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１）『ネオ・シネコン』 施設がきれいで作品を自在に選べる巨大シネコンが、横浜、名古屋、福岡など の大都市ウォーターフロント再開発に相次ぎ登場、映画ファンを増やしている。 中でも、お台場メディアージュは、都内最大の13スクリーン、カップル向けソ ファ、日本映画では初のデジタルプロジェクターの常設と話題を呼んだばかり。 シネコン事業で後発隊の東映は、そのメディアージュと同じデジタル対応のシ ネコンを全国展開すると宣言し競合各社に猛追する模様だ。８月をメドに運営 会社を設立、５年で100スクリーンの開業を目指すという。デジタル対応設備は、 以前トレキャでもレポートしたが、制作面と記録面と配信面の３つの工程で大 幅なコストダウンが可能になる。客の立場としては一早いデジタル向け超大作 の登場が待たれるところ（まずは次のスターウォーズか）。そんなわけで、 次世代型映画の本格的な体験もいよいよ目前。 ２）『スピルバーグの期待の新作は！？』 米国からスピルバーグ関係のネタが２つ届いたのでご紹介。ひとつは「ネット 映画」。スピルバーグ監督の「ドリームワークス」と「アポロ13」のロン・ハ ワード監督の「イマジン・エンタテインメント」が共同で設立した「pop.com.」 にハリウッド中の注目が集まっている。この２大ヒットメーカーが提供する新 サービスは短編映画やコメディが中心になるという（実際に２人の新作が登場 するかどうかは未定）。もうひとつのニュースは、スピルバーグが、米レゴ・ カンパニーと共同で、子供向けの映画撮影キットを開発したこと。レゴのジオ ラマとパソコンにつなげるムービーカメラ、子供でも映像編集ができるソフト がセットになっている。自宅でレゴ版特撮映画が作れるってコトなのだ。 で、結局のところ本業の映画監督の次回作は「レゴシックパーク」か？？ ３）『日・米・伊 〜美女たちの熾烈な戦い？〜』 日本代表の人気ドール「ジェニー」と「リカちゃん」と米代表の「バービー」 の戦いに、今年イタリア美人「ターニャ」が参戦してきた。７月までに計８種 類が発売されるのだが、中でも自動歩行の「スマートウォーキング」は「ター ニャ」自身が足を動かしてスムーズに歩く、画期的な人形。大人の女性もきっ と欲しくなるに違いない。イタリアからの輸入で、日本向けのアレンジは施し ていない為、鮮やかな色彩もそのまま。￥3000前後と少しお高い感も？一方、 強敵を前に、往年の人気者達が装いも新たに登場する！！なんと「ジェニー」 「バービー」「リカちゃん」の美白モデルと顔グロモデルの２種類が登場。さ らに、紫外線に当たると日焼けしちゃう「日焼けリカちゃん」なる物も。時代 の変化と共に人形達も様変わり。やっぱり、顔グロには厚底サンダル？？ ３）『パンダ、コパンダ、コゲパンダ！』 「たれぱんだ」や新潮文庫「ＹＯＮＤＡ？パンダ」と、パンダは人気キャラ。 今、気になるキャラクターもパンダなんです。フロムＡの「パンディちゃん」 は、パンダのかぶりものをした？女の子。世田谷区在住で、何事にも白黒つけ たがる性格らしい。「パンディちゃん」もさることながら、ポストたれぱんだ として注目のキャラクターは「こげぱん」。「こげぱん」はパンダじゃなくっ て、その名のとおり、焦げたパンの擬人化キャラなのだ。、すこし焼かれ過ぎ ちゃってこんがり真っ黒なのがポイント。「どうせ捨てるんでしょ？」と、常 に後ろ向きな発言が多くて、体育座りしてすねてるのがたまらなくかわいい。 母性本能を強烈にくすぐる「こげぱん」は大ブレイクの予感？！きっと、たれ ぱんだに続く人気者になるに違いない。パンダの次はパン？だ！（爆） ４）『邦＆洋映画界に見る夏のトレンドは？』 