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注）文中の略語：ＰＳ（プレイステーション）、ＤＣ（ドリームキャスト） ＧＢ（ゲームボーイ） １）『今度は水族！まだ続く？ペットロボ』 トレキャで「これでもか！」って位に取り上げてるペットロボ（笑）。最近の トレンドは水系の癒やしペットロボットだ。ロボットのクラゲや魚が水中を優 雅に泳ぐ様がとってもリアルな「アクアロイド」(５万円）は、値段は高いが 完成度も高く、観賞用にぴったり。でも、今回特にオススメしたいのは、11月 末に発売された「ウォータールーパーMUTSU（ムツ)」。価格が3980円とリーズ ナブルなのにも関わらずとても愛らしくて楽しいスグレモノ。扱いも楽なので、 幅広い層に支持されそうだ。また、携帯電話の電波に反応して歩き出すという、 可愛いマスコット「テレッパー」(2000円）や、しっぽを握ると音楽を奏でると いう不思議なマスコット「シッポナール」（２月22日発売予定980円）など 新種のペットロボも登場し始めた。「プーチ」にも「ブルチ」や「ルーチ」と いった新しい友達が出来たようだし、まだロボペットブームが続きそうだネ。 ２）『2001年はネットワークゲーム元年！』 トレキャでも何度も取り上げていたネットゲームが、いよいよ本格化。各ゲー ム会社はネットゲームの新作や周辺機器を次々に発表。また巷にはネットゲー ムができる環境が整った高速ネットカフェ（韓国ではＰＣバンと呼ばれ大ブー ムに！）が登場。ネットゲームが業界の起爆剤となるか！？一覧でご紹介。 ≪ネットゲーム≫ ・「ファンタシースター オンライン」：セガ／ＤＣ／6800円／発売中 ・「レインガルド」：カプコン／ＰＣ／4980円／オンラインサービス中 ・「ネットローグ（仮称）」：エニックス／ＰＣ／価格未定／2001年春 ・「ファイナルファンタジー11」：スクウェア／ＰＳ２／価格・発売日未定 ≪周辺機器≫ ・「モバイルアダプターＧＢ」：任天堂／ＧＢ用／3800円／2001年1月27日 ≪ゲームネット・カフェ≫ ・「ガイアックスカフェ」：京都：10月、日本初のゲームネットカフェ誕生 ・「Necca」：渋谷：高速回線を使ったネットゲーム＋ネット電話が利用可能 ・「知・好・楽」：名古屋：ナムコが始めたネットカフェ＋マンガ喫茶 ３）『21世紀型アミューズメントは「人」が主役』 「カラフルタウン岐阜」は新タイプの「オートモール」。トヨタ系列の車販売 店やシネコンがあり、従来のモールに飽きた人も楽しめる。モールやテーマパ ークが成功するか否かはリピーターを生めるかによる。東京ディズニーランド も適宜新アトラクションを建設、リピーター集めに努める。しかし大規模投資 が不可能なところは、人が主役のアトラクションで集客に励む。代表格がナム コ・ナンジャタウン。現在は園内を巡りながら鳥を育成する「幸せの青い鳥」 が好評。このアトラクションの人気は、同伴した人とコミュニケーションがと れること。今ブームの卓球も、手軽にコミュニケーションがとれると人気。地 味なアトラクションが注目を集める日本だが、イギリスでは派手な乗り物によ る観光ツアー「フロッグ・ツアーズ」が人気だ。水陸両用バスで、陸と水上か ら風景を楽しめる。小粒であっても個性的で魅力的なアトラクションが、小規 模テーマパークから今後も登場することを期待したい。 ４）『ゲームが映画に追いついた！？』 スターウォーズやジュラシックパークなど、ヒット映画の世界観をゲームにす ることは今までもたくさんあったが、最近ではゲームのクオリティが上がり、 世界観が確立されてきたため、ゲームを映画化することが増えてきている。ま ずは１月27日から東宝系でロードショーされるのが、奥菜恵主演の『弟切草』。 サウンドノベルという新ジャンルを確立したホラー・アドベンチャーゲームが 原作となっている。