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１)『春のベストバイアイテム、ベストルック』 ・『最強トップス』 流行のネオコンサバ系ファッションには欠かせないアイテムとして各誌クラシ カルなシャツを紹介。カラフルな春ニットの記事も目立ったが、その中でも注 目なのが「ニットソー」。ハイゲージニットをカットソーの要領で仕上げたも ので、ニットの素材感に、カットソーのシェイプ感を合わせ持つ。カラーバ リエーションも豊富でボトムスとの相性も自在だ。また今年はＴシャツもマス トアイテム。ロゴブームから人気必至のロゴＴシャツや、襟ぐり、袖のカッテ ィングの美しさがピカイチのジューシークチュールのＴシャツ。今シーズン人 気が集中しそうな２アイテムだ。 ・『最強ボトムス』 今年はスカートもパンツも中途ハンパ丈がＩＮ！筆頭はひざ丈スカート。あの 渋谷の「エゴイスト」さえ、春物スカートはマイクロミニから膝丈にすでに移 行。素材ではデニムスカート、デザインではスカーフスカートやレース＆フリ ルつきなど、ヘムライン（裾）がピラピラしているものが来ている。柄では花、 水玉、ペイズリー、チェックなどのプリントスカートが買い。パンツは、すそ 幅が細くふくらはぎを隠す長さの「ふくらはぎパンツ」を要チェック。やはり 素材の注目株は断然デニム。 ・『コート』 今年の春コートは、なんといってもトレンチ。傾向としては、トレンチ（肩ボ タン）のディテールはそのままに、シルエットはスリムに、丈は短め、カラー は明るめが特徴。都内の百貨店では、早くも10代からＯＬまで幅広い層が買い 始め、春コート商戦のピークである３月を前に、２日間ほどで売り切った小売 店もあるという。そのトレンチに次いで要チェックなのが、マッキントッシュ コート。カラフルマッキントッシュは流行のデニムとの相性もグッド。 ・『デニムアイテム』 今シーズン世界のトップメゾンからの提案が目立ったデニム服。誰にでも取り 入れやすいことから即ブームに。もはや女性誌で取り上げてない雑誌はほとん どない。主流は女性的な装飾を加えたリメイクジーンズだが、老舗のリーバイ スでは和紙を折り込んだ通気性・保湿性に優れた新素材や、しゃがんだ時に生 地がつれずにフィット感がある立体裁断の新ジーンズを発表。単なるカジュア ルウエアからデニムをおしゃれ着として見直す動きが顕著。ユニークなアイデ アとチャーミングなデザインが今年のポイント。リメーク物、ストレッチ、 各種スカート、シャツ、カプリパンツなど、個性派デニムがずらりラインナッ プした。 ・『春ワンピ』 ワンピースにも70〜80年代復古ブームからくる２大トレンドが。ひとつは「奥 様は魔女」でおなじみのサマンサのファッションを取り入れた、上品でクラシ カルなサマンサ風ワンピ。もう一方は、シャイニーな素材に大胆なデザインで クール＆グラマラスにキメるスパイ風ワンピ。 ２)『２０００年春夏小物トレンド』 ・『バッグはペタンコビジュアル系、 靴は素材とヒールに注目』 この春のバッグは、どれも女らしく華奢な感じのペタンコなのがトレンド。 マチが少なく薄っぺらいのに、刺繍、ビーズ、スパンコール等のデコレーショ ンを施すことで、表面に凹凸感を出しているのが特徴。小振りだけれども存在 感のあるビジュアル系バッグがＩＮといわけだ。フェンデイの新作バゲットも このライン。逆に大ぶり系ではボストンタイプが来るらしい。 靴もカラフルカラーで、デニムや、パイソン（ヘビ）柄、光る素材などが主流。 注目のサンダル＆ミュールで気になるのは、ヒールのデザイン。台形のように 裾広がりをしているダックスフントヒールが今年の注目。ヒールの高低にかか わらず、安定した履き心地がポイントだ。カジュアルではペタンコ系トングサ ンダルと、足の指が見えるくらい甲浅ミュールやヌードサンダルが膝丈スカー トの生足をスラリと長く見せるとあって人気が出そう。また底がゴムの皮製ス ニーカーも登場し、シフォンなどの柔らかい素材との新鮮なコーディネートが 期待できるかも。 ・『かご・メッシュ・ストローアイテム』 今年も去年に引き続き、軽いメッシュ素材や藤製バッグなどストロー系の小 物が登場。