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ネットビジネス
 1)『ソニー+フジ=スカパー軍 VS WOWOW+日テレ組!』

 音楽、映画、ゲームとさまざまなソフトを持つ「ソニー」と民放最大手「フジ
 テレビ」が資本提携をし、2003年開始予定の地上波デジタルテレビ向けの双方
 向サービスを共同開発する。両社の提携のキーは「テレビとネットの融合」で、
 ソニーはフジの持つ全国規模の放送網が魅力で、ネット通販の拡大を目指し、
 フジはソニーと組み、インターネットに対応したコンテンツの開発を目指す。
 一方、それに対抗するかのように「日本テレビ」は「日本衛星放送(WOWOW)」
 と提携を発表。共同出資で新会社を設立、来春からCSデジタル放送のサービ
 スに進出することを決めた。打ち上げ予定のCSはBSと同じ東経110度に打
 ち上げ、受信機1台でBS、CS両方の放送が見られるのがウリ。
 BSデジタル対応のテレビは来月から(三洋)、データ放送対応テレビは9月
 に発売(松下)される。ついに衛星放送もメジャー化する時代が来たか!?

 2)『続々登場!ネット電話』

 インターネット電話って言葉は良く聞くけど、実際それって何?って人が大半
 であろう。インターネット電話とはインターネットを使ってかける電話のこと
 で(あたりまえ!)、基本的にプロバイダーまでの料金でおさえられるため、
 通常の電話よりも安いというのが売り物。特に市外電話や海外電話がお安くか
 けられるというもの。4/26から始まった「e-phone plus」というサービスは、
 アメリカまで1分10円と価格破壊。またドリキャスのセガは8月からインター
 ネット電話のサービスを開始する。パソコンだけでなくドリキャスからも通話
 が可能。テレビ電話の対応もする。さらに来春からは音質劣化の少ない「IP
 電話」も登場(日商エレクトロニクスとNTTグループの共同)。「携帯電話代
 が高すぎィ!」とお嘆きの方はネット電話始めてみたら?・・・誰もでんわ。

 3)『これが私の生きる道!?セガのネット戦略』

 プレステ2ブームをよそに独自の路線を目指そうとしているセガ。最近では、
 ドリームキャストを使った「chab talk」(お手軽チャット)の広告で山手線
 の車両の全面広告を行ったり、インターネットサービスをする子会社「ISAO」
 が、電波少年の地球防衛軍のスポンサーになったりと派手な動きをしている。
 (ちなみに「ISAO」は6月からセガの社長になる「大川功」から来ているのだ)
 海外ではプレステ2への牽制としてドリームキャストを買った客に50ドルの返
 金を行い、実質上の値下げを行った。大川会長は将来的に日本でもゲーム機の
 無料化も考えている(携帯電話のようにネットプロバイダーとして利益をあげ
 る構想)。また、業務用の施設も光ファイバーで繋げて、映画や音楽を配信す
 る新事業の展開も発表(7月開始)。セガがネットを使った新たな遊びを提供
 してくれるのが楽しみ。そーいえば、後藤良男って、結局何だったんだっけ?

 4)『さらに激化!ネット銀行乱立』

 さくら銀行、ソニー、ソフトバンクなど、大手銀行や商社、他業種がネット銀
 行に名乗りをあげる中、また新たにネット銀行に参入する計画が相次いで発表
 された。中心となる企業、銀行名称、開始時期、主な特徴をまとめて紹介。
 ◎独BMW:「BMWジャパン銀行(見込)」(2001年中)
  ・ディーラー向け販売支援、BMW購入の際のローン等の金融サービス
 ◎三和銀行:「(名称未定)」(2001年初め)
  ・三和グループのつばさ証券、大同保険、ローン会社との連携
 ◎伊藤忠、三井海上火災、大和生命、他:「イーバンク銀行」(2001年初め)
  ・ネットでの数千円までの小口決済に特化、次世代携帯電話との提携
 ネット銀行戦争で、少しでも金利が上がれば消費者はそれだけでもOKでーす。