また、映画的なＣＧ作りをしているＤＣの『シェンムー』 は、その名も『シェンムー THE MOVIE』として映画化。１月の後半から特別上 映会が始まる。他にも、バイオハザードも『BIOHAZARD 4D-EXECUTER』として 映画化しており、今後はハリウッド版の映画化話もある。そして大トリには全 編ＣＧムービーが話題の『ファイナルファンタジー ザ・ムービー』が、2001 年公開を控えている。ゲームが映画を超える日は着実に近づいているのだ。 ５）『トレカ人気じわじわと』 かつてはマニアの間で盛り上がっていたトレーディング・カード（通称「トレ カ」）も、「ポケモン」や「遊戯王」といった子供向け商品の大ヒットにより すっかりメジャー化した。今では限定CDやDVDのプレミアムとして使われたり、 雑誌の付録等にもなっているので、目にする機会も増えてきた。トレカは買っ て集めるだけでなく、友達と交換や対戦することに新たな楽しみがある。大阪 の電気店街には日本最大級のトレカ対戦場「カードカルト」がオープンしたり、 トレカイベントも各地で行われたりして、トレカブームに拍車がかかっている。 また、ブームに乗ってか、トレカ専門誌も人気。アイドルトレカの『Girls!』 は写真集感覚で楽しめるし、『BOMBカード KISS 中島礼香』にはキスマーク 付きの当たりカードも入っているという。トレカビジネスは今後も発展しそう。 ６）『流行と30代女性の本音が知りたければこれを見よ』 米国で社会現象を巻き起こしたドラマ『SEX＆THE CITY』の日本上陸の噂をお 伝えした半年前のトレキャの記事を覚えてるかな？噂通り、12月８日よりWOWOW にて放映がスタート。「こりゃ、『アリー・マイ・ラブ』よりはまりそう！」 と、早くも三十路シングル女性の間で話題沸騰。仕事と恋（SEX）に夢中のＮＹ 独身女性４人のライフスタイルを描いた本作、実は世界的な流行を次々生み出 したことでも有名だ。パシュミナストール、コサージュなど、例をあげたらキ リがない。最大のブレイクものは、この番組のヒットで一躍トレンドセッター に浮上したサラ・J・パーカーだが、彼女が番組でつけていた花のブローチは只 今全米で大流行。実在するトレンド・スポットも巧みに盛り込み、これを見た ら情報誌は必要ないとまで言われるほどだ。でも最大の見所は、何と言っても、 タイトルに象徴されている通りあからさまな性に関する本音トークなんだよね。 ７）『パラパラ卒業、トランス入門』 パラパラをみんなで、というブームはすでにもう落ち着き、次なるムーブメン トは、フリなしで自分の踊りたいように！がモットーの「トランス」。うまく 踊るなんて気持ちは毛頭なく、いかに音楽にノルかが大事。でも、このトラン ス、音的にはダンスというよりも、耳にうるさいくらいのライブに近い。しか も音楽で陶酔・恍惚（＝TRANS）感が味わえるのが特徴。音楽との一体感が独特 のトリップを生み出すらしい。これはかなりディープにハマりそう。そもそも イギリスが始まりで、その後インドにあるヒッピーの聖地で行われていた野外 パーティーでプレイされていたものが、99年に世界的にヒット。クラブサウン ドとして人気が高いが、専門レーベル「TRANS MISSION」もできたことだし、ト ランス初心者はＣＤからでもＯＫ。でもトランス中毒者（？）ならやっぱり、 野外イベントに行かずしてトランス語るべからず。野外イベント「アルカディ ア」は３日連続トランスオンー、これならトリップ確実。しかも健康的！？ ７）『初心者でも楽しめる!?新ゲーム』 最近元気のないゲーム市場。そんな市場に喝入れすべく女性や初心者に向け、 操作が簡単で楽しいゲームが続々登場している。それではここでご紹介〜！！ ○L.O.L -LACK OF LOVE-（PS：6800円）坂本龍一監修。