今までのもとの比べて違うのは上質なラフィアが使われている点。 ・『サングラス＆セルフレームグラス』 70〜80年代復古のトレンドの中で、ティアドロップタイプのサングラスが復活。 ドラマ「ビューティフルライフ」の中でキムタクが愛用していることも人気に 拍車。またトレンドファッションを仕上げるアクセント小物としてカラフルカ ラーのセルフレームグラスも只今人気上昇中。 ・『ストール＆スカーフ』 この春、イチオシのストールはエルメスイエローストールとか。そして、スト ールといえばパシュミナだが、そのパシュミナの次に来るアイテムとして注目 されているのが、シフォン素材のプチスカーフ。スカーフはコレクションでも たくさん見られたチェックアイテム。 ３)『春のメイクトレンド〜やっぱりツヤ感〜』 春のコレクションメイクの特徴は、目元口元を強調したリッチなメイクが主流。 目のまわりをぐるりと囲んだラウンドメーク、さらに流行のマスカラメークで、 淡い彩りの目元を引き立てて。特に下まぶたメイクはブレイクしそう。ちなみ にマスカラ戦争は去年はカール力だったが、今年はボリューム戦争へ突入の模 様。国内でも2000年春夏の新色コスメが出揃ってオレンジやゴールドにグリー ンを効かせるハッピーカラーが各誌に溢れた。目元に輝き、唇にツヤ感がポイ ントだ。女性誌はこぞって、各メーカーのキャラクターポスターのメイクを再 現し、なんちゃってミポリン、なんちゃってアムロ、なんちゃって菜々子のオ ンパレード。ちなみに、最もなんちゃって完成度が高かったのが「With」。も う完全にパロディでした。アッパレ（笑） ４)『素材とディテール： 〜エアリーレイヤード＆クチュールテイスト〜』 春夏素材の最大トレンドは、いっぱい重ねても軽やかに見えるスーパーライ トエアリーな優しい素材。透ける素材を１枚プラスして重ねるエアリーレイヤ ードのスタイルや、ビーズの輝きを加えてニュアンスを変える重ね着が流行り そう。透ける服のための下着選びも大切な要因に。その他、カラーレザーも素 材的には要チェック。ディテールでは、レース、刺繍、フラワー、カラフルク ラフトなどの、クチュールテイストが今年風。 ５)『新世紀春トレンド（総合トレンド）』 各誌におどったこの春夏のトレンドキーワードは、「ネオクラシック」「ネオ コンサバ」「ニュートラ復活」「ニューグラマー」「ゴージャスシック」「ス ーパーフェミニン」「セクシースイート」「キレイ系の時代」などなど。要は、 全体的にHAPPYなイメージで、70〜80年代の上品なエレガンスへの回帰。さらに このキーワードを象徴する具体例が、ロゴ復活、フラワーモチーフ、エアリーブ ラウス、デニム、水玉、バゲット、カラフル、シャイニー、レザー、プランジ ネック、フリル、ししゅう、レース、スパンコール、スカーフ、サングラス、 などなど。 ６)『柄トレンド〜花から蛇まで〜』 ・『フラワー』 淡い色彩から、ビビッドで強いものまで、多彩なフラワーが登場。クラフト タッチのビーズ刺繍やコットンレース、ノスルジックな織柄やプリントなど 存在感ある花柄が勢揃い。 ・『チェック』 ベーシックなギンガムチェックからオリエンタルなマドラスチェックまで、 光る素材やフリルなどとのコンビで若々しく変身して登場。 ・『ドット』 ピンドットやポルカドットなどの水玉をカットワークで表現したりと、表情 豊かに。 ・『ロゴ（モノグラム）』 バルマンが火付け役になりブレイクし始めているのが、全面ブランドロゴの アイテム。この春夏は日本中にロゴをまとった女たちが蔓延か。 ・『パイソン』 バッグや靴などセクシーゴージャス系小物アイテムの中で、今年特に登場頻 度が高いのがパイソン（ベビ）柄。 ７)『ブランド復活』 「やっぱりウチラはブランドものにリターン！」（Cawaii）という言葉に象徴 されるように、女性誌でのブランド特集のボリュームが増してきた。老舗ブラ ンドとしては、プラダ、ヴィトン、グッチ、フェンディ、バーバリー、エルメス、 セリーヌ、シャネル、ディオール、バレンティノ、ミュウミュウ、Ｄ＆Ｇ、ミッ シェルクランの登場頻度が今月は高かった。