やっちゃったのかな、このドラマ。失速感が漂ってる、そう感じるの
は私だけ?
H:±0/こりゃイケる!と思ったのは初回だけ。GUCCIできめてたホスト時代の
レイジが懐かしい〜。当面「愛なんていらねえよ、金!」かいな?
お:±0/ちょっと、渡部篤郎の節まわしが気に障るようになってきてしまいまし
た。涼子ちゃんの気の強いお嬢役も、なんだか…。藤原竜也の軽いキャラが唯
一の救いです。
ゴ:±0/渡部が最も旬だった2年前の企画を、商品価値が2年前とは激しく変動
している今やったって、当然ながら苦しいです。レイジのあの“薄〜い口調”
も役作りなんでしょうが、はっきり言ってヘンだし。そして“堤演出”という
のも、厳しい言い方ですが、飽きられ始めていますね。だって堤的演出のパク
リが、あちこちで出てきちゃっているんですから、もうすでに“新しい”感覚
ではなくなってます。今後はラストに向けての脚本(ストーリー展開)に、最後
の期待をかけてます。
わ:±0/前回素朴な疑問をあげた私でしたが、見ててなんとな〜く分かったよう
な、渡部人気が。でも、このドラマが「いらねえよ」という感じを出してきて
ます。次回評価落ちの予感。
お:渡部篤郎もこのコメントには「何も言えなくて、夏」by j-walk風
A:☆/堤氏独特の映像にやるせないヒトの気持ちがチラリと見え隠れ。ワタシ的
に嫌いじゃないドラマです。亜子(広末)は脳腫瘍で余命いくばくもないって
いうし、きっとラストは泣けるはずだ・・よね?
●11位『東京庭付き一戸建て』(水10日テ):▼▼-2
A:±0/あの脈絡のない姉妹達がイヤ。色々揃えればイイッてもんではないだろ
に。既にフェイドアウト。
ゴ:▼/同上。でも、私の妹はこのドラマ、大好きみたいなんだよね。「どこがお
もしろいのさ?」って聞いたら、「だって、おもしろいじゃん」って、答えに
なってないんだけど(笑)。
●12位『ぼくが地球を救う』(木10TBS)…………▼▼▼▼▼▼☆☆-4
A:▼▼/結論!足立友作(内村)はヒーローじゃないでしょう!?どちらかと言う
と親友・大門(哀川)の方がかっこいいしな。
ゴ:☆/そうそう、結局、いつもピンチを救っているのは、大門だし。毎回、大門
こと哀川翔が“東京湾に人を沈めて一件落着!”してるドラマだからさ(笑)。
もう他の出演者はど〜でもいいです。哀川様さえ拝めれば・・・(ハート)。
●13位『こちら本池上署』(月8CX):▼▼▼▼▼▼-6
P:▼▼/やはり高嶋政伸は『ホテル』の印象が強すぎるね。CMではお兄ちゃんと
怪しげなコスプレも披露してるんだけれども(笑)、どうもドラマのほうは…。
でも、正義感が強いっていうのは伝わってくるね。
お:▼▼/うーん。やっぱり『ホテル』だ。あの女の子は加護ちゃん?辻ちゃん?
