１）『なんてたって小泉！』
　「小泉内閣メールマガジン」は6/28号で200万部突破の快進撃、スカイパーフェ
　クTVの無編集国会中継「国会TV」では加入者が一気に増加、民放ワイドショー
　は８割を超える視聴率…。この小泉人気が各業界に与えている影響力はハンパ
　じゃない。出版界でも６年前の著書『郵政省解体論』が増刷され10万部のヒッ
　ト。国会議事堂見学者も増加し、売店にある歴代首相似顔絵入りの湯呑み（350
　円）などグッズの売上げも急上昇。グッズといえばサンリオから小泉首相など
　を連想させるキティ新シリーズ「平成改革隊」（文具17アイテム）も7/16発売
　予定。あのトレードマークのヘアスタイルまでも、理髪店のメニューに「コイ
　パー」（コイズミパーマ）として登場。こうした人気の中、自民党が携帯スト
　ラップやＴシャツ等のグッズ用に一般公募で選んだキャラクターが、胸に赤い
　ハートマークが光るライオンの着ぐるみ。その名も「シシロー」。民主党の鳩
　山代表の携帯ストラップ「ゆきおちゃん人形」（300円）は目が怖いが、シシロ
　ーはとても愛敬があるぞ！私だったら“真紀子ストラップ”を魔よけに欲しいが。


　２）『夏は涼し気な和モノで癒されたい！』
　昨年からの緑茶飲料の爆発的なヒットの影響からか和菓子が人気に。森永乳業
　（エスキモーアイスクリーム）では甘くないアイス「氷結茶」（150円）を発
　売。ウーロン茶、ハトムギ茶、せん茶など６種類をブレンドして、ひと口大
　に凍らせたもので、溶かすとそのままお茶として楽しめるため、スポーツ観戦
　やドライブに最適だ。また和菓子の源吉兆庵では、月ごとに、誕生月を迎える
　文化人が好んだお菓子のセットが好評。ちなみに７月は「柳田國男ごのみ」
　（甘夏ゼリーと水羊羹のセットで1800円）とか。和ブームは食だけにとどまら
　ない。伊勢丹新宿店の衣料品階の一角にある和風コーナーでは、化学染料を使っ
　た藍染め風のシャツやズボンが通常販売の商品より２倍の売上げ。イタリアの
　衣料メーカー・ベネトンが大々的な浴衣コレクションを発表し、無印良品では
　ゴザなどイグサを使ったお昼寝セットを発売。また各デパートではインテリア
　としてののれんなども売れ行きが好調だったり、アニヴェルセル表参道でも結
　婚祝に和食器を贈る人が増えているという。やっぱり日本人の疲れた心を癒し
　てくれてるのは、昔懐かしい和風のものたちなのかも。


　５）『プロレスブーム。闘魂、それが大事。』
　このところＫ-1やプライド等に人気を取られがちだったプロレスが勢力を盛り
　返している。「ファイティング カフェ コロッセオ」は格闘技の聖地・後楽園
　ホールから徒歩５分。入口にはＡ・猪木氏の手形というファン垂涎のレアアイ
　テムが飾ってある。店内には100インチのモニターがあるので試合観戦も盛りあ
　がること間違いなし。橋本真也選手をフューチャーしたサンクスの「破壊王シ
　リーズ」（巨大パン＆麺類、6/11までの限定販売）に続いて７月には「Ａ・猪
　木の燃える闘魂シリーズ」（第一屋製パン）が発売になる。10〜30代の男性が
　ターゲットで、キャッチフレーズは「迷わず食えよ、食えばわかるさ！」。猪
　木氏の顔の大きさに匹敵する「ピザパンだーっ！」等（全７種、各150円）ネー
　ミングもユニーク。同じく７月からはドラマ『渋谷系女子プロレス』（テレビ
　朝日、木曜深夜）も始まる。オーディションで選ばれた12人のグラビアアイド
　ル達がプロレス団体を立ち上げていく物語で、最終目的は旗揚げ興行だとか。
　これらの一種場外乱闘とも言えるプロレスの躍進はどこまでも続く…。