一方、2000年のニューブランドとし てクローズアップされたのは、ヴェットモン、アンクシュールアッシュ、 ゲームヘッズコム。ロゴブーム復活との相乗効果でブランドへの関心はますます 高まりそう。 ８)『時計＆ジュエリー』 ４大セレブ時計（ブルガリ、カルティエ、ロレックス、エルメス）、春色ウォ ッチ＆春色リング、お宝時計、一生もの時計など、様々な切り口でジュエリー と時計を紹介している中で、特にユニークだったのが、「ダイエットジュエリ ー」。例えば、長めのＶラインで胸元を引き締めるコード＆タッセルネックレ ス、フェイスラインをほっそり見せる細身の楕円ピアス、らせんを描いてほっ そりきゃしゃな手首を演出する角型グッチの３９００など、いかに顔や手をほっ そり見せるかにポイントを置いたジュエリー選びが新鮮。 ９)『カラートレンド〜ピンク＆ブルー〜』 ピンク、ブルー、グリーン、パープルといった、明るい印象のカラーが続々と 登場する中で、特に目立ったのが「ピンク＆ブルー」の特集。ハッピー感あふ れるピンクは、今シーズンのイチオシカラーだが、ピンクとの相性もよく、ク ールな大人っぽさの演出にも一役買うブルーも人気。 10)『かしこまりスタイル＆セレモニースタイル』 入卒シーズンのお出かけや謝恩会などのイベントスーツや、新生活に伴なう デビュースタイルの特集が時期的に目立った。流行素材のデニム、レザーを取 り入れたものや、ウエスト高く見せるワンボタンなどのスーツに注目が。 それにしても「かしこまりスタイル」（笑）。今月のナイス・ネーミング！ 11)『やっぱりロング？ヘアトレンド』 セクシーがトレンドの今シーズンは、ヘアも女らしい「ヴィーナスロング」 （重量感のあるロングヘア）が来そう。特にウェービーヘアが復活してきた 感がある。中途半端なミディアムに終止符を打ち、おしゃれリーダーは次に 来るロングヘアを目指して伸ばしているとか。 12)『今月のセレブ 〜ビーズ服＆出産ラッシュ〜』 ファッションリーダーとして毎月各誌で恒例のように紹介されるセレブファッ ション。今月は「ただいまセレブに人気のビーズブランド」をピックアップ。 まずはケイト・モス御用達、パリで大ブレイク中の「ZAZ」のビーズフリンジ のジーンズ。お次はローリン・ヒルも顧客、NY「CATHARINE MARANDORINO」の ビーズワンピース、続いてキャメロンやジュリア・ロバーツご愛用の「Bettina Duncan」のターコイズアクセサリー。そしてマドンナがお守りがわりにつけて いるのは「Stella Race」の数珠ブレス。とまあ、ビーズブランドは欧米で大 人気。春にはビーズが売り切れる！？なんて噂も？ファッション以外では、ハ リウッドもヨーロッパもセレブはいま出産ラッシュなんだとか。 13)『さらに進化！最新ネイルアイテム』 今月注目の最新ネイルアイテム３本をご紹介！ ・『ボニイタクレイ』 特殊なプラスチック性粘土を爪の上に伸ばして光を当てるだけでできる 作り爪。色は全４色だが、水性絵の具や市販のラメを混ぜオリジナルカラー も楽しめる。１セット １万1500円。サロンだと爪１本2000〜3000円かかる から、結構お得か？ ・『ホットネイル』 とうがらしエキス配合で塗った場所がほかほかあったまるという、冬期限定 活用的な（笑）マニキュア。 ・『Optil(オプティル)』 特殊なセンサーが組み込まれており、ケータイ通話中の電波に反応して光る という、超実用的つけ爪。 14)『ラストーンセラピー＆つぼ刺激ビーズ』 欧米で最もホットなリラクゼーションとしてビューティジャーナリストにも絶 賛されているのが、「ラストーン・セラピー」。これは温めた玄武岩を腹部や 足、指の間などに置いて、セラピストが全身をマッサージするというもの。石 の温もりが、体の奥まで温めてマッサージだけでは得られない効果が期待でき る。最後には冷たい大理石で身体を調整。ストレス社会で癒しを必要としてい る日本に上陸するのも時間の問題かも。また、同じ石系でも、小粒なビーズを 使ったツボ刺激も一部で話題だ。