１）『しなやかに男性要素を身にまとう』
　今年の春夏ファッションは80年代の復活！？そもそも80年代というのは、肩幅
　がしっかりあるスーツを着こなしたキャリアウーマンの時代。確かに今年は肩
　パッドが復活する気配だけど、それはあくまで肩のラインをきれいに見せるた
　め。女性らしさをアピールするために、あえて男性的な要素を取り入れた、チャ
　レンジ精神たっぷりなのが今年風だ。女性が働くことが必然となった現代。で
　もキャリア志向というより、仕事も結婚も子育ても遊びもオシャレも…全てに
　パワー全開志向といった傾向。やはり80年代はしっかり現代風にリメイクされ
　ているのだ。例えば、今年のコレクションで注目の「ミリタリー」や「サファ
　リ」ルックはとてもセクシー。人気の直径40ミリもあるラージウォッチや、映
　画『マトリックス』のゴーグルのようなサングラスもゴツさが目立たず、オシャ
　レな装い。そして去年は男性向け商品だったボブルビーのバックパックは、すっ
　かり女性らしいデザインでレディース登場。パワー全開と言っても、タフや一
　生懸命さではなく、しなやかさが似合う女性の時代の幕開けが期待できそう。

　
　４）『絶対ブレイク！ヒップハンガーパンツ』
　コレクション会場のモデル達の普段着を見てると、最近目立つのが腰骨ジーン
　ズ。ウエストを強調しないから、ヒップや脚の太さとのギャップがないため彼
　女達の長く美しい脚がより目立つ。そこが狙い目。お馴染みの人気ブランドか
　らも腰骨ジーンズが続々登場。特に人気なのがマチコヤナダの「ウルトラヒッ
　プハング」（股上20cm、１万6800円）。極細でヒップがきゅっと上がって見え
　る超お薦めアイテム。股上が１番浅いのはヒステリックスの19.5cm（１万4800
　円）。気をつけなきゃいけないのがトップスとのバランス。最もキュートなの
　はチビＴを合わせたヘソ出しスタイル。八分丈の場合は素足にフラットシュー
　ズが○。ジャストサイズだったらミュールも可愛いけど、カラフルなスニーカ
　ーソックスがちょこっと見えるのもGood。トップスをインにしたら、流行りの
　太ベルトをルーズにしてポイントに。かがんだ時に見えてもかわいいヒップアッ
　プ効果のある専用ショーツもあるから安心。春はヒップをグっとアピールだ！


　６）『裾に注目！』
　まだちょっと寒いけど薄着で軽やかに風をきって歩くシーズンも目前。ブーツ
　などでしっかりガードされていた女性の足元にも春の足音が…。今年のスカー
　ト傾向は「ふんわり」＆「きりり」！フレア、タック、ギャザーなどで裾広
　がりにボリュームのある三角形型が「ふんわり」タイプ。一方、「きりり」
　タイプは、ヒップハング、台形シルエット、膝上丈、タイトなラインが特徴だ。
　どちらにしてもデザインはシンプルなものが多くなりそうなので、オシャレの
　決め手は“裾”ですよ。途中までプリーツを縫いとめたり、タックの場所に変
　化を入れることで生まれる個性的な裾の形。それから均等に四角の窓が開いた
　はしご風のレースを使ったり、表地よりも長いレース裏地を見せるデザインは、
　要チェック。NYコレクションでも植物の葉の形をした独創的な裾は、注目の的
　でした。スカート履かない主義の方は代官山「GRACE」の「ペンギンパンツ」
　はいかが？前が短く、後ろが長いデザインが人気です。春は足元美人から。


　８）『良い匂い、悪い匂い』
　以前紹介した「記憶の中のお母さんのにおい」をイメージした合成香料使用の
　オードトワレ・カネボウ「エアー・パフューマンス」（４種類、各30ml・2800
　円）が人気だ。昨11月の発売以来10万個以上が売れている。またスーパーモデ
　ル・ナオミプロデュースのオードトワレ「Naomagic」（50ml・5000円）も登場。
　爽やかな中にも甘い香りがする芳香は人気が出そう。ボディケア用品でも芳香
　なものが充実してきた。フルーツやハーブのエッセンスが含まれたボディショ
　ップ「JUICE　IT」シリーズ（シャワージェル250ml・900円など）や、カクテル
　の香りのバブルバス剤「エレンスカクテルバス」（全６種、各400ml・1000円）
　など。一方、悪い匂いは徹底的に消臭するのが現代の常識。GABAN SPICE「ジ
　ーイーウォーター」（500ml・400円）は、パパイヤなどに含まれる酵素配合の
　ミネラルウォーター。1日300〜500ml飲み続けると、３日でトイレ使用後の匂い
　も消す優れもの。無臭人間が巷に溢れる日も近い？