１）『2002年、ブレイクはこの人！』
　さあ、トレキャ競馬場、2002年ブレイク杯のスタートです。エンタメ界の頂点
　を目指して若駒から新ジャンルまでしのぎを削ります。まずは前走、昨年のCM
　グランプリを見るとSMAPや藤原紀香などの常連にまぎれ井川遥の「癒し系」が
　登場。今年はグラビアから女優へのステップアップの年にと先頭をうかがいま
　す。井川に代わるグラビアアイドルは「童顔巨乳」のMEGUMIや大城美和あたり
　が揃って中団。注目の俳優人は超サラブレッド、小泉孝太郎が一番人気。スタ
　ンドではお父さんも苦渋の決断をしつつ応援しています。続く人気の加賀美早
　紀。デビュー当初は緊張度がブラウン管から分かるほどだったものの、映画版
　「プラトニックセックス」の存在感ある演技が後押し。「第二の米倉」を目標
　に、女優＆ファッションリーダーを目指す柴咲コウも名乗りをあげた。おーっ
　と外から狂言師・野村萬斎を筆頭にした「伝統芸能組」がやってきた！新星シ
　ャミセニスト上妻宏光がエレキ三味線をスタンディング演奏しながら先頭を伺
　う。さあ大混戦。全員横一線！一体誰がゴールを切るのか！この続きは12月に。

 


　３）『男女コミュニケーション異変!? 21世紀型恋愛事情』
　最近の20代女性の間でブームなのが「期間限定恋愛」とか。期限が決まってい
　るからお互い相手に多くを求めず喧嘩もしない、限られた時間の中で燃えるよ
　うな恋をする。しかしホンネは自分に自信がなくて傷付きたくないからの防御
　策らしい。さらに男女ともに相手と向き合うコミュニケーション能力が下手で、
　「グループ交際」が今どきの恋愛傾向だとか。大勢でホームパーティを楽しむ
　サークル型、みんなで住めば楽しいからと同居するルームシェア型、彼とも親
　友とも同時に遊べるＷデート型などがある。一見ドライであるが理想の異性像
　は、愛で包んで守ってくれる強い男と母性本能を持つ優しく支えてくれる癒し
　の女が求められている。相手に本気でぶつかる勇気がない世代だからこそか、
　ネットのコミュニケーションサイト「混浴!!あチチ温泉」が人気。コンテンツ
　内の有名温泉地を旅しいろいろな人と巡り合う仕組み（エッチ系ではないとか）。
　玉砕した片恋も一途な純愛も人生の醍醐味なんだけどなぁ（筆者しみじみ…）。

 

　
　４）『これからは“一目でわかる”がキーワード』
　デザインにひかれ衝動的に買った服が家で洗濯できないことを後で知りガック
　リ。そんな経験をした人に朗報なのが、レナウンの試みだ。同社は店頭の価格
　プレートに衣料素材などが一目でわかるオリジナル絵文字の表示を昨年より開
　始。わかりやすさで新規顧客開拓と売上アップに一役買っている。この「一目
　でわかる」ことに注目した動きは、他の分野でも見られる。例えば「妊婦マー
　ク」は、外見に変化が少ない妊娠初期の女性がつけることで、社会的サポート
　を受けられるようにしようというもの。企業や個人がHP上で販売したり、雑誌
　の無料プレゼントで提供されるなど、徐々に普及している。またキャラクター
　の「バーバパパ」を安全性のイメージキャラクターにしようという動きもある。
　講談社が持つバーバパパの使用権を各企業に提供、住宅や衣料メーカーの商品
　にこのマークをつけることで、一目で安全とわかるようにしようという試みだ。
　ものごとが複雑になりすぎた今、「わかりやすさ」はますます意味があるもの
　になるだろう。