２）『“アンチ高級ブランド”のブランド化現象』
　今夏、ついに浴衣(6900円）にも着手し始めた「無印良品」。ユニクロがお手本
　として追ってきた存在だけに、“安くておしゃれ”なブランドの先駆けでもあ
　り、「MUJI」として、海外でも大人気だ。しかし今では師匠の「無印」を完全
　に追い越してしまった「ユニクロ」がアンチ高級ブランドの急先鋒だ。こちら
　はこの秋いよいよ英国へ進出する。内装には、インテリアデザイナー界の重鎮
　テレンス・コンランを起用し新境地を狙う。そんな「無印良品」「ユニクロ」
　よりも若い層を新たにターゲットにし始めているのが、ブランドファッション
　センター「しまむら」。お手頃価格で流行のアイテムが意外と揃うと、じわじ
　わと人気に火がついている。「シマムラー」（「しまむら」にはまる若い女の
　子のこと）なる言葉まで登場し、無印、ユニクロとは違う独自の品揃えで、若
　い女性の取り込みをはかる。これら良品低価格の３ショップの今後に注目！


　５）『東京のおしゃれさんを虜にする神戸ファッション』
　最近の各都市のファッションテイストは、東京ではデニム地＆国旗柄、神戸は
　ボーダー柄＆リボン、大阪はロゴ、名古屋はドット＆ヒョウ柄、と明確な地域
　差があるのが特徴だが（Ray調べ）、上品で女の子らしい雰囲気が共感を呼び、
　神戸テイストが全般的に人気が高い。すでにトレキャでは何度も取り上げてき
　たが、神戸女子の雰囲気を最もかもし出す、クレイサスに代表される神戸ブラ
　ンドが東京に続々進出。少女ではない大人のかわいらしさを表現しているだけ
　でなく、デザイン、シルエットの美しさや値ごろ感（インタープラネットやヴィ
　ッキーなどトップス・ボトムスがそれぞれ１万円前後）も人気の理由だ。さら
　にメイクもチャーミングな「神戸顔」に注目だ。可愛さを表すピンクに、華や
　かなゴールドをプラスするのがポイント。アクセサリーも神戸でブレイク中の
　D&GやL.Gマーケットのロッククリスタル（大きめの水晶）アクセが、代官山の
　マックジーやモロコバーで売れ筋に。しばらくは、神戸スタイルの女の子が、
　東京にあふれそうだ。
　

　７）『アクセサリーに頼らない“色”を操るおしゃれがブーム』
　夏のおしゃれは肌見せがポイント。これからはその肌を「色」で飾るのがブ
　ームになるかも。ツキネコの「クイックタトゥー」（ペン全12色・650円）と
　「ステンシルシート」（全12種類・１枚入り・250円）は 気軽にタトゥーが
　楽しめる。シートを肌にあて、ペンで上から塗るだけでＯＫ。また石鹸で洗
　うと簡単に落とせる。深く開いた背中に描いたらセクシーかも。さらに「マ
　リークヮント　クレヨン」（限定復刻品8色入り・4800円）は水にも落ちに
　くい体にお絵かきできるコスメ。二の腕などをキャンバスに絵を描けば、注
　目を集めること間違いなし。アイシャドウやリップとしても使えるので、顔
　も明るく演出できる。顔の演出ならカラー眉マスカラにも注目。カラーリン
　グした髪に真っ黒眉毛は似合わないと人気に火がつき、現在では赤や緑（シュ
　ウウエムラ「アイブローマニキュア」3000円）など個性的な色が売れ筋に。
　ファッションも開放的になるこの夏は、大胆なメイクに挑戦してみては？