◇『病院のお話』（シリーズ４）★★★  by 投稿者YKさん 
　（前回から引き続きです）
　看護婦さんの間でも私の話が知られるようになると、私の部屋の夜の巡回だけ 
　嫌がられるようになっていました。手術後間もない私は個室にいたのですが、
　ある晩、お部屋を横切る女性が。「ここは私のお部屋です」というと、「ええ 
　分かっています」と言って壁にすーっと消えてしまいました。その後、個室の 
　空調がおかしいので、一時待機の形で４人部屋に半日移ることになりました。
　待機先のお部屋に行ってみると、そこにはご婦人がたった一人でいらっしゃい 
　ました。上品な感じの方だったのですが、どこかで逢ったような…？そう、そ 
　れは先日私のお部屋を横切ったご婦人にそっくりだったのです。そして、その 
　方は先日お亡くなりになられました。
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　これまでの話は、おととしの７月から９月に体験したことです。実は今もこの 
　病院に通っていますが、どこにも寄らないで帰宅するとその晩は何かが起きる 
　ので必ず寄り道してから帰るようにしています。毎週通っているので、怖い事 
　だらけです。こんな怖い体験を公にしたら病院の×××達の逆襲に遭ってしま 
　うのではないかとも思うのですが、その病院ももうじき取り壊される予定なの 
　でよい供養になるのではないかと思い、さらに続きをお話したいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）