 5)『変わりダネ、ネット de ゲーム』

 ソニーミュージックエンタテインメント(SME)が始めた「ホワイトベリー」の
 HPのゲームが話題になっている。このゲームはメンバーの画像を探して集め
 るという単純なものだが、その裏では「IP3」という特殊な画像技術を使われ
 ている。この「IP3」は写真画像に関連するサイトのアドレスやコンサート情
 報等の様々なデータを記録できるため、マーケティング的にも注目されている。
 一方、パチンコ機製造のサミーは、モバイル系ベンチャーのインデックスと提
 携し、「iモード」等の携帯電話で遊べるゲームをネットで公募し、配信をす
 るサービスを8月に開始する。新サービス「A−1リーグ」ではネットで一般
 公募したゲームを審査し、無料サイトに公開。利用頻度やアンケートを基準と
 し、有料化へ(150円程度/月)。ゲームボーイに新たなライバル登場か!?

 6)『もう間違えません、「.com」=「。会社」』

 http://member.nifty.ne.jp/ これが「トレンド・キャッチ!」
 のHPアドレスなのだが、クリックして飛べる時は問題ない。これが紙ベース
 で手入力しなければならない時がちょっとやっかいなのだ。一文字でも間違う
 と「Not Found」ってそっけない文字があざ笑う。私がおっちょこちょいなせ
 いか、一発で飛べる確立は1/2(笑)。そんな苦労も過去の話になろうとし
 ているのだ。米ベンチャー企業iDNSネット・インターナショナル(ISDNじゃ
 ないぞ)は5月中に、日本語のドメイン名(HPアドレス)を発行するサービ
 スを開始する。つまり、「trendcatch.com」は「。流行掌握会社」と入力す
 ることとなる(ちょっと違うか?)。価格は1ドメインあたり2年間で1万円。
 「遊駅3」なんて取得しておくとあとあと高く売れるかもねん(笑)。




デジタル機器
 1)『子供市場を狙え!パソコン販売合戦』

 NECとさがみや書店が小中学校向けの教育支援サービスを始めたり、富士通
 がインターネットのホームページの漢字を自動的にひらがな変換するソフトを
 開発したりと子供向けの学習ソフトやインターネットのサービスが次々発表さ
 れた。もはやパソコンなしでは勉強できないのかと錯覚してしまうお父さん達
 の足元を見るように、量販店でも小中学生の学習をテーマにした販促企画が相
 次いでいる。ネット学習システム「e-スクール」とパソコンのセット販売やパ
 ソコンと学習ソフトと抱合せて発売するなど、親心をくすぐり販売増をもくろ
 む。子供の教育費には糸目をつけないという家庭って意外と多いから、なかな
 かいい企画なんじゃない。またバンダイはプレステ用の学習ソフトを今秋発売
 するとのことで、ゲーム感覚で勉強できるならとママの財布のヒモも緩むかも?

 2)『関ヶ原の戦い?DVD録画機規格戦争』

 松下電器産業は、録画機能のついたDVDプレーヤーを『DVD−RAM』規
 格で6月末に発売する。録画機能のあるDVDプレーヤーとしては昨年末にパ
 イオニアから『DVD−RW』の規格で発売されている。
 両規格の特徴を簡単に説明すると
 ・『DVD−RAM』(松下、日立、東芝):パソコンとの接続性を重視。
 ・『DVD−RW』(パイオニア、シャープ、ソニー他):単純な機能で将来低
  価格機の開発が可能。
 双方の互換性はなく、以前のベータ対VHSの規格争いを彷佛させるような事
 態となった。またデジタル録画を可能とするDVDだけに著作権を侵害する恐
 れがあると著作権団体から指摘されていたが、メーカーが録画機の卸値価格に
 1%上乗せし、購入者が負担するという形で著作権団体に支払うことで決着し
 た。この問題の解決により販売戦争はさらに加速しそう。