A:±0/たしかあのコは加護ちゃんだよなあ。ワタシは加護ちゃんと辻ちゃん間
違えたことないぞ、自慢じゃないけど(笑)。
わ:▼▼/一体どうコメントしたらいいんでしょう〜。無理に感動を作ったりでも
中途半端なストーリーにもう飽き気味。一話完結ドラマは面白いはずなんだが。
ゴ:±0/でも、タッキーの『太陽の季節』よりも、常盤の『恋愛偏差値』よりも、
坂口&伊藤の『天体観測』よりも、ずっと視聴率がいいんだよ、これ。やはり
家族全員で見られる、っていうのが、そこそこ視聴率のポイントですかね。
●14位『探偵家族』(土9日テ):▼▼▼▼▼▼▼-7
P:▼/変装に次ぐ変装、みなさん頑張ってますね。私が一番気になるのが室井さ
ん演じる隣のおばちゃん。こういう詮索好きのおばちゃんって近所に必ずいる
んだよなぁ。
A:▼▼/ほんとに変装はスゴイ!が、それだけ。外出の多い土曜日の夜、V撮り
するほどでもないな。
ゴ:±0/前回、浮気を見抜くための小道具として「ペットボトル」の活用法が紹
介されていたけど、そのあまりに強引な理論に呆れてしまった。それでも、ア
レを見ていた世の中の奥様族は、きっとあの後、ペットボトルをダンナの車に
置いてきたと思うね(笑)。殿方、貴方の車に覚えのないペットボトルが置い
てあったら、要注意ね。浮気、すでに感づかれてますよ!
●番外)『新・愛の嵐』(月〜金 1:30CX)
H:☆☆/「昭和の激動の時代に、身分の差をこえて愛のために生きる男女モノ」
という設定は、これまでの“嵐”シリーズと同じパターンだが、大地主の娘、
ひかる役・藤谷美紀と、使用人の猛役・要潤という昼ドラ初登場のコンビが、
初々しくてヨロシイし、『真珠夫人』からのファンも引っぱってるみたいだか
ら、これからもどんどんドロドロしてくれるんじゃ?金にモノ言わし仲を引き
裂く大河原勇作(石原良純)もヒートアップしてるし!
ゴ:☆☆/80年代後半に大ヒットした嵐3部作が復活。前回の『真珠夫人』もだけ
ど「華族のご令嬢」というキーワードが、この枠のヒット要因ともいわれてい
ます。そしてそのご令嬢が、家が傾くと同時に脂ぎった成り金オヤジに金で買
われていくというのもお決まりの展開。でもご令嬢には心から愛する人がいて
…とお馴染みのパターン(笑)。そしてヒロインの相手役は子供より今やママの
方が夢中な、仮面ライダーなどアクション系出身者ってのもお約束。視聴率も
スタート時5%台だったのが最近は8%超える日も出てきましたからね、これ
からますます目が離せなくなるかもですよ。
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特┃別┃コ┃ラ┃ム┃ ◇『人気沸騰の海外ドラマ「SEX AND THE CITY」』
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TEXT by クロちゃん
( NO.1のコーナーからの続きです。先にそちらをお読み下さい)
キャリーよりも友達のキャラクターの方が魅力的だ。PR会社の重役のサマンサは
自分中心に世界は回っていると思っている女王様キャラ。セックスにも自信たっ
ぷりでエゲつないことも言うけれど、かえってそれが気持ち良い。エリート弁護
士のミランダは頭も切れる毒舌家だけれど恋愛に関してはことに不器用で、そん
な彼女のギャップがとても微笑ましい。画廊勤務のシャーロットは恋愛は精神性
が大事とは言いつつもセックスは大好きでヤル時はヤル、天然なのかカマトトな
のかは微妙だが、彼女のトボけっぷりがかわいい。
そんな彼女たちの恋模様を華やかにしてくれるのが彼女たちの職業。ニューヨー
クの先端のパーティー事情、アートシーン、流行の店などがふんだんに登場する
ので、感度の高いニューヨーク観光ガイドとしても上出来だ。もう一つの見もの
はファッション。主人公のキャリーはファッション・オタクという設定もあって
ドルチェ&ガッバーナやマノロ・ブラニック、ジミ―・チュウといった流行の洋
服や靴などが頻繁に登場。ニューヨークのファッション関係者が必ずオンエアチェ
ックするというのもうなずける。トレンディドラマとしてはセックストークを除
けば特に目新しくはないものの、ニューヨーク観光ガイド、ファッションガイド
としては十分楽しめる。ただドラマを楽しむ向きにはどうだろうか。
まずは話題性抜きに純粋に作品を観ることをオススメします。
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