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１）『ＢＳデジタル放送をより安く見るヒ・ケ・ツ』 双方向データ通信や高画質を売り物にしたBSデジタル放送の試験放送が、いよ いよ9/1から始まった。本放送が始まるまでの３ヶ月間、NHK、WOWOW、民放５社 にスターチャンネルを加えた10チャンネルからBSデジタル放送の魅力を訴える。 さて、受信するにはBSデジタルチューナーが必要。チューナー内臓型デジタル テレビは約40〜50万円に対して専用チューナー単体10万円＋D端子付アナログテ レビを10万円半ばで購入すれば合計20数万円と、別々に買った方がかなりお得。 さらにCATVを利用するのも賢い手。BSデジタルテレビの一般的な普及にはどれ だけ安く見られるかがポイントになりそう。また、マイクロソフトは、双方向 テレビ向け半導体の開発参入とデジタルテレビ対応ＯＳ「ウィスラー」を公表。 本業の「ウインドウズMe」は今一つだったが、新しいネット戦略で王国の意地 を見せられるか？ ２）『ｉモード VS H"』 ｉモードの利用者は現在1200万人。日本人の1/10が持っている計算だ。でも実 際使っている人はもっと多いという感覚あるよね。というわけで今月も新しい iモード関連情報が盛り沢山。遠方の防犯カメラの映像をネットを通じて携帯画 面に映し出すサービス「どこでもカメラ」、その店のHP画面を見せるだけで特 典が受けられる「オンラインクーポン」。「東京ゲームショウ」にはiモード向 けゲームが初登場、なんと全体の4.2％を占めた。今後もiモードの快進撃はま だまだ続きそう。一方携帯電話が爆発的に利用者を増やしているのに対して、 苦戦をしいられているPHS。そんな中、DDIポケットが、復権を賭けて自信作 「フィ−ル H"」を発表した。カメラ機能が標準搭載され、別売の小型レンズ 「Treva」（京セラ）をイヤホンジャックに差し込むだけでカラー写真を送信で きたり加工できる。音質もシンセサイザーのような機能を持つチップ搭載、CD 並みの音質で、音楽と画像と文字を一緒に流してカラオケのようにも使える。 安さと便利さを武器にどこまでiモードに対抗できるか？ ３）『安いデジカメ』 デジカメは高画質戦争が一段落して、個性的なモノが続々登場しているが、そ んな中、１万円以下のデジカメが今や市場の1/4を占めているのだという。画素 数こそ10万画素から35万画素と画質は粗いが、機能を絞っているので操作が簡 単。購入者は若い女性や学生、と思いきや意外にも30代の男性がメモ替わりの ビジネスユースに購入するのだそう。実際タカラの「スティックショット」 (7980円)は100円ライター並みの大きさで、スーツの胸ポケットから出しても違 和感はない。またトミーの「ミーツープラム」(9800円)は４秒間の音声録音機 能付きとユニークな機能を搭載。同じくトミーの「Yahoo! deigital Camera」 (7980円)は撮影した画像を「Yahoo! 」上で活用できるサービスも予定しており、 タカラの会員制画像閲覧サービス「キュートクラブ」と同様に新たな遊びを提 案する。上級機にはない遊び心でどこまで健闘できるのか、おもちゃメーカー の腕の見せ所といえる。 ４）『ネット高速化へ向けて提携ラッシュ』 今や全世界で進められているネットのブロードバンド（高速大容量）化。ネッ トを通しての映画やゲーム等のソフト配信には欠かせないもので、ライバル会 社対抗するため、様々な会社の提携が相次いでいる。はたして軍配はどこに？ ◎米AOLが新興企業インクトミ等と共同で、新プロジェクト「コンテンツ・ブ リッジ」を今秋開始。高速配信の実現で「ヤフー・アマカイ連合」に対抗。 ◎NTTコミュニケーションズが東京めたりっく通信と提携。ISDNの約10倍の高 速・大容量のDSLサービスを、他のNTTグループには先駆け年内に商用化開始。 ◎富士通、セコム、丸紅、東京電力の４社はCATV事業を統合。資本参加のトー メンを含めた５社連合で高速接続サービスを目指す。新生ジュピターに対抗。 ◎ソニーとＮＴＴがＰＳ２を使ったゲームの高速配信で提携。ＮＴＴの光ファ イバー網を利用した実証実験を12月に行い、2001年の商用化を目指している。 ５）『キューブ現象』 この夏発表になった「パワーマックG4」と「ニンテンドーゲームキューブ」。 