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１）『ベアトップ・ファッション』 夏も目前というわけで、肩や背中を思いっきり露出したスタイルの流行が本格 化。毎月ファッション誌では、「背中みせファッション」「バックビュー・ス タイル」等など、微妙に呼び方を変えて繰り返し取り上げているが、今月は 「ベアトップ」というキーワードが、あちこちで踊りまくった。ベアトップと は、文字どおり「上がハダカ」の意味。類似表現に「ベアショルダー（肩がハ ダガ）」、「チューブトップ（肩紐なしで肩がハダカ）」なんてのもあり。 代表的なアイテムは、アメリカンスリーブやホルターネック、エプロンキャミ （金太郎ルック）など。そして人気のロゴＴ（シャツ）の肌見せ度をＵＰした、 ロゴタンク（トップ）も人気急上昇。肌見せブームで、ボディジュエリーも大 人気。暗いところで発光する新商品まで登場しました。 ２）『靴とバッグはコレを押さえろ！』 ボストンバッグ（ボーリングバッグ）から、クレージュの新作（クリア＆デニ ムタイプ）まで、様々な流行バッグが紹介された今月、最も注目されていたの が、カゴバッグ＆ストローバゲット。やっぱりカゴものは夏になると強いです。 今年の特徴はとにかく色がカラフルなこと。梅雨時には大活躍しそうな、キレ イ色のビニールカゴバッグも登場。一方、人気靴カタログの方では、サンダル、 ミュール、スニーカーと多彩なアイテムが紹介されるなか、特にチェックして おきたいのが「ベトナムサンダル」。ベトナム製のミュールタイプのサンダル で、人気の秘密は、ビーズや刺繍などの美しい手仕事細工。世田谷のマオや恵 比寿のラオーパなどでは売り切れ続出、予約待ちが数十人という人気ぶり。ま た、サンダルを素足で履いた時の足裏のベトツキを解消する、サンダル用フッ トカバー「サンダルイン」（ワコール、1200円）なんて商品も登場。メッシュ 系でオシャレに「見せて履く」と謳ってますが、コレ、個人的にはけっこう 「ダサイ」気がするんですけど…。 ３）『２大パンツ旋風！クロップド×ヒップハング』 短い丈のパンツのことを、先月のトレキャＤＸでは「パンタクール」と紹介し たばかり。でも今月は「クロップドパンツ」という呼び名で、誌面のあちこち に登場しました。crop＝切り落とす、の意。くるぶしよりも短いパンツの総称 で、丈は五分から七分までいろいろ。一方、「クロップド」と人気を二分する スタイルが「ヒップハング」。シェルの股上極浅（わずか20cm）ヒップハング ジーンズのように、最近は股上の浅さがどんどんエスカレート。ついにスタイ ルの良い子しか履けないという、究極のウルトラヒップハングジーンズも登場。 裏原宿の人気ショップ、a.c.Shennnaでは、腰骨が見えるほど股上が浅い上に、 極細サイズ（23〜26インチ＝ウエスト53〜60cm）までしかないウルトラヒップ ハング（1万5800円）が口コミで大人気。約２ヶ月の予約待ちとか。そんなヒッ プハングを着こなすために欠かせないのがおへそのケア。へそ専用クレンジン グ『トルネドクレンジング』や、へそアクセ『シャイニング・ネイブル』など で「美へそ」を目指せ！ ４）『とんがり系のデニム＆ジーンズ』 最近はすっかり定番化してきたため、そろそろカウント対象からはずしてもよ さそうなデニム＆ジーンズねた。でもここにきて、ブリーチ系やリメイク系の 次に来るジーンズとして、新アイテムが紹介された。デニムの質感と相反する 気がするのだが、メタリック系ジーンズなんてのも出てきたし、１枚で２度お しゃれが楽しめるリバーシブルジーンズの登場にもびっくり。そして、紫外線 によって、生地の一部の色が変化するというカメレオンジーンズまでお目見え。 いったい、どこまでデニムは進化するんでしょうか？ ５）『冷房対策にも使える！流行夏小物』 カラーサングラス（ヴィンテージ・グラス）や、70年代つば広帽子など、注目 の夏小物の中でも、外だけでなくオフィス内でも重宝しそうな便利な小物が、 夏パシュミナ。室内での冷房対策にも威力を発揮。ビームスの夏のパシュミナ は、小ぶりサイズの房つきデザインで1万9800円と、結構お手頃。それでもやっ ぱパシュミナはちょっと高くて・・・というギャルには、ラメストールが大人 気。「アンタがバカみたいに温度下げるからでしょ！