２）『春メイクは“新生ピンク”に期待！』
　21世紀の幕開けとともに、新しい春が待ち遠しいこの季節。昨年から続いてき
　たラメやゴールドはもう古い！っていうくらい、今シーズン、ピンクの勢いが
　すごい。専門家によると「21世紀は“心を満たしたい”回帰志向が強まる時代。
　アグレッシブでなくハピネスを求める時代」なんだとか。つまり、ピンクは
　“新世紀を象徴する色”だった！今までと違うのは口紅、アイシャドー共に偏
　光物から、ビビッドなもの、くすんだもの、など、実に多彩なところ。でも単
　に買ってつけるだけはアウト。その色みを生かすためのポイントにしたいのが
　お肌や唇の質感。ファンデを塗る前に輝きのベースを加えたり、グロスを重ね
　て唇力を強調してみたり、普通のピンクを自流ピンクに変えるのがこの春のメ
　イクテク。またさわやかな青やグリーンも出てきてるから、色のコラボレーシ
　ョンを楽しむなんていうのも今シーズンのポイントかも。


　３）『おシャレの主役は“小物”でキメ！』
　今までであれば、オシャレの付属的要素が強かった小物。今シーズンはそれだ
　けで主役になれちゃうキュートでひねりの効いた小物が盛沢山！冬からブレイ
　クしたコサージュはブローチに姿を変え、ラインストーンを使ったものや春ら
　しいオーガンジーやサテンの素材で登場。形も様々なのでバッグにつけたり、
　ジャケットの襟元につけたりオシャレの幅も広がった。また今シーズンのテー
　マの流れからお目見えしたのは極太ベルト。デザインもサッシュや鋲打ちなど
　これ１つで去年のワードローブを一気に今年風に変えることが可能。意外なと
　ころでこれからブレイクしそうなのが時計とメガネ。テーマが“カッコよさ”
　に変わった今、男物の文字盤の大きい時計は注目したいアイテム。“知的”
　“雰囲気”といった演出をするためにはドラマで主人公がつけているメガネも
　重要な小物になってくること間違いなし！さて、あなたは何でキメる？


　４）『色は第二の「皮膚」「心」』
　ミレニアムを象徴するかのように、鮮やかな色が注目を集めていた昨今。ファ
　ッションでは春夏コレクションで目立った白×黒、それ以外の注目色には２つ
　の相対する流れが出現。一つ目は「カーキ」や「茶色」など何も手を加えてな
　い“自然色”、もう一方ではセクシーさを引き出す太陽光線のような“ビビッ
　ドカラー”（オレンジ、黄色に近いグリーン等）。これ「自分の姿を自然な色
　で表現したい」という心理と「景気回復」を願う大衆の心理を反映してる結果
　なのだとか。また、こうした色の力は各方面にも広がりつつある。選んだ色か
　らその人の身体的、精神的な状態を知り、必要な色を提案していくという新し
　い職業「オーソラーマ」はカラーセラピーの一種。実際に暖色系の部屋の中に
　いると血圧が高くなり、寒色系は低くなる、という研究結果もあるそう。ファッ
　ションは“肌”を表し、インテリアは“心”を表す？“色の世界”は奥深い。

　
　５）『先入観を払拭！化粧品業界のブランド戦略』
　「アユーラ」「アウェイク」「ＲＭＫ」は、個人のニーズにあったものや、一
　歩先行くメイク商品のイメージが強い個性的な化粧品ブランド。しかし実は大
　手化粧品メーカーが手掛けているものばかり。「アユーラ」は資生堂、「アウェ
　イク」はコーセー、そして「ＲＭＫ」はカネボウ子会社のブランド。企業がこ
　のような覆面ブランドを出す理由は、香料が多いなど消費者が従来の大手企業
　ブランドに持っている先入観を払拭することがあげられる。覆面ブランドの売
　り上げは軒並み好調。大手企業イメージにとらわれず、自分にあった、本当に
　良いものを追求する女性が増えているといえるだろう。そのような女性に向け、
　自社のプライベート・ブランド商品への切り替えを促進するユニークな展開を
　しているのがドラッグストア「ブーツ」。2月14日まで「トレードアップキャン
　ペーン」として、使用中か使用済みの口紅（どこのメーカーのでもＯＫ）を下
　取り、代わりにブーツ・プライベートブランドの口紅やマスカラなどを割引し
　て販売中。英国で人気のブーツブランドの商品が自分にあうか試すチャンスだ。