１）『ロマンチックボヘミアン必須アイテム』
　この春夏のファッションキーワードはなんといっても「ロマンチックボヘミア
　ン」。ボヘミアンはジプシーや、自由気ままな生活を楽しむ人という意味があ
　り、それに今年流行のフリルやレースなどのロマンチックさを加わえたスタイ
　ル。このスタイルを作るにはまず、フリンジ（房飾り）物やストール、ウエス
　タンブーツなどの民族調スタイルのものを用意。MIUMIUからはフリンジつきの
　カバン「プレコレクション」４万6000円が登場。そして今まで首に巻いていた
　ストールを今年は腰に。腰専用ストールも価格1000円〜2000円とお手ごろに購
　入できる。ウエスタンブーツでは白やベージュなどの色が春夏っぽくてGOOD！
　パンツなら、人気復活のベルボトムが、よりボヘミアンテイストを感じさせて
　てくれる。こういったスタイルにフリルやレース、花柄のブラウスやスカート
　を合わせれば、一気にロマンチックボヘミアンスタイルに。まずはこうしたア
　イテムを１つでもコーディネイト取り入れてみると、普段の服もグッと今年ら
　しく変わるので、ぜひ試してみて！

 
 


　２）『ブランドデニム』
　1873年にリーバイスが生み出し、ゴールドラッシュの作業着として生まれたデ
　ニム。その後の戦後のワークウェア、ジェームス・ディーンが反抗のシンボル
　として映画に登場、デニムは徐々に市民権を得て今では誰もが知る存在。そん
　な素材に昨年あたりから世界中のデザイナーが着目し、豊富なコレクションを
　リリースしている。この流れは80年代末期にもあった。その時期のデザインは、
　シルエットやロゴマークをどうあしらうかでデザインを競い、ケンゾー、アル
　マーニ、トラサルディなどが主流を作った。しかしその後GAPなどのSPA台頭で
　ブランドデニムは収束に向かう。21世紀のデニムへのアプローチは「カスタマ
　イズ」。色の落とし方、穴開けや適度な汚れを施し、世界で一本のデニムを作
　りだす。「何も最初から汚れていなくても」と言う人いるが、細部まで計算さ
　れた汚れぶりはやはり芸術。新車に比べて適度に使われた風合いのクラシック
　カーという印象。おすすめはドルチェ＆ガッパーナ、コム・デ・ギャルソン、
　グッチ。

 
 


　５）『レトロスポーツ』
　今春夏、「ロマンチックボヘミアン」と並び注目なのが「レトロスポーツ」テ
　イスト。ビームスでも、動きやすさ、着やすさの点からイチオシ展開！ロマン
　チックボヘミアンとの相性も悪くない。ジャージの上着に細身パンツというコ
　ーディネイトにPUMAやLACOSTEなど70〜80'S初期のスポーツアイテムを取り入
　れれば完成。足元のシックなモノグラム柄が効いているグッチの「WG　柄スニ
　ーカー」（４万1000円）などで決めても◎。また、街でよく見かけるようにな
　ったラグビーシャツは、着込むほどに身体になじみ、元が競技用として作られ
　ただけあって動きやすさは抜群。この春の流行は明るい色やパステルカラーを
　使ったものや細い横じまのものが良い。こうしたスポーツアイテムを使うとき
　に注意すべきは、いかにも“体育会系”な着こなしにならないこと。これさえ
　抑えておけば大丈夫(笑)。