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１）『「エビキャッチャー」のエビは景品？ペット？』 今、巷ではＵＦＯキャッチャー型のクレーンゲーム機「サブマリンキャッチャ ー」（通称「エビキャッチャー」）が話題となっている。そのゲーム機は筐体 自体が巨大な水槽になっていて、その中に入っている生きたロブスターをつか むという仰天モノ。見た目にも目立つため人気は上々なのだが、問題がひとつ。 「生きた動物をもてあそんでいる」として動物保護団体から抗議を受けている。 製造元は「ロブスターは食材だし、釣り堀や金魚すくいと同じ考え。」と平行 線。設置店では社会問題化を恐れ、同機の撤去を始めた店舗も出てきている。 動物問題といえば先日も、犬やネコ、キツネ、アルマジロ等をプレゼントする というゲームソフト会社の企画でも「捨てられる動物が増える」と動物愛護団 体が抗議。松坂牛のプレゼントならＯＫなのね。 ２）『日VS亜、エンタメ交流ヒートアップ』 先日のkinkikids台湾公演では、30人も失神者が続出！今アジアのエンターテイ メント界では空前の日本ブームだ。日本で韓国映画『シュリ』がブレイク中なら、 韓国では『鉄道屋』や『ラブレター』など日本映画が大人気。音楽でも日韓合同 ロックユニットのY2Kが１stアルバムでいきなり70万枚！韓国空前のヒットを記録 したY2Kのメンバーでもある日本人兄弟が、DOGGY BAGというユニット名で今度は 日本に逆輸入。Ｗカップ共同開催で日韓の垣根が低くなる中、TV界でも、日韓対 等関係で共同制作する初のドラマ（深田恭子主演）が2002年春に放映される。元 祖「ジャパンウォッチャー」の香港では、ラジオ局でJポップを流す番組が大人気。 日本情報を専門に取材する記者達も大活躍だ。日本の若者文化は世界の文化の集 大成だってサ（笑）。アジアのジャパンウォッチャー達が新しい流行のリーダー となり、それがまた日本文化を活性化するのなら、そりゃ結構な話じゃないか。 ３）『ペットロボット続々登場』 なんだか恥ずかしいくらいに（笑）次々と発表される「ペットロボット」。 今回は一覧でご紹介しましょう。 ※商品名（メーカー）：ひとことコメント ・ギズモファービー（タカラ）：映画「グレムリン」のギズモ型ファービー ・ロボパル（タカラ）：火災やガス漏れを関知し電話をくれる警備ロボット ・ジャレット（タカラ）：センサーを内蔵し、棒でじゃれるネコ型ロボット ・たま（オムロン）：話しかけたり、なでると感情を表現するネコ型ロボット ・むー（ATR）：相手の顔を見て自走し、大阪弁も話せる学習型ロボット ・クマッチーノ（トミー）：香りのするほ乳瓶でミルクをあげるクマ型人形 ・メガバイト（ユープラス）：来客を吠えて知らせてくれる番犬ロボット 値段も用途もそれぞれ、どれを買うのかを決めるロボットも登場するか?! ４）『敏腕プロデューサーつんく、マルチに快進撃！』 『恋のダンスサイト』がいきなり100万枚！という快挙をなしたモーニング娘。 彼女達をはじめとする“つんくファミリー”16名をシャッフルして結成した 「黄色５」「青色７」「あか組４」の３ユニットによる新曲が3/8に発売される。 さらに女子プロレスラー４人組「キッスの世界」も立ち上げて、第２のビュー ティペアを狙う、今をときめく敏腕プロデューサーつんく。ベストセラーの自 著『LOVE論』（新潮社）では、コンプレックスを逆手にとったプロデュース戦 略を展開。その手腕が今後は映画界でも発揮されることになりそうだ。３月に 公開予定の映画『GO−CON』は、彼の映画初プロデュース作。制作費1000万円で、 フジ系「つんくタウン」の番組内で企画されたもの。これを皮切りに以降も映 画プロデュースに携わる模様だ。音楽、出版同様に、映画でもスマッシュヒット を生み出せるか、つんくマジックに今後も注目！ ５）『出版界の対極的２大ブーム』 ・『世界的ブレイク！「ハリポタ」』 『葉っぱのフレディ』などの癒し系絵本ブームの延長上に新たなファンタジー 話題作J・K・ローリングの『ハリー・ポッターと賢者の石』（静山社）が登場。 