１）『'70s風民族ファッション』
　70年代にも流行した民族調が昨年から流行っている。スーパーブランドでも取
　り上げられ俄然人気が沸騰。この春はそれにロマンチックさが加わった。形も
　フォークロア、エスニック、ボヘミアンと多種多様でレース、フリル、ギャザ
　ー、刺繍、自然素材、花や動物柄、柔らかい色調、プリントが特徴的。アクセ
　サリーはアンティーク調でターコイズや羽使いが○。シューズも'70sに流行し
　たモデルがぐっとフェミニンなテイストになって復活。ウエッジソールや編み
　上げサンダル、バレエシューズも登場している。他にもスモック（ボタンのな
　いふわっとした上着）やチュニック（丈の短い上着）、アラビアンスカーフや
　アフガンショールと言った民族衣装的なアイテムも豊富。装い方も'70s風重ね
　着にしたり、小物で取り入れたり、色目をシックにして品よく着こなしたりと
　自分の気分にあったスタイルをチョイスしてアレンジが可能。多様なニーズに
　応えられることが流行の要因のようだ。そして、米テロ事件、地球環境問題と
　事件・問題が山積する現代、「愛と平和」や「反戦」を唱えた70年代へトレン
　ドが自然に回帰したのかも。

 


　２）『厚底の反動？コンフォートシューズ大流行』
　ちょっと前まで女性の間で流行していた厚底靴、最近めっきりみかけなくなっ
　たと思いませんか？それもそのはず、この春は厚底靴とは正反対のバレエシュー
　ズやスリッポンなどといった、ローヒール靴に代表されるコンフォートシュー
　ズが大流行。「コンフォート＝快適な」の通り、履きごごちが良く、歩きやす
　いコンフォートシューズは、足も疲れず一石二鳥！おまけにこの春流行のロマ
　ンチックスタイルにピッタリの靴としてデザインや種類も豊富。渋谷109「FLAG」
　では週末ともなると1日30足も売れる人気ぶり。厚底靴しかもってないとお困
　りのあなたには「YAMADA」（三鷹市）のリフォーム靴がお勧め。約２時間も
　あれば、厚底靴のソールを削り新しいヒールをつけて流行りのペッタンコ靴に
　変身させてくれる。HP上でも受付をしているので、忙しい人も大助かり。さぁ
　あなたも靴箱に眠っている厚底靴をリフォームして街へ飛び出そう。但し姿勢
　が悪くなったり、内股になりやすいのでウォーキングスタイルには十分注意し
　てね。「YAMADA」HPアドレス　 http://members.tripod.co.jp/repair/

 


　５）『春はフラワーモチーフ』
　今年の春夏の意識は「LOVE & PEACE」で一致していた。9/11のNYテロがきっか
　けとなっているのは言うまでもない。ファッションや流行は時代を映す鏡。デ
　ザイナーは時代の先を読むアーティストであり、世界のニーズを察知する洞察
　力に長けていなければ生き残れない。今年のコレクションの色は白に統一され、
　花柄や柔らかいカラーのストライプの服を着たモデルが闊歩した。昨年までの
　アーミー色や、戦闘服を意識させる肩ヒモの加工、チェーン、ブーツの編み上
　げは消えた。女性らしさを全面に出した「フェミニン」テイストが顕著に。こ
　れは、デザイナーのマインドが平和に向かっていると同時に、選ぶ側「消費者
　の私たち」の気持ちも平和を切望しているからだ。こうして、街は花の模様と
　平和な色で染まってゆく。モダニズムと言われた冷たい時代は終わった。「9/
　11が本当の21世紀の始まりの日」と言ったデザイナーの言葉が印象に残る。こ
　の春は平和を望むデザイナーの思いを少しでも感じながら花柄を着て欲しい。