 3)『新しいコンセプトのデジタル生活機器』

 ちょっとした発想の転換で便利になるといういいお手本のような商品が出た。
 ジャガーの『ヌ・エル』は自分でコンピューターを持たないコンピューターミ
 シン。頭脳部分のコンピューターは、小学生がいる家庭なら必ず1台はあると
 いわれる任天堂『ゲームボーイ』と接続して文字や模様縫いの設定をするコバ
 ンザメ作戦。コンピューターを内蔵しないことにより通常15〜20万円する価格
 を5〜6万円程度に抑えることに成功。一方、松下電工の『ASSAツインPa』は
 一見普通の照明だけど、人間が快適に起きることをサポートしてくれる照明器
 具。付属リモコンで目覚めの時間をセットすると目覚めの30分前から徐々に明
 るくなり、設定時刻には朝の光のような明るさとなり爽やかな目覚めに導いて
 くれる。寝起きはいつも不機嫌、と文句を言われている人、試してみてはいか
 が。

 4)『ケ−タイが電話じゃなくなる時代』

 iモードやEZアクセスでネットに接続できる人が1000万人を突破し、もはや立
 派な情報端末ともいえるケ−タイ。今年末には富士通・米シティグループ・D
 DIが注文も決済も携帯電話でできるという新サービスを始める。パソコンを
 使った電子商取引と比べて外出先でもできるのが特徴で、いかに魅力ある商品
 を揃えられるかが普及のカギとなる。一方個人だけでなくグループ単位でもス
 ケジュール管理やアドレス帳の共有ができる新ウェブサイト『DoSule!』は携
 帯電話にも対応。公開・非公開が選べるので全く個人的な予定表を作ることも
 可能、ということはケータイが電子手帳代りにもなってしまうのだ。便利さば
 かりが先立って見落とされがちなのが安全性。『エネミー・オブ・アメリカ』
 のように知らない第三者が個人の行動を監視できてしまいそうでちと恐い。

 5)『街に増殖中、カメ男・カメ女!?』

 「モバイルバッグ」と呼ばれるノートPC携帯用バッグに最近バリエーション
 が増えてきた。強烈な印象の『ボブルビー』のリュックサック(2万5500円
 〜4万2000円)は、スウェーデンのデザイナーがPCをリュックに入れて自転
 車に乗っていたら転んで壊してしまったというイタイ経験から考え出されたも
 ので、外枠がABSという硬い樹脂でできているため、衝撃に対する機能性は
 もちろん、その斬新なスタイルで若者に人気急上昇。一見重そうな外見だが実
 は軽く、カジュアルだけでなくスーツや、スカート&ミュールにも意外に似合
 う。もっと目立ちたい人はボブルビーコンセプトストアでカスタムメイドもし
 てくれる。液晶画面やプレステ2をリュックに内蔵してしまうというキワモノ
 さは注目の的間違いなし。しかしこの姿を見るたび、昔アメリカから鳴り物入
 りで上陸して大コケしたカメ男「ミュータント・タートルズ」を思い出す私は
 ・・・年がバレますね。(笑)

 5)『キヤノンデジカメ本格参入』

 ますます盛り上がるデジカメ市場、ここにキャノンが自信作を引っさげて殴り
 込みをかける。『IXY DEGITAL』7万4800円は世界最小・最軽量、
 名刺サイズのボディは190g。画素数こそ211万画素だが一般的に使うにはこれ
 で充分なのだとか。一眼レフでは国内シェアトップのキャノンも実はデジカメ
 では後発組で大苦戦中。フィルムカメラのヒット商品IXYの名を冠したこと
 にも力の入れようが伺える。しかもCMキャラクターには中田英寿を起用。超
 かっこいいCFに加え、中田自身の公式HPにこのカメラを使って自ら撮影し
 た写真も掲載するという話題性もあり、「困った時の中田頼み」の日本代表の
 ようにこの新製品で巻き返しを図る。