大作・話題作が集中する夏の映画の今年のラインナップを見てみると、洋・邦 それぞれにある傾向が見受けられる。まず、洋画は実話ものが圧倒的に多し。 『インサイダー』『エリン・ブロコビッチ』『ザ・ハリケーン』など、６月〜 秋以降の公開作のうち、なんと14本が実話ものだ。背景にはハリウッドの観客 層の大人化がある。現実離れした陳腐なフィクションに満足できなくなった 大人たちには、より重みと説得力のあるストーリーが求められる。一方の日本 はというと、実話を娯楽作に仕立てる力量のある脚本家が少ないこともあり、 大人よりも若者向け「アイドル映画」が話題の中心だ。注目は『死者の学園祭』 と『仮面学園』。共に学園サスペンスで、主演はそれぞれ深田恭子と藤原竜也 （角川書店のエレベータに貼ってある二人のポスターほしいよ〜！）。多角的 宣伝＆商品戦略が得意な角川書店とホリプロのプロジェクトとあり、ビデオ、 書籍など関連収入への期待も高い。日本のアイドルブームに湧くアジア市場も 無視できない存在だ。 ５）『オリジナル性にビックリ価格。個性派ブック続々登場』 絶版本を１冊からデジタル印刷・製本する「オンデマンド出版」については、 すでにトレキャでもレポート済み。この技術を使って自分だけのオリジナル占 い本の制作・販売を始めたのが、デジタル出版・販売を手掛けるブッキング。 希望者はHP上で生年月日、出生時間、出身地などのデータを入力、それを元に タロット占い師が毎日の運勢を占う。B6版140Ｐのシステム手帳の形態にして、 約３週間後に宅配便でお届け。革製カバー付で4800円。コレ、やるならサ、姓 名判断、血液型、陰陽道、さらにちょっとした心理テストなども含む多彩なデ ータを分析した、究極の「あなただけ」を追究してくれなくっちゃ〜。一方で、 究極の価格が話題を呼んでいるのが100円ショップに登場した「100円辞書」。 国語から英会話辞書、冠婚辞典に葬祭辞典まで揃ったダイソーミニミニ辞書シ リーズは携帯に便利と大ウケとか。 ５）『音ゲーの次は「歌ゲー」？？』 一世を風靡した「ビートマニア」や「ダンスダンスレボリューション」などの 「音ゲー」のブームも一段落したが、次なる波「歌ゲー」のブームがやって来 る！？アーケードでマイクスタンド付きの筐体が話題になった「ドリームオー ディション」がパワーアップしてプレステ２に登場。プレイ方法はマイクに向 かって歌うだけなのだが、途中でスピードやキーが変わるなどのイジワルがあ り、メゲずに最後まで上手に歌うとステージクリア。ＰＳ２用は名曲、新曲入 り混じって全100曲が用意されている。ゲーセンで恥ずかしかった方もどうぞ。 また、タカラからは「e-kara」、トミーからはASAYANとタイアップした「ASAYAN ボーカルオーディションマイク リスミー」という家庭用カラオケ玩具が発売 される。「モー娘」になるために、遊びながら歌いましょ。ハイッ、ハイッ！！ ５）『子供より大人が夢中になるおもちゃ』 子供の頃に欲しくても買えなかったおもちゃって、大人になってからついつい 集めてしまうなんてことがよくある。ラジコンも昔は高くて手が届かなかった おもちゃのひとつ。でもタイヨーの缶入りラジコン『ラジ・カン』は１台たっ たの3980円という安さで大ウケ。蓋の部分がリモコンになって操作も簡単。ま たエポックから７月に発売される『インドアレーサーRC1/43』は43分の１のス ケールの新機種。こちらも9800円と、高価な印象のラジコンでは手ごろな値段 だし、この大きさだったら手軽に遊びたいというマニア以外の人にも人気が出 るのは間違いなし。一方、精巧な作りの模型も人気で、日本の鉄道史に輝く通 称デゴイチの1/45模型は９万8000円という価格にもかかわらず限定1000台の予 定が人気のあまり500台追加生産される程。ハマるとなかなか抜けだせないのが 大人の趣味の世界、どんどん投資しちゃうのが悩みの種だよね。 ６）『次の主役に踊り出る音楽界の新ジャンルは？』 宇多田ヒカル、倉木麻衣、浜崎あゆみと、女性ボーカル全盛の音楽シーンに突 如殴り込みをかけてきた平井堅。超大型新人登場か？と思いきやデビュー５年 目にしての大ヒット。彼の登場で男性Ｒ＆Ｂ人気が急浮上、LUV＆SOUL、F.H.O、 SkoopOnSomedayなどの男性ユニットが今後攻勢をかけてくる可能性大。また Ｒ＆Ｂやダンスミュージックをベースにしている、EARTH、dream、FOLDER５等 のガールズ・ユニットの存在も要注目だ。一方、カラオケや音楽番組とは無縁 のところでヒットを繰り出してるのがクラシック系のスター。アルバム出せば 10万枚！の、ギタリスト村治佳織、昨年デビューアルバムが35万枚を記録した フジ子・ヘミング、これまでのCD総売り上げは50万枚を超えオリコンチャート でも中堅ロックバンドと肩を並べる人気の雅楽師・東儀秀樹。さて、次に台頭 する本命ジャンルはどれだ？ ７）『次はローラースニーカー！最新のタウンギア』 キックボードは、もう古い？次にブレイクしそうなのが、ローラースニーカー 「ストリートウェーブ」だ。スニーカーの靴底（ソール）からタイヤ（ウィー ル）を取り出せば、まさしく滑るように走れる。通常のローラースケートより も安定感があるので、誰でも簡単に滑走可能！ウィールは靴に内蔵されていて、 ワンタッチで手軽だし、重さも気にならない。お値段は￥17800で、カラー バリエーションは黒地に赤か白の２種（サイズは23〜28cmあり）。スニーカー として、毎日使えるからそれほど高くはない。となると、ブレイクは必至だ。 まだまだ靴の種類は少ないが、ブレイクすればモデルやカラーのバリエーショ ンも増えるだろう。厚底ブーツタイプのローラースニーカーとかできたら？！ センター街をヤマンバ達が駆け抜けていく姿を想像すると・・・恐いっ。 ７）『アーティスト発掘もユーザー主導へ』 ソニーミュージックと大塚製薬が、リスナーの投票で次世代の有望アーティス トを決定する公開コンペ「ポカリスエット・ミュージックリーグ2000」を開始。 エントリーアーティストはあくまでデビュー後のプロ。エントリー曲はＨＰや i-mode、そしてTSUTAYA店頭の専用試聴器で聴くことができる。投票はＨＰ、 i-mode他、FAXとハガキでも受け付ける。投票期間は9／27まで。こうして最終 的に選ばれた10組のアーティストは、10月から半年間、ポカリスエットのCMと タイアップされ、年末開催予定のファイナルライブに出演できる。若者の本当 の音楽嗜好をつかみきれなくなっている今、このリスナー主導型の新人発掘シ ステムが、予想外の大ヒットを生み出す鉱脈となり得るか？要注目だ。 ７）『今注目の音楽発信地は、渋谷よりも下北沢』 外資系レコード店からムーブメントを起した“渋谷系音楽”に負けじと、“シ モキタ系”と呼ばれる新たな個性派バンドが次々とヒットチャートに登場して いる。今や音楽の発信地として一番ホットなのが下北沢というわけだ。80年代 の演劇ブームで小劇場をたくさん擁するこの街は、元々商業主義に頼らない精 神に溢れていた。90年に入るとシェルター、クラブキューなどのライブハウス も登場し、ミッシェル・ガン・エレファントを筆頭に、インディーズ系新旗手 のハイ・スタンダード、ガレージ系バンドのギターウルフ、ヒップホップ系の スケボーキングなどのユニークなアーティストを続々輩出。また、良心価格の 飲食店や、おしゃれな古着屋＆雑貨店が軒を並べる生活環境は、ガングロギャ ルが闊歩する渋谷とは一線を画した若者本意のカルチャーがあり、今後も目が 離せない注目エリアだ。 |
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