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１）『秋の新作ブランド小物はここに注目』 各ブランドから、バッグや靴などの新作が出揃った。ここで注目すべきポイン トを整理してみよう。 ◎「バッグはカラフル＆ハードに」 新聞プリント（ディオール）、パッチワーク（ランバン）、モノグラムスパ ンコール（ヴィトン）など、個性的でハデな柄物アイテムが続々登場。 形状的には、前回もご紹介したドクターズバッグのように、ハードなシルエッ トとハンドキャリーな持ち手の部分に特徴アリ。 そうそう、ヴィトンといえば、ルイ・ヴィトン・ジャパンが、2002年春、渋 谷に世界最大級（地上６階・地下１階）の店舗を開業予定。オーダーメイド 専用サロンや博物館併設されるそうで、渋谷の新たな注目スポットになりそ うだ。 ◎「ブーツのチェックポイント」 ２大注目カラーはキャメルとボルドー。あとトレンドカラーのパープルも台 頭。素材的にはオーストリッチ、クロコダイルが目立つ。 形はスリムなシルエットで高めヒールというのが、今年のトレンド。ふくら はぎ周りの平均は34cm。中には31cmのものもあり断然細身。ヒールの高さは 平均８cm。足のラインを最もキレイに見せてくれる高さらしい。夏は終わっ たばかりだが、冬に向けても足やせに励まねば！ ◎「カラー網タイツ×アンクルストラップ＆ピープトウ」 つま先とんがり系（ポインテッド）パンプスが今季の筆頭アイテムであるこ とは先月レポート済み。が、もうひとつ注目なのがクラシカルなテイストの アンクルストラップやバックベルトタイプに、爪先がのぞく「ピープトウ」 タイプの靴。これを、トレンドアイテムであるカラフルな網タイツを合わせ て履きこなすのが、秋の上級おしゃれテク。 ２）『秋トレンドの頻出キーワードは？』 秋トレンドの頻出キーワードは「レディライク（淑女の様な）」と「クラシッ ク」の２つ。先月のトレキャで『７大秋冬トレンド』として、クラシック （英国調トラッド）、パンク、ライダーズ、パンプス＆ブーツ、注目の秋冬 小物などについてはすでにご紹介済みなので、今回は前回触れなかった部分を ピックアップしてご紹介。 ◎「スーツの復活」 20年代テイストのコート＆ボトムのコンビや、ワンピース風のセットアップ など、スーツのバリエーションが豊富に出てきており、セット買いのニーズ が高まりそう。 ◎「モダンクチュール」 春夏に続いて、大人系のフリルやボウをあしらったデザインや、スパンコー ルやコサージュなどの装飾が、贅沢で大人っぽい「レディライク」を演出。 また、20〜30年代のアールデコ風のビーズ刺繍やアンティーク・ジュエリ ー、帽子などが、淑女のコーディネイトのマストアイテムとして注目。 ◎「ロゴグラム、全身に増殖！」 この春夏に、バッグなどの小物を中心に大ブレイクしたロゴグラムが、秋冬 は洋服やタイツなどで、全身を覆い尽くすことになりそう。また、夏のヒッ トアイテムの「ロゴＴ」は、秋冬は「ロゴニット」に姿を変えて登場です！ ３）『秋のトレンドメイクの秘密兵器は？』 今夏は肌見せファッションのブームで、ボディアートが大人気だったが、肌が 隠れる秋冬も、コスメアートはキャンパスをボディからフェイスに移して、さ らに進化を遂げる模様。ネイルアート、わきアートときて、お次は「リップア ート」というわけだ。MAXFACTORの『リップフィニティー』（4000円）は「落 ちない、混ざらない」口紅。ゆえに飲食しても崩れない絵や模様が描けるとい うわけ。リップアートは白い模様が主なため、某ＴＶ番組で、まるで大福を食 べたあとのようだと言われていたが、駅張りのポスターを見た私は、いたずら でガムや画鋲を唇に貼り付けられてるのかと思ったよ（笑）。一方、インパク トでは負けてないのが、専用糊でつける黒いレースのつけ眉『キットダンテル』 （ランコム、￥2500）。ボディアクセサリーの延長として出てきたものだが、 こりゃ、ウケ狙いか？また、業界的には、コスメメーカーのみならず、プラダ、 アルマーニ、ヴェルサーチ、アナスイなどのファッションデザイナーたちが 続々とコスメに参入しているのも今年の特徴。 ４）『ビーサン以上スニーカー未満の魅力！』 「アクア系シューズ」と呼ばれる、海辺や河原など足下の悪いところを歩くた ための靴が、なんと街中で大流行。「ナイキAQUA SOCK」（3000円〜）は、カ ラフルな色、上履きみないな脱着のしやすさ、メッシュの涼しさ、指が自由に 動く履き心地、そしてお手ごろ価格といった何拍子も揃ったスグレモノ。かわ いいデザイン性と、ビーサン以上スニーカー未満の機能性が、いまどき若者に 大ウケした。発売元のナイキは、上記の夏履きの他にも、８月末〜９月にかけ、 初夏に発売した「エアプレスト」（1万3000円）に新たな３色を投入する予定 だが、この商品も側面をプラスチックで覆った奇抜なデザインと、伸縮素材の 利用で紐を結び直さずに履けるという着脱のしやすさが魅力で、他商品の10倍 の売れ行きとか。履き心地と色やデザインに凝ったスニーカーは、他のスポー ツ用品会社でもこぞって投入してきており、カジュアルに履きこなせるアイテ ムとして、今スニーカー人気が復活しているようだ。 ５）『この秋のキーカラー』 今まで圧倒的誌面占有率（笑）を誇っていた「ピンク」色に代わって、今月は 「パープル」が、すごいパワーで誌面に台頭。どうやら秋冬の最注目カラーは パープルでキマリか！もちろん、ゴールド（ベージュ、キャメル系も含む）と 赤（ボルドー）も秋冬のキーカラー。これらトレンド３色のうち、ちょっと取 り入れるのにテクが要りそうなパープルは、バッグ、ブーツなどの小物などで チャレンジしてみるのがいいかもね。 一方、秋の新作コスメも出揃ったが、レディライク、クラシックテイストの流 れから、今年の秋の口紅はブラウンやシックなワインレッドが来そうです。 ６）『秋デニム』 ここしばらくおとなしかったデニムねたが、「秋デニム」という切り口で再浮 上。デニムの刺し色は、ピンクから赤へと移行している模様。カラーデニムも、 春夏ブレイクしたカラフルカラーに代わって、秋はベージュ、カーキ、ボルド ーなどの渋目の色がカラーの中心になっている。素材で注目すべきは、ゴール ドラメデニム（ジルスチュアート）、シルバーラメのキラキラデニムなど、光 りものデニムの登場だ。秋冬のコーディネイトとしては、トレンドアイテムの チェーンベルト、レザージャケット、ムートン小物と相性がいいので上手に合 わせて着こなすのが○。 ７）『ギャルアクセ、ポイントは重さにアリ！？』 近頃―というかここ数年になるのかな、ハイビスカスに代表される花をモチー フとしたモノが圧倒的に支持されてきた。洋服はもちろん、バッグや髪飾り、 指輪等々…、夏の到来と同時に彼女たちは一斉にポイントとして“花”を使い 始めていたけど、そんな中で今年はレイの人気が大復活した。そういえばＴＶ で浜崎あゆみもアロハを着てレイをつけていたっけ。でも、レイはレイでも、 巷のギャルには、今「光るレイ」が人気なのだ。それを光らせながらパラパラ を踊るのが流行りらしい。でも、けっこう重そうだ。そうそう、渋谷を歩いて いると、これまた重そうな女の子―もちろん、体重じゃなくてね(笑)―をたく さん見かける。こちらは、首ではなくて腕や手ね。これでもか！とばかりにブ レスレットや指輪を重ねづけ、カラフルなこと際限なし。近づくとジャラジャ ラと音が聞こえてきそうな感じ。今はヘアだけでなくアクセサリーも“重量感” がテーマなのかな。 ８）『セレブ界のマリッジ＆ベイビーブームで注目！』 ついに結婚しちゃったブラッド・ピットをはじめ、ディカプリオ、ロッド・ス チュアート、エルトン・ジョンにキムタクや美川憲一（笑）までもご愛用！？ かように東西セレブたちに大人気なのが、ロイヤル・オーダーのゴツめのジュ エリー。その人気ジュエリーブランドから、ついにマリッジリング（７万〜40 万前後）が登場。結婚指輪もカジュアルなものがいい！という人には、超おス スメ。そして結婚の後はいよいよ待望のベイビー！というわけで、スーパーモ デルや女優、そしてマドンナ（この人、未婚だけど）まで、セレブはちょっと した出産ブーム。