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◇『病院のお話』（シリーズ）★★★ by 投稿者YKさん どんな病気にかかろうがあそこの病院だけはイヤ！って思っていた病院に入院 することになってしまった。都内の国立病院なのですが、見るからに出そうな 雰囲気！しかも昔は陸軍病院！見える人には軍人さんが…らしい。それは３日 目の夜中に…。閉められたカーテンの隙間から男性が覗いているのです。ハッ としている間にその男性はシュルシュルっと私のベッドの下にもぐりこんでき たかと思うと、ベットをゆさゆさと揺らし始めたのです。ま・さ・か…と思っ て、そっと下を除いてみたのですが誰もいませんでした。男性は50-60代、軍服 だか作業服を身にまとっていました。 入院生活２週間目に突入したある夜中、７月の暑さにタオルケットをお腹だけ にあてて？海老のように横向きで寝ていた時、フッとふくらはぎに冷たいもの を感じたので見てみると、青白く細い手がしっかりとふくらはぎを掴んでいま した。「こらっ」って叩いたらその手はなくなっていました。（つづく） |