やることは生きること。 ○エルドラドゲート（DC：2800円）１巻で３話収録。どこからでも始められる。 ○オレが監督だ！激闘ペナントレース（PS2：6800円）監督になり試合を動かす。 ○アンジェリークトロワ（PS2：7800円）女性用の恋愛シミュレーション。 アンジェリークは、ゲームの男性キャラクターをあしらったジュエリー６点も 12/26に発売する。また、服飾品や文具等の関連商品も販売の予定だとか。ゲー ムやかっこいいキャラに没頭する女性が増えたら、男性陣はピンチかも？ ８） 『正月映画から浮かび上がるオヤジ復権』 今年の正月映画は父親にスポットを当てた作品が目立つ。亡き父親と息子が無 線で交信する『オーロラの彼方へ』をはじめ、クローンをテーマにした『シッ クス・デイ』では自分のクローンを目撃した父親が自分の存在と家族を守るた めに戦い、キューバ危機の舞台裏を描いた『13デイズ』では仕事人間の大統領 補佐官が核戦争の危機にさらされ家族との絆を深めていく。等身大の父親を描 いたのが『ヤンヤン 夏の思い出』。中年の悲哀をにじませたお父さんは日本 のお父さんにも支持されそう。どうやら若者の観客の伸びが頭打ちになった映 画界が中年男性を取り込もうとの動きがあるようだ。日本でもテレビドラマ 『オヤジぃ。』が中年男性の本音を代弁して好視聴率を上げ、需要が伺える。 娘の恋人に意地悪するお父さんの『ミート・ザ・ペアレンツ』はこの秋、全米 で４週連続一位になり、WOWOWは家庭不和を抱えた悩めるマフィアのボス『ザ・ ソプラノズ 哀愁のマフィア』を放送中。まだまだ続きそうなこの現象、父親 不在の時代に虚構の中に理想の父親を求める現われだろうか？ ８）『雑誌創刊ラッシュ』 低迷の続く雑誌界。しかし、ここに来て新雑誌の創刊ラッシュが起きている。 今年の創刊点数は４年ぶりに200点を超えた。このラッシュは来年も続く様子 で、中でも目立つのが中高年を狙ったもの。主婦の友社では50歳以上を対象 とした月刊情報誌『ゆうゆう』を2000年６月に創刊。３月には講談社が40代〜 50代の団塊の世代を対象とした生活情報誌『Obra』を、主婦と生活社は２月 に『Mrs.Living』を、扶桑社は３月に中高年を狙った女性ファッション誌 『エラン』を創刊予定。また主婦の友社では昨年は臨時増刊号として２度出 版した地方都市のOLをターゲットにしたカジュアルファッション誌『mina』 を３月から毎月２回発行する。女性誌人気の裏で、既存のタウン情報誌、ゲー ム誌、コミック誌、男性情報誌の販売は大きく落ち込んでいる。高級ブラン ド品を売り物にする女性誌、パソコン誌も不振。書店の棚割り確保のため、 今後も読者のニーズに合わせた創刊ラッシュが続きそうだ。 ８）『エッグ型チョコレートのその後』 今年の４月にトレキャでもご紹介した、フルタ製菓の「チョコエッグ」シリー ズだが、これが火付け役となってオマケ付きのお菓子が、大人の間でも密かな ブームとしてロング・ヒットが続いている。その人気にあやかろうと、たくさ んのメーカーが参入し、さまざまなオマケ付きお菓子が登場している。現在店 頭に並んでいる卵型チョコのオマケは、「チョコエッグ」が“日本の動物コレ クション第４弾”、「キンダーサプライズ」はオリジナルキャラの2001年バー ジョン、世界的に有名な「ヤウイ」は50種類の恐竜の“失われた王国シリーズ”。 また、エッグ３個で１パックのピングーフィギュア入りエッグ型チョコもあり、 どのシリーズも大人の収集本能を刺激してやまない。「大人買い」と呼ばれる 一括大量購入も当たり前のようだが、幼少期を思い出しながら地道に１箱１箱 集める事に、浪漫を感じてしまうのは私だけだろうか。 |
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