◇『神戸のシンボル〜神戸そごうリニューアル』TEXT by  わっち
　　今年初登場の「from WEST」です。すっかり春の陽気で大阪でも桜の開花宣言が
　　出されました。関西では大阪城や造幣局、夙川あたりが名所として知られてい
　　ます。今回はそんな華やいだ時期にリニューアルした「神戸そごう」の話題を。
　　神戸の中心駅「三ノ宮」駅を出ると真っ先に目に付く昭和初期からそびえたつ
　　そのビルは、隣駅の元町にある「大丸」と共に、「おめかししてお買い物」の
　　代名詞でした。７年前の震災で一部が損壊、その後再開したときは「復興の象
　　徴」といわれたものでしたが、２年前のそごうの経営破たんが神戸にも暗い影
　　を落としました。一時は閉店の噂も立った神戸のシンボルでしたが、３月14日
　　再びオープンとなりました。
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　　リニューアルの前には、同時オープンした「西神そごう」(神戸市西区)とを結
　　ぶ神戸市営地下鉄で、電車を貸しきったファッションショーを実施してオープ
　　ンムードを盛り上げました（市営地下鉄は、映画『GO』のロケにも使われるな
　　ど、最近特に注目かも）。リニューアルされたそごう本館はフロアも一新し、
　　６フロアを婦人コーナー、うち４フロアに年代別の婦人服を、また専門のアド
　　バイザーを各階に配し、きめ細かなサービスが実施されています。新館の１〜
　　４階には兵庫県初登場の西武系「神戸ロフト」が、５階には「紀伊国屋書店」
　　がオープン。そごうのマークよりも派手な黄色の「LOFT」の看板が目立ちます。
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　　実際に行ってみました。開店１週間ということで混んでましたが、照明が明る
　　くなり通路も広くなったようで、今までの「ごちゃごちゃした百貨店」のイメ
　　ージを一新し落ち着いて買える店に変貌。そういう意味で新館は１階からそご
　　うのムード全くなし。三宮には東急ハンズが10年ほど前からあり、雑貨はそち
　　らで…が一般的でしたがお客の流れも変わりそうです。「ゴチャゴチャ綺麗な
　　雑貨店」というコンセプトも面白く、長くいても飽きない雰囲気。でもいたる
　　ところにいたカードの勧誘にはちょっと閉口…。５階には紀伊国屋の他、かつ
　　てひっそりとあった兵庫県の名産の販売や観光案内のある「ひょうごふるさと
　　館」も移転。全体的に「品揃えが豊富で買いやすい」という印象をもち満足で
　　した。三宮でもLOFTの黄色い紙袋をよく見かけるようになり、三宮のシンボル
　　健在といったところでしょうか。三宮駅を出たらすぐ南、いやでも見つかりま
　　すので、神戸にお越しの際はぜひぜひ。

　　そごう神戸店　 http://www.sogo-gogo.com/shop_info/kobe/index.html
　　関連記事　 http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/020310ke46920.html