魔法学校に入学した少年の成長を描いたシリーズもので、97年出版後、世界29 ヶ国で翻訳された。子供ばかりか大人までが夢中になり、１月中旬時点で約 1000万部という大ヒットぶり。日本でも発売わずか一月半ほどで30万部を突破。 2003年の第７巻で完結予定だが３巻までがリリース済、第４巻は予約だけでベ ストセラー（日本では第２巻が９月発売予定）状態だ。緻密に練られた構想と ディテール、スリリングな展開が読者を虜にし、2001年ハリウッドでの映画化 も決定（監督にスピルバーグ立候補の噂）。異世界を舞台にしており、RPGの感 覚で非日常を体験できる点で、女性のみならずゲーム世代にもウケているようだ。 ・『一方で、新書ブーム』 こうしたファンタジーがウケている一方で、実用的な新書にもブームが起きて いる。３社から新書が創刊された昨年に引き続き、今春新たに２社が創刊予定。 まさに新書創刊ラッシュ。「日本語練習帳」（岩波新書）、「パラサイト・シ ングルの時代」（ちくま新書）、そして、学校で教えてくれなかった身近な英 語がサラリーマンに大ウケの「これを英語で言えますか？」（講談社インター ナショナル、現在30万部突破）等、ヒット作が後を絶たない。おカタイ教養路 線から、生活者や女性も視野に入れた実用路線への変更、いま流行りの社会学 心理学系のテーマを揃えてきている辺りがヒットの要因？ ６）『対プレステ２！ドリキャスのリベンジ!?』 プレステ２発売を目前にしてドリームキャスト(DC)陣営 なってきた。まず、CATVネット対応のDCとソフト開発で、大手CATVと提携を発 表。その後、DCを利用して様々なデパートの商品がネット購入できるサービス 「どこでもデパート」を発表。さらに、DCを使ってテレビ電話が楽しめるデジ タルビデオカメラ「ドリームアイ（価格、発売日未定）」を発表。ゲーム画面 に本人の顔が入ったり、音声・動画付きメールとしても利用が可能。さらにも ひとつ、スイスの腕時計メーカー「スウォッチ」と提携を発表。DCとスウォッ チの腕時計間でインターネットの情報を非接触でやりとりが可能になる。 海外では絶好調のDCだが国内では今ひとつ。さらにプレステ２の登場でかなり 苦しいところ。果たして土壇場での大逆転はあるのか？？ ７）『ラテンの次はラップブーム』 元祖アイドル御三家のヒロミとヒデキが全米１位のラテン曲のカバーでヒット を飛ばす中、とうとう一人残ったゴローまでもラテン界の大御所、カルロス・ サンタナの大ヒット曲『SMOOTH』のカバー曲『愛がメラメラSMOOTH』（笑）を 4/5に発売決定。かように相変わらず歌謡界はラテン色だが、そこは常に一歩先 行くヒロミ・ゴー、「アッチッチの次はラップ！」とばかりに、新曲にはラップ を導入。MAXの新曲にも取り入れられているラップだが、秋葉原〜南浦和の電車 の社内放送をラップにしたSUPERBELL”ZのCD『MOTER MAN』も話題となり2/23に アルバムも発売。一方TV業界でも注目ラッパーが登場。深夜番組「アルテミッ シュないと」で人気急上昇中のラップ整骨師Dr.ムネがその人。文字どおりラッ プに合わせてツボを押す、世界でただひとりの歌う整骨師（笑）。ラッパーとし てLPもリリース、クラブで活躍しながら、渋谷の接骨指圧院で院長も務める 「ちゃんとした」整骨師。でも怪しすぎる…。 ７）『ローティーンアーティスト』 SPEEDの解散が目前に迫った今、ポストSPEEDを狙えとばかりに、ローティーン アーティストの注目ユニットが続々登場。筆頭は平均年令12.6歳実力派３人組 「EARTH」。日本TV系のクラブチャート番組で初登場６位を記録。デビュー前に ベスト10内にランキングしたのは宇多田ヒカルさえ実現できなかった史上初の 快挙とか。年齢を感じさせない天才的な実力派。続くは、応募者全国12万人と いう史上最大規模のオーディションから選ばれたスーパーユニット「dream」、 平均年齢14.6歳。こちらはすでにエイベックスの全面的バックアップを元にデビ ュー済み、大型タイアップで２nd、３rdシングルも続けてリリース。一方、地 方発信型で人気を呼んでいるのが、昨年末にデビューした北海道の５人組女子中 学生バンド「ホワイトベリー」。