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 1)『ロイヤルベイビーにあやかり繁盛のハピネス効果』

 個人的に今回のロイヤルベイビーブームに関する情報は歓迎の筆者デス。現代  の不況は少子化による先行き不安感が根底にあるとの説が多い。だから便乗商  法を非難する前に、慶事による経済効果が1兆円以上との予測に期待したい。  事実ベビー用品関連会社の株は高値を維持し、育児用品大手のピジョンの株価  はこの半年で700円から1507円にまで上昇。この現象を電通総研は「ハピネス  効果」と命名。玩具業界は、ワクイコーポレーションの12/15発売「ロイヤル  ベビー人形」(4980円)やオオイケのベビードレスを着たキューピー人形も登  場。また、この時期に妊娠出産する女性が増え、あやかりベビーブームとなり  そう。いわゆる“できちゃった婚”も急増中で、東京平安閣「こうのとりプラ  ン」やこまばエミナース「モン・プチ・シュー」など妊婦向けの結婚式プラン  も登場。一方、企画は昨秋で記念商品ではないが超タイムリーなタカラの妊婦  姿リカちゃん「こんにちは あかちゃん」(3500円・のちに赤ちゃん人形とお  腹を小さくする鍵が届く仕組み)も発売中。お祝い余波は今後も続きそうだ。  2)『インテリア・イスブーム』
 デフレ時代、商品の低価格が浸透しているが、消費者達は安ければいい!とい  うわけではない。高級食材店では、上質な素材を使用した1本1000円の高級醤  油を購入する人が多いように、本質を見極め、品質が良ければ少々高くてもか  まわないのである。今、若者達の間では、金額は張るが、おしゃれな家具、中  でも“イス”が人気だ。実際、人々の家具への関心度は7割と高い。しかし、  実用性よりインテリア性を重要視。洗練されたデザインのイームズほか、ミッ  ドセンチュリーやバウハウスのような渋めのものも人気だ。そして、ラブソファ  (マルイチセリング・13万8000円)やストレスレスチェア(シモンズ36万円)  など高額商品が売れている。先日開催されたインテリアフェアでは、エミリオ  プッチの柄のカッペリーニ社のソファや、水牛革を丁寧に編み込んだアルフレッ  クス社のソファなど、インテリア性が高く凝ったデザインのものが数多く出展  された。カフェブームにより、まるでおしゃれなカフェにいるような雰囲気で  自宅でカフェを楽しむ若者達にとって、イスは大きなアイテムの要素なのだ。  3)『身を守るための新サービス続々登場』
 ストーカーや炭そ菌など、危険の種類は日々増え、かつ身近になっている。ま  た、有害物(たばこなど)が青少年にとって手に入りやすいという危険もある。  このような危険に対する新サービスが登場している。プライバシー対策として  利用者増なのが「私設私書箱」。「メールボックス・エトセトラ」有楽町店  では、入会金1000円、月額800円でメールボックスを借りることができ、店の  住所を二つ目の住所とすることで自宅住所を知られることなく郵便物を受け取  ることが可能だ。また新潟県・三条タクシーの「セキュリティ−・エスコート  サービス」は、訓練を受けた乗務員が降車後や乗車前にボディーガードとなっ  て自宅間をエスコートしてくれるもの。東京MKでも来春から導入予定。さらに  購入者の生年月日などを記憶したICカードがないと利用できない「ICたばこ自  販機」を日本たばこ協会と全国たばこ販売協同組合連合会が未成年の喫煙防止  策として開発。せまりくる危険には、これらの新しいサービスを積極的に利用  して賢く対処したい。
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