 5)『良い音を手軽に楽しめるグッズ』

 最近プレステ2をやってて思うこと、特にレーシングゲームなどは実際に運転
 しているようなリアルな画面なのに音の迫力が今ひとつ、と思っていたらこん
 なものが登場した。『WOW』(4980円)は音源とスピーカーの間をつないで周
 波数を変えることにより手軽にサラウンド効果音を楽しめる音響効果装置。テ
 レビやゲームやパソコンなどにもつなぐことが可能なのでいろいろな楽しみ方
 が可能。スピーカーも新製品が続々。まずは段ボール製のスピーカー。音の再
 現性が良いアメリカ製の段ボールに振動素子を装着すればあら不思議。ポスター
 からだって音楽が聞こえちゃう。家庭で楽しむには充分な音質で、湿気に対す
 る耐水加工も施してあるから耐久性も安心(約1万5000円)。またパイオニアは
 内部にヘッドホンステレオを入れて風呂場に持ち込める防沫設計のスピーカー
 (約3000円)を6月末に発売。良い音楽でますますお風呂タイムが楽しくなるね。

 6)『21世紀のデジタルカーライフ』

 ドライブでのデートに欠かせないのがドライビングミュージック。何を用意す
 べきか悩んだ人って少なくないはず。センスが試されるもんね。でもこれがあ
 ればもう悩まない。NECとアルパインが開発した『インパネ君』は人工知能
 を持つカーオーディオソフト。ドライバーの好みを学習して曲目をドライバー
 と会話しながら選んでくれる。音声認識で選曲するため運転中の操作も危険が
 減る。カーオーディオに搭載されるのは2、3年後になる予定。一方、郵政省
 ・通産省などはトヨタやNTTと共同で、カーナビで電子商取引ができる新シ
 ステムを開発する。高速通信が可能な次世代携帯電話やデジタル放送のチュー
 ナーを内蔵し、音楽ソフトの受信やホテルの予約といった個人向けサービスや、
 宅配便の集荷・商品納入など産業利用への応用が期待されている。こっちの
 名称は『トリヒキ君』かな?

 7)『祝!ウォークマン20周年』

 初めてウォークマンで音楽を聞いた時のこと覚えてる?姿は小さくても迫力の
 音は感動モノだったよね。そんなウォークマンも初号機発売からなんと20年も
 経つのだそうで(!)今や記録媒体はカセットテープから内蔵の半導体メモリー
 に代り、ライター並みの小型化を実現したものが6月に発売される。この『ネッ
 トワーク・ウォークマン』(店頭価格4万円前後)の発売に合わせて20年ぶり
 にロゴも一新、丸みを帯びていたのが角張った文字になるという。今まで変わっ
 ていなかったのも意外といえば意外か?ところでウォークマンのパートナーの
 ヘッドホンにお着替えヘッドホンが登場。ソニー『MDR-Q33SL』3300円は耳のカ
 バー部分のキャップが取り外せて別の色に付け替えできる。全12色のキャップ
 は1セット500円、服に合わせてコーディネイトしよう。

 8)『新衛星携帯電話』

 イリジウムって知ってる?衛星を利用して全地球をサービスする衛星携帯電話
 で、国際携帯電話として活用されていた。と過去形なのはさる3/18に資金調達
 不足でそのサービスを終了してしまったから。代って注目されている衛星携帯
 電話が2002年後半にサービスを開始する「ICO(アイコ)」で、開始当初か
 らISDN回線の2倍以上の通信速度である144Kbpsのデータ通信が可能。
 2001年春からサービスを開始する予定のNTTドコモなどの次世代携帯電話
 「W−CDMA」は当初64Kbpsから始まる見込みといい、「ICO」の超高速
 通信は強力な武器になると見られる。しかしもったいないのは不要になったイ
 リジウムのための66基の衛星達。強制的に軌道をはずし、大気圏に突入させて
 いわゆる流れ星にしてしまうという。宇宙の粗大ゴミも星になれば美しい。
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