１）『足元決まる大人系スニーカー』
　通勤通学で毎日足に窮屈な思いをさせていませんか？パンプスや高すぎるヒー
　ル。これらにほとほと疲れたブーツ＆パンプス派がスニーカー派へと転向して
　いる。スニーカーは、軽くて履きやすくクッション性のある高機能商品が主流
　で、ブーツより安価。ダークカラーや灰色など抑えた色を選べばオールマイティ
　な着こなし(履きこなし)も可能。シンプルさが魅力のコンバース、VANS、NIKE、
　adidasなどの定番スニーカーは是非１足は持ちたい。そして買い足すのなら、
　男の子にも大人気のPATRICKがオススメ。また、レザータイプのものを選べば
　普段のコーディネートもグっと洗練されたイメージに。見た目がパンプス風の
　ものなど上品なイメージのものもあるから、きちんとにもカジュアルにもＯＫ。
　遊び心でチョイスするなら、アメリカで大ブレイク中の「ヒーリーズ」(K2CREW、
　１万2800円）も試してみたいところ。これはかかとに小さなローラーが付いて
　おり、つま先を上げれば、すーっと滑れる。履けば履くほど味が出る“決めス
　ニーカー”は何足持っても損はないハズ。


　６）『時代を反映するファッション業界』
　ファッションは時代を映す鏡なのだろう。特に今秋、NYテロ直後に開催された
　2002年春夏コレクションには、平和や夢や希望を願うメッセージが色濃く反映
　されていた。テーマは優しさ軽さ柔らかさ。色は白。キーワードはナチュラル、
　リラックス、ロマンティックだ。例えばレース、フリル、エスニック、サファ
　リ、70年代のヒッピー風や小花柄にリボンなど。特にトレンドカラーが黒から
　白にシフトしたのが興味深い。世情不安な世の中で時代の空気を感性で捉えた
　デザイナー達が選んだのが白というわけだ。すでに店頭には白を基調とした細
　身シルエットの服が並び始めた。どんな色とのコーディネイトも容易なので、
　これから人気は高まるだろう。そうした動きに合わせて消費動向も変化してい
　る。ブランドの上着の下はユニクロのセーターでランチは吉野家といった、同
　じ人が節約と贅沢を楽しむデフレ活用術だ。ユニクロでは来秋ベビー服の販売
　に乗り出す。乳幼児のＴシャツやカットソーなど期間の短い消耗品は安値でと
　消費者の意識の反映だ。贅沢と節約、これからは堅実におしゃれしましょう。

　
　９）『メガネは顔の一部です。』
　メガネ界のユニクロ『Zoff』の登場によりメガネを何本も持つ人が増え、TPO
　に合わせて楽しむ人が多くなった。そこであったら便利なのが、どんな人にも
　合うメガネ。東京・渋谷のメガネショップ『アイウェア　メビウス』はＬ〜７
　Ｌまでのビッグサイズのメガネをオーダーに応じて製作してくれる。これは業
　界初の試みとか。また、ひと味違うメガネとしては、レンズを２枚合わせにし
　た中にシリコンを入れ、膨らませたりへこませたりすると度数を自由に変えら
　れるものがアダプティカルアイケア社より来春発売予定となっている。さらに、
　山梨のベンチャー企業クリスタルシステムではかけたまま温泉に入ったりラー
　メンを食べても３年間曇り知らずの眼鏡レンズを開発、来春には発売予定だ。
　好んでダテメガネをかける人もいる現代、顔に違和感なく溶け込んでこそ、メ
　ガネは顔の一部と言える。メイクや髪型と共にメガネも変えることで、違う自
　分になれるのも利点といえるだろう。