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１）『21世紀の新メイク！合言葉は“ドーリー”』 今やあゆと並びギャルの教祖となった安西ひろこ。彼女がプロデュースしたメ イクセット「ハッピーガーリー」（12月初旬販売）のヒットから火がついたの が“ドーリー（人形顔）”。つまり、バービー人形をお手本にした、まるでお 人形みたいな顔のことだ。マスカラやアイラインに飽きたギャル達が、このポッ プでゴージャスな“ドーリー”メイクに飛びついたというわけ。マスカラの質 感を軽くしつつ、目元を強い印象に仕上げるというのが基本で、キラリと輝く 星型などのアイジュエリー「まぶたシール」や目元専用の「アイグロス」など、 遊び心を満足させてくれるアイテムが登場。また「ドーリーであるならやつれ ては×」なんて鉄則（？）をお持ちの方には落ちづらいと評判（なんと手術用 のマーカーを使用！）の「ミュウ眉毛タトゥーセット」もオススメ。目元が完 成したら、リップはラインを引かずパーリーにキメるのがポイント。更に完全 な“ドーリー”を目指すなら髪の色もハニーミルクでキメてみて！ ２）『新世紀春夏はパワフルでセクシー』 振り返れば20世紀のモードは、あらゆるものからの解放がテーマだった。プレ タポルテが階級や富への反抗から生まれて以来、ファッションは社会と密接に 関わり進化を遂げてきた。だから2001年の春夏コレクションは新世紀へ期待す る熱い想いがあった。そんな中でミラノやパリコレがこぞってテーマにしたの は80年代。でもただのリバイバルではない。80年代の定番カシュクールや太ベ ルトをリメイクしたり、フェミニンなフレアースカートにはタイトなトップを 合わせたり。また、ボディコンシャスなラインも、シルクジャージーやシフォ ンやサテンなどの柔らかい素材使いが多い。女を武器にしていた80年代と違い、 デビュー当時のマドンナをイメージさせる元気で媚びないセクシースタイルが 確立していた。ワンショルダーや深いＶネックなど大胆なデザインのトップス にも新時代の女性像への意気込みを感じる。他に、肩章やパッチポケットなど サファリアイテムやボーダーとストライプのカジュアルもキーアイテムの予感。 ３）『秘密兵器を使って究極ボディを手に入れろ！』 輝かしい春を迎えるために寒い季節の脂肪対策は大切です。それではその秘密 兵器を。「KIREI ni naritai」（丸石自転車、４万8800円）は常にペダルに２ kgの負荷がかかる自転車、そして「スピニング」は米国発のバイク・エクササ イズで消費エネルギーはエアロビの２倍！両方ともこぐだけで体脂肪を燃やせ ます。乗馬療法を利用した椅子「ジョーバ」（松下電工、27万5000円）は太も もやお腹の引き締めに効きます。また、仏製の低周波を利用したダイエットマ シン「ボディ・カービング」は部分やせにもってこい。さらに、水とオイルの パッドを使ったPJのブラや、女性ホルモン調整ジェル「ソード セノ」(ケイ・ アイ・オー、3600円)でハリのある胸を作るのもオススメです。今後要チェッ クなのは自分で体型の調整や体調の管理ができるようになるエクササイズ「ボ ディ・メーク」。運動と同時にメンタルケアもでき心身ともにキレイになれる。 この分野は他力本願、もとい秘密兵器に頼るもの大アリですよね（笑） ４）『浜崎あゆみモード、恐るべし！』 20世紀の終わりにあらためて「浜崎あゆみ」というトレンドを検証してみよう。 彼女が身に付けただけでヒットしたアイテムは、髪飾りコサージュ、ロゴペン ダント、ロックＴ、赤のタータンチェック、豹柄アイテム、ネイルアート、ク レージュのビンテージワンピ、チューリップハット、ファーレッグウォーマー ete…。全部わかったらあゆ通。しかし単に流行を取り入れただけではなく、 コーディネイトテクの斬新さが感動的だった。