◇『試写会の新しいカタチ―BB試写会―（２）』　TEXT by pooh76 
　　（ 前6/12号より続き）
　　会場に赴く試写会の場合、後援の企業が試写開始前にちょっとした宣伝をする
　　が、BB試写会の場合は本編の前に企業CMが入るという具合。交通費もかからな
　　いし、時間帯も気にすることなく深夜でもOK、もう一度観たい場面に戻ること
　　も可能だし、周りの目を気にせず泣いたって大丈夫。映画館ですごく気になる、
　　前の人の頭が邪魔で見えないなんてこともない。
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　　映像のクオリティに関しては、私のPCはVAIOノートなのだが、それでも充分キ
　　レイな画像を楽しめる。Windowsでこれだけキレイなのだから、色調に優れる
　　MACならば言わずもがな。PCならではのデメリットもある。仕方のないことなの
　　だが、画面が小さいということ。さすがに劇場と比べると迫力に欠ける。つな
　　げている回線の速度によっては途中で画像が止まってしまうこともあるかもし
　　れないので、試聴前に予告編をサンプルとして見てからのほうが安心できる。
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　　今後ますます増えそうなBB試写会、最大の利点は自分本位で観られること。シャ
　　ープからはワイヤレスの15V型液晶テレビ「AQUOSモバイル＜LC-15L1＞」（17
　　万5000円）が発売されているし、来春には移動体放送向け端末“手のひらテレ
　　ビ”も登場しそうな気配。高速道路を走りながら（もちろん運転手はダメです
　　よ）車内のテレビで試写会、散歩に行って公園のベンチで携帯を片手に試写会、
　　なんてことも大いにありうる。自分の好きな場所で、これから公開となる新作
　　をひとあし先に鑑賞できる幸福感。あなたはもう体験済みですか？　　
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　　　　　　　　　　　　　＜編集長からもヒトコト＞
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　　　　モバイル端末向け移動体放送が実用化されるのは、２〜３年後といわれ
　　　　ているようですが、場所の制約なく動画コンテンツを楽しむことができ
　　　　るようになると、またそこに新たなサービスが生まれて来そうですね。