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１）『やればできるじゃん、デジタルＴＶは規格統一』 今年12月から本格的に始まるBSデジタル放送や、次期CSデジタル放送(2001年夏 開始)を使った双方向サービスに関する規格を松下・ソニー・東芝が統一し、 共同開発すると発表した。双方向サービスで発生する課金(ショッピングや音楽 配信、映画配信の支払いなど)の決済や、番組を蓄積・再生する規格を統一する。 今後、他のメーカーの参加をあおぎ、業界標準とする。この三社はこれまでDVD レコーダーやメモリーカードの規格で競争をしてきたが、安心で使いやすいシ ステムを共同開発する事により、デジタルテレビ関連市場の拡大を加速させる 狙い。こういった規格統一は消費者にとっても嬉しいもの。2003年には地上波 デジタル放送がスタートするので、今後テレビの買い換えは、規格が統一された デジタルテレビを選ぶのが賢いようだ（でももう少し安くしてくれい）。 ２）『ついに登場、ソニーのPDAとMacの新作』 ソニーのPDAの試作品が、今年のNYPCエキスポでついに姿をあらわした。ビジ ネスユースの印象が強いPDAに、音楽配信やゲームも楽しめるといったソニー らしさをプラス、今秋発売されるという。これに対抗してマイクロソフトも WINDOWS POCKET PC日本語版を９月に発売すると発表。今まで日本の携帯情報 端末で圧倒的シェアを持つシャープの「ザウルス」も女性や若年層を狙った 新製品を発売する予定で、PDA戦争過熱の様相だ。一方、デスクトップパソ コンではアップルが、従来のデスクトップの機能を全て持ち、なおかつ1/4の 大きさの「G4キューブDVDドライブ」(19万8000円)を発表。一辺が20cmの小さ な銀色の箱型の本体がクリアケースに入っているというオシャレなデザインは またまた業界の流行を作りそう。同時に「iMac」の新色４タイプ(9万9800円〜) と光学式のプロマウスを発表し、以前のブームの勢いを取り戻せるのか注目さ れる。 ３）『続々登場！無線ネット機器』 モジュラージャックのない場所にパソコンを移動する時に邪魔になるのが電話 線。そんな時は無線ネット機器の出番だ。去年アップルから「Air Mac」が発 売されたのをうけ、今夏は多くのメーカーからの新製品ラッシュで選択肢も拡 がった。各社とも基本的構成は同じ、コードレスホンの親機に当る「アクセス ポイント(AP)」と、子機に当る「無線LANカード」の２つからなる。木造の一 軒家なら１階と２階、見通しのある同フロアなら100〜300ｍ程度は届くので、 お庭でくつろぎながら、ネット検索なんてのも良し。さて、普通パソコンの電 源がＯＦＦの時はメールの着信はできないが、NECの「コムスターズ・ネオ」 (３万4800円)にISDN回線とパソコンをつなげば、電源を切った状態でも新着メ ールが確認できる。大切な人のメールをいつも待っている人、これは買いかも。 ４）『洋服で充電、指輪で買い物？電池とＩＣの小型化進む』 携帯電話やノートパソコンの小型化がどんどん進むのは、電池の小型化が貢献 しているから。こうしたモバイル機器に使われているのはリチウムイオン電池 だが、次世代エネルギーとして注目を集めている燃料電池もモバイル向けに開 発中という。そして今般、通産省や富士電機などが共同で衣類に装着可能な太 陽電池を開発した。名刺より一回り大きいシートで衣類に付けて光を浴びれば 携帯電話やＭＤの充電に使えるという。一方個人情報などをＩＣチップにに記 憶し認識するＩＣカードも小型化・多様化が進み、指輪型やペンダント型も実 現されている。これまでのＩＣカードは読み取り機との接触式だったが、電波 を使って情報をやり取りする非接触式に進化したため、形も自在になった。将 来銀行等が扱うカードもＩＣカードに置き換わる見込みで、指輪をかざすだけ で買い物できる、なんてことが実現しそうだ。 ５）『気軽に携帯、デジタル音楽』 インターネットやＣＤから保存したデジタル音楽データをメモリーに蓄積し再 生する携帯音楽プレーヤーが日本の大手メーカーから出揃った。価格は１万円 〜３万円台。「MP3」「ATRAC3」や、次世代の「AAC」という形式で圧縮し、 パソコンから移し替えて携帯する。メモリーの種類は各社様々で、データ転送 速度や容量で各社が競い合っている。本体をヒモでペンダントのように首から 下げるのが主流で、１台70g前後と驚きの軽さ。他にヘッドホン型や腕時計型 などもある。小さくて音が良くて、モーターなどの運動部品が不要なので音飛 びもない。これがポータブルオーディオの最終型と言えるかもしれない。ただ 大手レコード会社の音楽配信を利用するなら、機種により圧縮形式が合わずに 対応できないこともあるので、プレーヤー選びには注意が必要。 ６）『こんな防犯装置が欲しかった！』 夏休みを取って一家で長期旅行という人も多いこの季節。でも心配なのが留守 中の安全。「サイバーアイ」（４万9800円）は自宅の電話回線につなげ、携帯 電話などの電話番号を登録するだけ。異常を察知すると、自動的に登録した電 話に連絡が入る。室内の音声を聞くことだけでなく、話し掛けることもできる。 異常感知の種類は、(1)侵入者感知、(2)温度センサーによる火災の感知、(3)緊 急のけがや病気の緊急通報の３種類。電話番号は７つまで登録できる。お値段 も手ごろなので一般庶民の強い味方になりそう。家に入られる前に予防したい という人は住友不動産の新ホームセキュリティー（月額３万円〜）を。家の柵 に微弱電流を流し人間の静電気によって反応するセンサーと、30kgを超えた重 量に反応する芝生の下のセンサーシートで侵入者を感知するという。まあこち らの方は我が家には全然関係ない話題ですけどね、お宝のある人はご検討下さ い。 ６）『サントラの達人』 パソコンでデジタルビデオを自分で編集、何かが物足りないと思ったアナタ。 それはBGMではないですか？パナソニック「BGMジェネレーター」(７万9800円) は映像の長さ・リズム・音楽ジャンルを指定すると19万種類の曲の中から映像 にぴったりののBGMがつけられる。映像が終わる時に曲もきっちり終わるので、 気分は大野尭行か？またパソコンで歌を作りたい人にはこちら。沖電気工業か らは画面の五線譜上に音符と歌詞を入力すると、それに合わせて歌を歌ってく れるパソコンソフト「SMARTTALK（最新版）」(１万2800円)が発売。声の種類 は「野太い声」、「か細い声」など40種類。風呂場、洞くつ、ホールなど５種 類のエコーを効かせる事もできる。あんまり変な曲だと「こんな歌、歌えるか よっ」と文句を言う機能はついていないそうです（笑）。 |
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