例えば全身黒で統一したクロム ハーツは、レザーブーツの上にシルバーネックレスをアンクレットの代わりに 巻いて絶妙のバランス。豹柄＋ミルクティー色ヘアの巻き毛は、ゴージャス＆ ワイルドで絶賛の嵐とか。これはツーカー（携帯）の広告ビジュアルで話題に なったからご存知の人も多いことだろう。登場する広告商品はすべてメガヒッ ト、おまけにあゆが白肌だからってガングロが減少する社会現象まで起きた。 最近は、黄色のサングラスが話題の的。21世紀も“あゆモード”に期待だ。 ５）『21世紀コスメは科学？“アンチエイジング美容”に期待』 女性であれば誰だって、常に美しく若々しくありたいと願うはず。そんな欲望 を満たすかのように、近年では“老化対策”に的を絞ったコスメが登場。３種 類のレチノールを使用する美容液「イシマビューティシム」(６万円)、限られ た原料をバイオ発酵させてつくったクリーム「ドゥ・ラメールモイスチャライ ジングクリーム」(30ml、1万5000円）など高価格だが贅を尽くしたコスメが話 題を呼んだ。しかしこれだけで驚くなかれ。資生堂では、生命活動のたんぱく 質でもある“酵素”の活性を正常化させるための研究を行っている。この仕組 みが解明されれば、細胞の活性化につながり、老化を防ぐことも可能になるの だ。また海外の研究者達も、髪の色や肌の色を変える“メラニンのメカニズム” を解明したと発表。もはやコスメは細胞レベルから変わるものになりつつある。 あと10年もたてば「皺や白髪に悩む」なんて昔話になるのかもしれない。 ６）『ファッションの見せどころ―東vs.西』 この冬の東西の代表スタイルを確認しましょう。東はゴールドのコサージュを ジャケットの襟につけ、茶形の服に合わせブーツはベージュでヴィトン・モノ グラムのバッグを持つ。一方、西はシャネルのカメリアをワンピの胸元につけ、 タイツは控えめロゴのセリーヌで決め、黒のブーツを上品に履きこなしてシャ ネルのバッグを南女持ち（お嬢様が集う甲南女子大から生まれたちょこんと小 脇にかかえる持ち方）。ともに羽織るパシュミナはピンクが主流になってます。 簡単にまとめると、東はさりげなく流行アイテムを取り入れ、シンプルでカジュ アルな服が基本、西は女の子っぽさを忘れることなくベーシックさにゴージャ ス感をプラスが基本になっている模様。また、もう少し年齢を下げたところで 流行っているのがヒップバックで、人気は東よりも西の方が大きい。これなら 歩いていても邪魔にならないし、男の子みたいに手ぶらで歩きたいという気持 ちも叶えてくれる。携帯を取り出すしぐさが見返り美人になれるとの噂も！？ ７）『パールがあれば、即ゴージャス！』 パールのアクセサリーというと冠婚葬祭の時にしかつけない、そういう人が多 いのでは？でも今は、パールをデイリー小物として使うのが定番になりつつあ るんです。これもひとえにコンサバブームの影響でしょう。何と意外や意外、 パールはレザーやニットもひきたててくれ、カジュアルな装いをあっという間 にゴージャスにしてくれます。上品なパールホワイトの輝きは清楚、かつエレ ガントな華やかさを作り出してくれて、周りの目線をぎゅっと集める効果も。 だから１点つけるだけでも洋服のグレードがＵＰしちゃうのです。渋谷の「ベ ルデモンテ」では（驚くことなかれ）1000円台からパールアクセが購入可能。 今の時代は質の良いものをリーズナブルに手に入れることが鉄則！いやぁ、嬉 しい時代です。ホワイト・パールをつけこなせるようになったら、少し大人な ブラック・パールで渋くシックな輝きを自在に操ってみませんか？ ８）『時代はスリムからオデブへ？80年代の新しい波』 夏に大ブレイクしたチビＴ。“細く、スタイルよく見える”という理由から最 近ではこのチビＴを通り越し、ギャルは「小学生以下の子供服」に夢中なのだ とか。