これは、５色のビーズを全身のツボにあたる 部分に貼り付けることで、身体の不調を解消するというもの。今、ビーズが品 薄状態だというけれど、ビーズブームはファッション分野だけでなく、医療の 分野にも拡大か。どうも石やガラスには神秘的なパワーが宿っているみたい。 15)『2000年美人顔トレンドは、なごみ顔』 男女問わず人気を集め、今をとくめく旬な女性タレントたちの「顔」には、あ る共通する特徴があるそう。松島菜々子、藤原紀香、浜崎あゆみ、深田恭子、 優香、田中麗奈に共通している特徴が、丸顔で小アゴ。ミレニアム美人の条件 は、このようにふっくら丸い頬に、小さい顎が鉄則なんだとか。一般になごみ 顔と呼ばれ、身近な感じが好感につながっているのかも。多少、作りが違う自 前の顔を、少しでもこの美人顔に近づけるために役立つのがメイクテク。 通常より２トーンダークなファンデをアゴ部分につけ、まぶたの中央に暖色系 シャドーの色をのせると、アゴは小さく、目も丸く柔らかい印象に。さらに、 リップラインはぼかし、髪はトップにボリュームをつければより一層の小アゴ 効果が期待できる。メイク落とすと確実に顔が一回りデカくなった気がしそう。 16)『2000年メンズトレンド〜アイビー＆シルバー〜』 70年、80年代のファッションが復活し、ネオクラシックブームが注目されてい るのはメンズも一緒。各ブランドがこぞって、ネイビーブレザーやBDシャツと いったアイビー風アイテムを打ち出している。復古調のムーブメントの中に見 る2000年流アイビーの特徴は、隆盛期の60年代にはありえなかった色、素材、 デザインが取り入れられていて、自由に着こなせる点だ。一方小物関連では、 スケルトンでもゴールドでもないシルバー＆メタリックに注目が集まっている。 女性ファッションではもっぱらゴールド復活に湧いているが、その女性達から 支持の高いメンズアイテムが、ナイキの『AIRZOOM』のメタリックカラー、フ ランス「レクソン」のシルバーステーショナリー、プラダのシルバーボストン、 メルセデスベンツから出たステンレス素材のハイブリットバイク。どれも未来 志向をくすぐるクールなカラーだ。 17）『見せパン（ツ）大流行！』 この寒空にもマイクロミニを履いて元気に街を行く女の子達の強い味方がネオ 毛糸のパンツともいえる『見せパン（ツ）』。『見せてもいいパンツ』のこと で、スカートにあわせてカラフルなものが人気なのだそうだ。新宿オカダヤで は１年前まではベーシックな黒の１分丈が主流だったが、今冬からハイビスカ スなどの花柄が登場し洋服の下に履いてもシルエットが出ない、と人気。街で はワイルドな豹柄やカワイイいちご柄、ジーパンを自分で短く切ってスカート の下に履いている女の子もいて、これなら超ミニスカで厚底ブーツでも階段の 昇り降りは安心なのだとか。また渋谷のショップではマイクロミニに見せパン を内蔵したスカートを売り出した。素材もデニムやナイロンなど、スカートと 共柄になっているので見えても全然大丈夫。今やファッションとして歩き始め た見せパン、いまどきの女の子のパワーは測り知れない。 18)『ファッションにも電脳感覚』 ヴィトン、プラダ、ディオールなど、高級ブランドが相次ぎ携帯端末等の電子 機器用ケースを発売し始めた。いずれもロゴブームと相まって、ブランドロゴ がついている。ファッションデザイナー稲葉みちよは、背中の部分にノート ＰＣを入れるための袋がついた「サスぺンダーバッグ」やハンドバッグを発表。 電気メーカーとファッションデザイナーという異色の組み合わせが話題を呼ん だ。英国ブランド「サンバードッグ」、アイコンのプリントシャツを売る原宿 の衣料品店「バイナリイ」、米国コスメ会社「プロトコル・コスメティック」 社のサーチエンジン・レッド（マニキュア）など、コンピューター用語を社名 や商品名に採用したものが続々登場。急速にデジタル機器が普及した今、ファ ッションの世界でもやデジタル感覚は無視できないとか。未来感覚を意識して、 老舗といえども時代に合わせたメッセージが必要ということか。 |
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