（Byキョンキョン）」と、 男どもに悪態をつきながら、冷房がんがんのオフィスで“腰巻き”捲いてるOL 達に、夏パシュミナでもプレゼントして、ご機嫌ってみたらいかがでしょう？ ６）『今月のマニキュアもの』 ファッション誌先月号の記事広告ではTBCの「ワキアート」（キムタクのアド リブＣＭも話題）の印象が強烈だったことをレポートしたばかりだが、今月は、 じゅわいよくちゅーるマキの「マニ着〜る」の記事広告が強力だった。基本的 に広告ページはカウントしないのだが、もしカウントしたならランキングは 相当ＵＰしたことだろう。「マニ着〜る」とは、ペンダントやリングの模様 （くぼみ）に好きなマニキュアを入れ、飽きたら簡単に落とせて他の色に変え られる新しいタイプのジュエリー（ペンダント3万5000円、ピアス2万円、リン グ2万3000円）。その日の気分でネイルの色とコーディネイトできるのが魅力。 それにしても、次から次へと果てしなく新アイテムが登場し続けるマニキュア もの。 今月は、下記をピックアップ。 ・貝殻ネイル：ベースになるつけ爪の上に、小さな貝殻をレイアウトして、涼 しげなネイルアートに。 ・マニキュアガード：透明フィルムで、塗りたてネイルの接触をしっかりガード、 （480円）。 ・ネイルグラフィティ：ステンシルで絵が苦手でも、簡単にアート爪（1800円）。 ・エクスプレスフィニッシュ：発売前から超話題。塗ってからたった１分間で乾 くネイル（700円）。 ・除光液なしでピールオフできる便利なネイル（1500円）。 ・米国では、純銀と22金のゴージャズネイルが登場。こうなるともう、完全に ジュエリー感覚。 ７）『ネクスト・ブレイクカラーは、レッド！？』 お馴染のピンクを始め、ゴールド、ブルー（ターコイズ）、ベージュ、パープ ル、レッドあたりがこれからのトレンド・カラー。中でも、春の甘いピンクか ら夏はキレのある「赤」へ、といった流れと、秋冬のキーカラーでもある「赤」 の先取り感覚の両面から、「スパイシーレッド」こそ、今後の最注目カラーと 言ってよさそう。ゴールドやベージュなどの流行色や、デニムとの相性もいい。 何色を選ぼうか迷ったら、とりあえず「赤」を選べば、損はしない！？ ８）『ハワイアンのメジャーブーム化、でも短命？』 プリントブームの新星として、ハワイアン人気が再浮上。サマーシーズン到来 で、レトロサーファーファッションと並びメジャーブーム化。ただし、アロハ シャツを着ただけの「そのまんまハワイアン」は×。トロピカルなプリントを おしゃれに着こなすのが今年流。ROXYのハイビスカスものは、もう定番。ハワ イアンリングや、ハワイアンロゴなども人気。ただし、このハワイアンブーム はちょっと短命に終わりそう。ハワイアンアイテムを揃える「カイラニ」では、 ハワイアンテーストは８月いっぱいで終了し、秋冬はトラッドに路線に変更の 予定とか。そして、渋谷109のセシル・マクビーでも、コギャルの新ファッショ ンとして、ハイビスカス柄の代わりに台頭しているのが、ジューシーなフルー ツ柄。ハイビスカスよりも目立てると大人気。そろそろ、ウクレレ教祖・高木 ブーの人気寿命も終わりかなあ？ ９）『夏アクセサリー、これがほしい！リスト』 女性ファッション誌での取り上げ頻度が非常に高く、女の子たちから、絶大 な支持を受けている人気アクセサリーって、どんなものかご存知かしら？ 下記がそのリストだけれど、あなたはいくつ、わかります？ ・「WR」のイナズマネックレス（ミュウミュウのイナズマサンダルなど、 ロックモードの流行で、いまイナズマものがひそかにブーム）。 ・浜崎あゆみ風、透明ブレス。１万円台は完売確実だって。 ・リー・エンジェルのビーズ・ブレス（トレキャではお馴染の流行アイテム）。 ・ステラペースの数珠ブレス（これまたトレキャお馴染のヒット商品）。 ・ミー＆ローのメッセージアクセ（一体何度ご紹介したことか）。 ・シェルのゴールドペンダント（景気がよくなるとゴールドが流行るらしい）。 ・アガタ、イマックなどのハートや星モチーフアクセ（このあたりはすでに 定番）。 10）『こだわりブームでウケてます。私だけの○○』 人と同じ物ではなく自分だけのものが欲しい。そんなニーズに応える、様々な サービスが続出している。筆頭はリメークビジネス。