そんな影響もあってか、有名ブランドがこぞってベイビー向 けアイテムを発表。おもちゃのベンツ、ブルガリの粘土セット、グッチのロゴ シューズなどなど。ほんの短い間しか使えないものなのに贅沢なことよ。でも 少子化の今だけに、一点（一子）豪華主義の傾向は高まるばかり。 ９）『浜崎あゆみになりた〜い！！』 ある整形外科医が語っていたが、「目」の整形で一倍多いオーダーが「浜崎あ ゆにして！」なんだそうだ。濡れたように輝くリップとインパクトのある黒の マスカラの瞳…。整形はともかく、彼女のセンスを盗んで少しでも彼女に近づ きたいという女性たちが様々なヒットを生んでいる。彼女がCMで使用していた コーセーのヴィセリップビジュアライザーPK82（￥2300）は、発売２日で50万 本を売上げ話題を呼んだ。また、彼女が70年代ブームを上手に取り入れ、CDジャ ケットやプロモビデオで使用していた「チューリップハット」や「ティアドロッ プサングラス」は大ヒットして、今夏、渋谷109にも関連商品が所狭しと並んだ。 コンサートで付けていたサンバイザーは、ネックレスや髪飾りやシールなどで アレンジする“ＭＹサンバイザー”ブームに発展。どんなことでもマネること がオリジナルを確立する近道という説もある。今や圧倒的なファッションリー ダーあゆの存在は、ポジティブに輝きたい女の子の好奇心にヒントと勇気をく れるビタミンなのかも。 10）『裏ヒット？フラワーの次はアニマル！』 夏の流行モチーフは、フラワーとフルーツだった。それではおとなしすぎて物 足りなくなったのか、秋冬は「アニマル」がきそうだ。しかも去年流行ったよ うな○○柄（ヒョウ柄など）といった模様ではなく、動物そのもの（タイガー の顔とか）が洋服の絵柄になっていたり、ベルトのバックルだったりするワイ ルドなタイプが主流のようだ。とうとうファッション界でも弱肉強食の時代到 来か（笑）？まぁ、オシャレをしたい、きれいになりたいという女性の気持ち は、本来は戦闘的なものなのかもしれない。秋冬のトレンドである「レディラ イク」「クラシック」といったテイストからはハズレているので意外な気もす るが、一種の「裏ヒット」として押さえておきたい。今年の秋冬は、キティや ドラえもんといったキャラ系のアニマルは卒業して、実写さながらのヒョウな どでワイルドにキメてみては？ 10）『ヤマンバギャル、ついに海外へ進出？！』 何？ヘレナの今年の秋冬のテーマが「ヤマンバ風メイク」！？その名も「シブ ヤ・カラーズ」（ちなみに仏本国や海外では「シンジュク・カラーズ」）！今 まで「白い肌の上だからこそ映える鮮やかな発色」に定評のあったヘレナ。美 白ＯＬの味方をするわけではないが裏切られた気分になったのは私だけではな いだろう。本家日本では、減少の一途のガングロギャルだが、海外人気に便乗 して、ここにきて復権の兆しか！しばし休刊となっていた、ガングロの上を行 くゴングロギャル御用達雑誌『egg』が７月に復刊。109にいる「カリスマ店員」 に代わる教祖として誌面に登場した「ブリテリ」さんは、自らのファッション スタイルを読者に伝授し「ブリテリスタイル」という言葉まで生み出し注目の 的だ。夏が終わりもう秋なのに、今なおアツいガングロギャルたち。ついには ヘレナまで味方につけて、いったいこの後どこまでエスカレートしていくのか。 こりゃ丸の内あたりから「ガングロＯＬ」が出てくる日もそう遠くないのかも。 11）『秋のニュー・コート』 いち早く、コートの特集を組んでみせたのが「GINZA」９月号。トレンチの特 徴を取り入れたクラシックなディテール使いや、トレンドのツイードや千鳥格 子柄を使用したトラッドなもの、遊びゴコロで楽しみたいモノグラム柄など、 最新流行を取り入れたアイテムがラインナップ。また今季マストアイテムの 「ベルト」でウエストをマークするスタイルや、えり元をブローチで飾るなど のスタイルの提案も。ファー使いのあるものにしても、今年はフェイクではな くリアルファーでゴージャスに決めるのが○。 |
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