◇『時代はリフォーム＆リメイク！？』TEXT by SHO★ 
　　近頃リフォームがちょっとしたムーブメントだ。火付け役は昼の奥様TV番組。
　　今まで昼のワイドショーと言えば芸能ネタが多かったが、いつのまにやら家事
　　ネタ（料理・掃除・収納・家計管理など）が主流を占めるようになってきてい
　　るのだ。中でも人気なのが家のリフォームコーナー。視聴者から出演者を募り、
　　リフォームアドバイザーの手を借りて部屋を美しく生まれ変わらせるという企
　　画である。だいたいのパターンは視聴者とレポーター、達人の３人が登場し、
　　DIY の技術を駆使して家のあちこちに手を加えていく。達人の秀逸なアイデア
　　によって「さすが！」とうならせる収納ワザや、古い家具をうまくリメイクし、
　　全く新しい家具を作り出してしまう見事な展開が見ものとなっている。お決ま
　　りは、完成したわが家を見た家族が感激のあまり涙を流すという場面。建物の
　　築年数が古いほど見ごたえがあり、リフォーム前・リフォーム後を比較した映
　　像によってその素晴らしさがダイレクトに伝わってくるのである。
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　　ワイドショーの人気を受けてか、とうとうゴールデンタイムにも同じ趣向の番
　　組が登場し始めた。こちらは「リフォームで家族の問題を解決する」というの
　　がウリ。“住まいと家族のあり方”を基本テーマにしているのが目新しいとこ
　　ろで、規模としてはかなり大掛かりなものだ。確かに「どんな家にどんな住ま
　　い方をするか」というのは家族にとって大きな命題だ。より快適に暮らせるな
　　らば、少しお金がかかろうともチャレンジしたいと思うのは当然のことかもし
　　れない。
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　　雑誌業界にも変化が見え始めている。従来のインテリア雑誌の他にも、料理雑
　　誌や女性誌からも別冊の形でインテリアをテーマにした雑誌が次々に創刊。DIY
　　の記事はもはや欠かせないものとなっているのだ。「日曜大工と言えばお父さ
　　んの趣味」だったひと昔前とは違い、最近は若い女性や奥様方も器用に細腕を
　　ふるっている。リフォームやリメイクに欠かせない材料を豊富にそろえたホー
　　ムセンターは大盛況。プロの手を借りずとも、自分たちの手でリフォーム＆リ
　　メイクをする楽しみを見出す人が増えてきた証拠であろう。「何でも新しいも
　　のがいい」から「古いものを見直す」へ。価値観の基準は、時代を経て確実に
　　流れを変えているようだ。
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　　　　　　　　　　　　　＜編集長からもヒトコト＞

　　　　「インテリア特集」を組むと、やはり女性誌は部数が伸びるそうだ。　　　
　　　　ところで、今はインテリアのみならず、「お顔のリメイク」「人体リ
　　　　フォーム」(笑)も盛ん。プチ整形を筆頭に、ワイドショーでもプロの
　　　　手で憧れの○○さん似に大改造する“変身コーナー”は、大人気だ。
　　　　私もあんなに変われるもんなら、一度試してみたいもんだと常々思っ
　　　　ているが、あんなふうにTVで晒しもんにされるのは、絶対ゴメンだ。
　　　　例えば、「藤原美智子にメイクしてもらえるお中元セット」「黒崎え
　　　　り子にネイルしてもらえるホワイトデーギフト」「腕とセンスのいい
　　　　○○医院のドクターによるヒアルロン注射＋コラーゲン注射＋ボトッ
　　　　クス注射３点セット」(笑)とかあったら、世の女性は欲しくてたまら
　　　　んと思うのだがなあ。どこかでパッケージ商品化してくれないかなあ。
　　　　そして、真っ先にこの私に、それを贈ってほしい！（ゴ）