こちらもＣＭ、人気番組のタイアップで人気は 全国に拡大中。等身大の歌詞が同世代のハートをつかんだようだ。 ８）『卓球ブーム』 冬といえば温泉、温泉といえば卓球？だけど、今なぜか卓球がブーム。渋谷の 卓球場は1台30分600円からという安さも手伝って、夜になると順番待ちの行列 ができるほどで場所柄コギャルも集まって来る。主婦だって負けてはいない。 街の卓球サークルにはいきいきとした主婦が集まる。普通より一回り大きくな ったラージボールが登場し空気の抵抗が多くなった分、球が遅くなって子供か ら年配まで簡単にラリーを長く楽しめるようになったのも人気の要因の一つ。 ゲームセンターにも、打ち込まれるボールを相手コートに打ち返すという卓球 ゲーム『カットマン』が人気。さて、この卓球ブームに火をつけたのは何と いってもあのビールのＣＭ。卓球に真剣に打ち込む２人の男の姿をみるとなん とも卓球をしたい気分になる。やってみたら意外と面白い卓球、マイラケット を小脇に挟んで歩くのがファッションになる日も近いのか？ ９）『デジタル界から変わり種アイドル登場？』 CGアイドルNo.1といえば「テライユキ」。写真集発売、民放デビューと順調な人 気。このバーチャルアイドルの走りが「伊達杏子」。'96年ホリプロから鳴り物 入りでデビューしたが、人気とCG制作の費用が比例せず、あえなく引退(?)の危 機に。なんとそのダテキョーに「伊達薫」という妹がいた！現在はお仕事募集中 だとか(オイオイ!)。また、メール界のアイドル、ポストペットの「モモ」は６ 月にＣＤデビュー。（３兄弟なんだって！）はたしてその歌声は…？？そして海 外では37歳のトルコ人男性が大人気。普通のオジサンなのだが、彼のトボケたHP が口コミで広まり、今ではファンクラブが出来るほど。また、口コミといえば、 マツキヨだけで見られる広告テレビ「デジポップTV」に出演中のOLチヨコさんが カワイイと話題に。「デジポップギャル」目当てで、男のお客さんも増加中か？ 10）『アナウンサー人気はここでも！』 最近の結婚がらみのニュースはみーんなアナウンサー。今ではタレント並の人 気があるとか。そんな人気者がデジタルの世界にも登場。日本テレビはセガの CG技術により、キャラクターチックなバーチャルアナウンサー「西館8F!日テ レばーちゃる女子アナ部」をデビューさせた。３人のバーチャルアナは今後、 レギュラー番組を持ったり、インターネット上やゲームに登場したりと、かな り忙しい日々を送ることになりそうだ。また実在の日テレ女子アナもi-mode の新コンテンツ「i-日テレ」で、アナ日記を綴り話題に。初日からなんと75万 件のアクセスと大人気。そして英国でもバーチャルアナウンサー「アナノバ」 が４月末にデビュー予定。こちらは日本のキャラクターっぽさとは正反対で、 理知的なイメージ。アナウンサー人気は全世界的なものなの？ 11）『復活！仮面ライダー』 日本の伝統のヒーローものといえば「ウルトラマン」と「仮面ライダー」。ウ ルトラマンは平成にティガ、ダイナ、ガイアと大復活を果たし、子供達だけで なく、そのパパ達も夢中にさせた。そして、待望の仮面ライダーも『仮面ライ ダークウガ』として約10年ぶりにテレビに復活した。今回はヒーローものでは 初のハイビジョン対応で、映画チックな画面、鮮明な映像になっており、さら にリアルな設定で大人の鑑賞に堪えうるものに仕上げられている。すでに発売 されている「ライダースナック」や新発売の変身ベルトもオヤジの心を少年に 返らせるアイテムになっていてパパがときめくのも必至。その反面、子供の母 親からは「ミステリアスな展開に子供が恐いと言っている」等の反対意見も出 ているようで、今後このテレビが原因で夫婦ゲンカが起こらなきゃいいケドね。 12）『全国ヒットメイキングエリア』 2000年の情報発信都市として注目されるスポットを一挙にご紹介。 ・コギャルの街から大人の街へと変身するデジタルシティ「渋谷」。 ・ユニバーサルスタジオ開業、５輪招致で国際都市化する「大阪」。 ・高島屋が初進出し、百貨店バトルに湧く「名古屋」。 ・アクアシティ、メデイアージュ等、アミューズメント施設で賑わう 「東京湾岸」。 ・ワールドカップ開催で大規模開発が急速進行中の「横浜＆浦和」。 ・夜の街から、ホテル・商業施設を含む一大文化都市へと化す「六本木」。 ・ホテル、遊園地など女性をターゲットにイメージアップする「水道橋」。 というわけで、今後単独ネタとしてピックアップされる可能性の高い話題の エリアだけに、引き続き要チェックって感じですか。 13）『ＳＬＡＭ』 今、日本ではラップがちょっとしたブームになっているが、全米の大都市では、 思い思いのスタイルで自作の詩を朗読し客の反応で優劣を競う新たなコトバの パフォーマンス「SLAM」に注目が集まっている。自らの信条や社会批判をリズ ムに乗せて語り、近年は歌詞の激化につれて暴力を助長しているとして風あた りが強まっているラップに対し、主張を一方的に押し付ける危険がないスラム に米国のエンタメ業界が、ラップに続く新ビジネスとして群がってるという。 現在、日本でも『ＳＬＡＭ』という映画が公開中だが、いわゆる路上詩人たち や、326や椎名林檎、Dragon-Ashなど詩や言葉にこだわりを持つアーティストが 日本でも人気だ。このように、コトバへの関心が高まっている日本でも「SLAM」 がブレイクするのは時間の問題かも。 13）『原宿ノースエンド（ネオ原宿）』 若者のファションスポット「裏原宿」に集まっていた若者たちの足が、本来人 通りの無かった、原宿の北のはずれ、住所でいうと神宮前２丁目、千駄ヶ谷２、 ３丁目辺りの「原宿ノースエンド」へと北上し始めた。原宿中心地と区別して 「ネオ原宿」とも呼ばれているこの地域、97年秋にサザビーが本社移転し、 その１階に「ICL」や「スターバックス」「キハチチャイナ」などの複合店舗が 登場してからインテリア系の店なども増え、ここ２年で若者向けのおしゃれ系 ショップエリアに変身した。97年秋のカジュアルファッション店「ノンセクト」 の出店をきっかけに、若者に人気の衣料、雑貨店が「裏」を避けてこちらに出店 するケースも増え、ストリート系の若者も流れた。車がなければ不便な場所だ が、逆に知る人ぞ知るお店も多く、大人のお忍びにもぴったり。世代を問わず オピニオンリーダーが集まる、要チェックエリアだ。 13）『カラオケが上手くなる秘薬？「ミスティックエナジー」』 飲むだけでカラオケが上手くなるというタブレットが歌手やカラオケマニアの 間で流行っているらしい。「１回３粒飲めば１時間後にはびっくりするほど 声が出る」という「ミスティックエナジー」（￥650・ソニア）。元々は米国 でスポーツ選手のために開発された健康補助食品だから、健康維持にもいいら しい。主成分であるマグネシウムとリンゴ酸を一緒に吸収すると、血行が促進 され、声帯細胞が活性化されて声が出やすくなるのでは？という見解だが、実 際の効果はいかほどか？使用前使用後でカラオケの得点が上った人は ５人中 ３人。２名はヘタになっていた（笑）。う〜ん、これって一種のプラシーボ現 象なんじゃないの？ 13）『ニア・レトロが新しい？』 世はまさにデジタル全盛の時代、なのになぜか秋葉原で注目のキーワードは 『レゲー』＝『レトロゲーム』。80年代初頭のちょっと古いゲームが人気で、 「メディアランド」にはパックマンやインベーダー、ギャラクシアンを求めて 連日200人のファンが訪れるという。また渋谷の若者のカリスマショップ「1/6 計画」はフィギュア専門店。子供の頃夢中になったヒーローがずらりと並び、 ここ1〜2年はマニアだけでなく一般の客にも人気とのこと。そんな中カメラ ファンの中でひそかな話題なのが安原製作所の全手動カメラ『安原一式』だ。 大手カメラメーカー勤務だった安原社長がどうしても作りたくて独立したとい うこのカメラ、レトロなデザインと5万5000円という手ごろな価格も手伝って 4000台を受注、2000台を販売した。21世紀も目前の今日、ちょっと古くて新し い『ニア・レトロ』には「なくしてしまった何か」がかくされているのは間違 いない。 |
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