いま流行りのリメークジ ーンズにオーダー制を取り入れた「スナッチ」（4万2000円〜）、店内のミシ ンを使い、その場で客の希望に応じたリメイクをする古着店「ワン：オ：ファ イブ」。一方、人気ブランドを中心に、古着ではなく、新作服を最初からリメ ーク古着風に仕上げる「リメーク調」にも注目が。さらに、従来のオーダービ ジネスにも新サービスがお目見え。紳士服の分野では、従来のイージーオーダー に加え、ベルトの穴をきちんと体のサイズ計ってあけてくれるサービス（オン ワード樫山、9000円〜）が大人気。靴では、足形自動計測器「フッ撮る」（月 星化成）などの機器を導入して、その測定値を基に自分だけの靴をオーダーメ イドするサービス（パワーズ、2万5000円〜）等が好評だ。それでもまったく 同じ物を持っている人と出会う確率って何％？ 11）『ロック＆ディスコテイスト』 今月は「ニュートラ」よりも、どちらかというと「ロック＆ディスコテイスト」 というキーワードの方が目についた。パイソン柄やスタッド（鋲）など、パンチ のきいたロックテイストにリメークブームが重なって、スパンコールやカラース トーンをあしらったキラキラ系ディスコ風ファッションが大人気。ちなみにオカ ダヤのスタッドの売上げはなんと例年比の５倍！スパンコールは品切れで入荷待 ち一ヶ月というヒートぶり。また、アイロンで押すだけのシール式ラインストー ン（スワロフスキーのクリスタル使用で１枚たったの40円！）は8000〜１万個と いう記録的な売上げを達成。その他、リストバンド、サングラスなどの小物も大 人気で、この夏、街にロックな女が増えそうだ。 12）『コギャルに変化！“ヤマンバ”から“アマゾネス”へ』 ニュートラ・ブーム到来で、脱・ヤマンバ宣言か！？あのガングロ・コギャル 達が、セクシーでアダルトな雰囲気の「大人系」「お姉さま系」に大変身中だ。 目のまわりや口を白く塗るヤマンバメイクも今となっては少数派、髪の毛も金 髪にせず、ブラジルのスーパーモデル、ジゼルを真似た、どこかニューハーフ チックな、お目めバッチリメイクが今のトレンド。そんな脱・ヤマンバぶりは、 男の趣味にも反映されている。ヤマンバギャルが「チャラ男（かっこよくて遊 び人）」や「ギャル男（美形でおしゃれ）」系しか、ガンチューになかったの に対し、ポスト・ヤマンバは、まるで“アマゾネス”のような自己チューぶり で、自分よりもちっちゃい「ジミ男」を捕虜のごとく連れ歩く。「男は外見よ りも中身だよ」という健気な考えの一方で、「主導権はあくまで自分が握れる レベルの相手がラクでいい」という身勝手さ。ジミ男くん、君たちはホントに それでいいのか？ 13）『入手困難！大ヒットのコスメの秘密は「ホログラム」』 流行のきらきらメイクがさらに進化。最近は単なるラメやパールではモノ足り ないと「ホログラム」入りのコスメが大人気。眉用ホログラムマスカラなんて のも登場。なかでもギャルからシロガネーゼまで幅広いファンを獲得している “ドラバラ（ドラッグストアやバラエティショップでセルフ式に販売している） コスメ”のアイシャドウ『フラッシュクラッシュ』（1400円）は、中に入って いる大粒のホログラムが人気で売り切れ続出。工場はついにラインを増設し、 量産体制に。一方、バスコスメでも、入荷待ちのヒット商品がある。新宿伊勢 丹のBPQC内にあるバスコスメショップ「LUSH」の、溶けると泡とともにおみく じが出てくるおみくじ入りのバスボブがそれ。大吉出るまで買い続けそう（笑）。 14）『秋冬コレクション速報３：小物はコレが来る』 ツイード、タータン、アーガイルなど、伝統的な素材＆柄を使用したクラシッ クでエレガントなデザインが来そうな秋冬。クラシカルな中にも現代感覚と遊 び心がある点が、今年らしさ。そこで、エレガンスを演出する小物たちにも高 い注目が集まっている。その筆頭がコサージュ。赤黒のシンプルな花や、カメ リアあたりが主流になりそう。そして、今年はレザー・グローブも再燃の兆し。 エレガントなものからドライビング・グローブまでいろいろ出てきそう。また、 春夏のニュートラ・ブーム続きで、ウエストマークのベルト人気も継続の模様。 そして柄に柄を合わせる「総柄コーディネイト」が来そうな中、その仕上げア イテムとして、プリントタイツがブレイクの予感。 |
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