「着たいけど、お肉がはみでちゃってもう無理！」なんて絶望感を感じ てる人！ちょっと待って。そんな悩みを解決してくれそうな波が今、押し寄せ てきてるのだ。ズバリそれは、2001年のファッションのテーマでもある“80年 代回帰”。80年代は全てがビッグ＆ハード、そしてセクシーなファッションが 全盛期だった時代。今までモデル＝スリムという絶対的な図式があったけど今 回のショーではなんと“ＬＬサイズのモデル”も登場。つまりこれからは“豊 満な身体”をもっていなければ80年代のファッションを粋に着こなすことは不 可能なのだ！「痩せてるなんてカッコ悪〜い」そんな時代がすぐそこに？毎年 恐れていた正月太りも今年は無駄じゃないかもしれないな。 ９）『シック＆エレガントなコーデュロイに再注目！』 フェンディの人気バッグ“バゲット”にコーデュロイ・シリーズが加わってか ら、なんとなく気になり始めていたコーデュロイ。今までは「カジュアル」 「野暮ったい」等のイメージが強く、イマイチ存在感の薄かったコーデュロイ がここにきて再燃！今シーズンはパンツ、ジャケットと共にちょっぴりエレガ ントな着こなしが注目を集めているぞ。今までと違うコーデュロイのポイント は“うね”の部分。足長効果を狙うなら“細うね”のパンツ、ゴージャス感に こだわるのなら“太うね”のジャケット、と用途により、着こなしの幅が広がっ てきた。またリメイクジーンズの火付け役「PAUL&JOE」もコーデュロイパンツ を新しい顔に変えてくれた。今年のキーカラーでもあるゴールドを使ったバラ のアップリケを後ろのポケットの部分にあしらい、エレガントにリメーク！こ の冬は新しくなったコーデュロイアイテムでシックに決めてみたい。 10）『星に願いを。』 2000年の後半に入る頃からよく見かけるようになった星アイテムの数々、12月 に入ってからというもの至るところでお目にかかりました。洋服の星プリント、 色とりどりの星が描かれたブランケット、アクセサリーにも星モチーフのもの がたくさんあります。これらはクリスマスとミレニアム気分を盛り上げてくれ ましたね。また、星といってすぐに思い浮かぶ国はアメリカ！何て言ったって 国旗に50の星がちりばめられているから。もしかしたら今の星人気には長引い た大統領選での国旗アピール効果もあるのかも（笑）。アメリカの星条旗に匹 敵するのは、やはりイギリスのユニオンジャックです。こちらはパンキッシュ で前衛的なイメージを作るのにぴったり。そう言えば『チャーリーズ・エンジェ ル』にも星条旗アイテムが出ているんですよ。気がつきました？レトロブーム にのってやってきた大量の流れ星に、新世紀への想いを託してみませんか？ 11）『冬なのに意外！しかし、その影には・・・』 真冬でも“ノースリーブ”に“ミュール”と思わず「寒くないの？」なんて声 をかけたくなってしまう最近の若者ファッション。この冬は更に拍車をかける かのように“超ミニスカート”が渋谷のギャルに大ブレイク中だ。実はこれ、 数年前まで「ダサい」と嫌われていたババシャツ、毛糸のパンツ、腹巻などの “あったか物”という影のアイテムを、軽装化志向のギャル達が積極的に取り 入れたことが、露出ファッションのブレイクにつながった形だ。専門家によれ ば「要所要所を暖めていれば他は出しても大丈夫」なのだとか。また今までは 夏のイメージが強かった“カゴバッグ”も“あったか素材”により、ブレイク したアイテム。ニットやファーの組合わせで新鮮な印象に変わり「季節問わず カジュアルにもフェミニンにもキメることが可能」と大人気。オシャレにうる さいギャル達の“シーズンレス化”の影にはやっぱり“あったか物”という影 の主役が必要不可欠なのだ。 |
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