１）『女らしく自分らしくでモノクローム人気』
　まだ夏も来ていないのに、モード界はすでに秋冬コレクションの話題に移って
　いる。パリコレで観客の度肝を抜いたのはオランダのヴィクトルとロルフのガ
　ングロモデルを使ったショーだった。全身、手の爪まで黒く染めて、黒を基調
　としたスタイルは黒豹のように美しくしなやか。ワントーンでありながら、ウー
　ル、レザー、サテンなど素材の組み合わせによって多彩な表情を演出。今年の
　キーカラーは「モノトーン」で決まりだろう。実際、店頭に並び始めた夏物の
　ファッションも白と黒が目立つ。この春20代のOLを中心に人気の白シャツも特　
　色のひとつ。第一ボタンのないものや襟の形やウエストを絞ったものなど多様
　なデザインで飽きさせないのも魅力。白×黒なら、プリント柄（フラワー・ス
　トライプ・ジオメトリック）ワンピースも上品な大人のクールorスィートを演
　出できる。また、シンプルブームで体にフィットするボーダートップスも人気。
　今年のスタイルは、着こなしの容易さと個性を主張できる応用性にあるらしい。


　３）『プラスαの機能が決め手のファッション小物』
　「サマンサタバサ」―これは渋谷や神戸を中心に飛ぶように売れているバッグ
　のブランド。持ち手の部分がハート型、籐やパールだったりと見た目の可愛さ
　も充分、しかも手によく馴染み持ちやすいと機能性も◎だ。一方、これから夏
　にかけて流行りそうなバッグといえばカラフルな革メッシュ。細く切った革を
　編んだもので１万円前後とお手頃価格、これならオンもオフも２WAYで機能する。
　履物だったら、断然ローラースニーカー。見た目は普通、でもかかと部分にロ
　ーラーがついている変わり種。だから後ろに重心をのせるとスーッと滑れる。
　また、アクセサリーの機能にも注目したい。スポーツ選手がつけているアクセ
　サリーには何と競技パフォーマンスを向上させる効果があるとか。チタンやセ
　ラミックといった素材にはマイナスイオンや遠赤外線効果があり、体調を整え
　てくれるそう。そしてジュリア・ロバーツご愛用で出演作の中でもよくつけて
　いる「Me&Ro」（トレキャでも過去に数回レポ済み）のアクセサリーは、いわ
　ゆる“パワーアクセ”。肌身離さずつける一種のお守りみたいなもの。小物に
　だって何かプラスαの機能がなくちゃ。
　　　　　　　

　７）『鉄則！ローライズは締まった腹でかっこよく』
　マライアやHitomiのファッションがきっかけで大ブレイク中のローライズデニ
　ム。人気の秘密は、足長でスタイルをよく見せてくれるところだ。トレキャの
　３月号で掲載した時、股上が一番浅いものは、「ヒステリック」の19.5cmだっ
　た。しかし、夏が近付くにつれ、さらに浅く、股上10cmが「フランキーＢ」か
　ら登場（１万5800円）。ついには、かがんだ時に下着が見えないよう、Ｔバッ
　クとシャツブラウスが一体化した珍商品まで出現した。そんなシャツは邪道！
　やっぱおヘソ全開で着こなすべし！というならウエストシェイプは必至。簡単
　でお勧めなのは、「ホットマッサージジェルwithツイストバー」（ソニプラ銀
　座 3500円）。入浴前にジェルをすり込み丁寧にマッサージして流した後、スポ
　ンジ性のバーをウェストに巻きつけ、エイッエイッとツイストをする。脂肪燃
　焼効果のあるお馴染みのトウガラシ成分が、余分な肉を撃退！今から一ヶ月。
　超浅股上ローライズをかっこよく穿いてる姿を想像して、毎日地道に努力！！　


　11）『おばカワ VS ミニモニ。２極化進む渋谷ファッション』
　今、渋谷のコギャルファッションに珍現象が起きているようだ。幼稚園風バッ
　グやセーラー服などのロリータチックな服を身につける「ミニモニ族」と、そ
　の対極にあるような、ラメ入りやウェストゴムなど“おばイ”（おばさんぽい）
　アイテムを着用する「おばカワ族」が共に急増中なのだとか。一見、正反対と
　も言えるファッションだが、どちらも人と同じ服装に飽きた女の子たちが、よ
　り個性的な「カワイさ」を追求した結果といえそう。ミニモニ族が夢中になっ
　ているのは「３年２組」（池袋サンシャインB１）という関西系ブランド。おば
　カワ族より若干年齢層も低めらしい。一方、雑誌『Cawaii』の読者モデルから
　火がついた「おばカワ」アイテムの主な購入場所は「しぶちか」。価格もハイ
　ネックトップスで1200円と超手頃なのも人気の理由だろう。ただ、やりすぎる
　とババ臭くなるので、あくまでも取り入れるアイテムは１つか２つが基本らし
　い。ちなみに、巣鴨もおしゃれ発信地として今ちょっとしたブームなんだよね。