偶然にも同じサイコロ型のデザインが話題となったが、キューブ型のテレビも 登場。日立の15インチTV「QB−TV」（３万5000円）はインテリア的にも絵にな るキューブ型。とかく今どきのオシャレな部屋には嫌われがちなテレビだけど、 これなら合格。立方体のシンプルで独特の存在感は、ありふれたデザインに飽 き飽きしていた雑貨好き人間にも受け入れられそう。実は今、ネーミングにも 「キューブ」は引っ張りだこ。吉田カバンの「ポーター・キューブシリーズ」 や大阪国際会議場の「グランキューブ」、三和銀行とデジキューブが開発した 多機能ATM「MIX CUBE」に京都駅ビル専門店街の「THE CUBE」などなど。どこか ミステリアスで未来的な語感には、何かが飛び出して来そうなビックリ箱のイ メージがあるのだという。PC、TV、ゲームにカバンと来て、次は四角い顔が流 行するのか！？ ６）『検索エンジンもセレクトする時代 ネット検索エンジンといえば一番有名なのが「ヤフー」。ＣＭが話題の「イン フォシーク」や、英語の翻訳も可能な「エキサイト」等、２位以下の争いも激 しい。お好みでチョイスしているだろうが、どれも、なかなか知りたい情報に たどり着かないケースが多い。そんな時代に対応した新検索サービスが話題に。 米国で人気が出ているのは、検索内容に専門のエキスパートが対応してくれる 人手型検索エンジン『アバウト・ドット・コム』。約800人のナビゲーターが、 ひとりひとりに対応。2001年には日本でもサービスを開始する。また、日本で もオリコンが開発した、感性で検索できるシステム『SOコード』が登場（本格 スタートは年内。）「楽しい」とか「落ち着いた」等のキーワードで曲目や、 映画、旅行先等を検索してくれる。本当に感性に合ったモノがでるのか楽しみ。 一発検索が出来るのも便利だけど、新発見があるのもネットの良さなのでは？ ７）『縦が新しい！？』 小説などをネット経由で販売する電子出版は徐々に実用化が進んでいるが、ネッ クになっているのが横書き表示。本の縦書き表示に慣れた日本人にとって、行 間の詰まった横書き表示はじっくり読むには苦痛なのだ。そこで登場したのが 閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラ」の最新版「バージョン5.5」。 これを使えばHPの中の縦書きで作られた段落はきちんと縦書きで出てくる。 また、ソフト開発会社ボイジャーの「T-Time」なら元々横書きの文章も自動的 に縦書きにする。これなら長文でもすんなり読めそうだ。ところで、ビデオや ミニコンポなどのＡＶ機器では縦置きが流行し始めている。PS2に代表される縦 置きはテレビの横などの狭いスペースにも収まり、スタイリッシュな印象。シャー プやケンウッドからも縦置きＡＶ機器が発売されて、縦置きが市民権を得始め た。今まで横が当たり前だと思っていたモノに『縦』の波の到来で、新しいビジ ネスチャンスが生まれるかも？ ７）『繋がりマス！携帯端末で提携』 ネット接続のお手軽端末として全世界が注目しているのが、携帯電話とモバイ ル端末のPDA（※9/22付トレキャ無料版も要Check!）。携帯電話会社を中心に 各社が提携し、新市場の独占を狙っている。まずは、「NTTドコモ」とオラン ダの携帯電話会社「KPNモバイル」が提携して、年内に欧州でｉモードサービ スを開始。それを追撃する形で、英「ボーダフォン」と米「マイクロソフト」 が次世代の携帯電話の開発で提携。また、「NTTドコモ」は携帯端末世界最王 手の米「パーム」と提携、来春に向けて携帯情報端末専用機を開発。ビジネス マンの需要を狙う。さらにトドメで、「ドコモ」は米インターネットサービス 最王手の「ＡＯＬ」と提携（やりすぎか！）。携帯でのメールをPCで見たり、 PCの電子商取引を携帯で行えるようにして、携帯とPCの融合を図るのが狙い。 世界と繋がるより、まずは日本のｉモードをちゃんと繋げて欲しいもんです。 ７）『赤ちゃんもしっかり「電子母子手帳」で管理』 家計簿、スケジュール、健康管理等、身のまわりの様々なものがデジタル化さ れ便利になってきたが、今注目をあびているのが「母子手帳」。ネット関連会 社のイーベビーは大株主の伊藤忠らと共同で、ネットに接続できる携帯情報端 末『電子母子手帳』を使った新サービスを来春から開始する。妊婦や子育て中 の母親は、端末に子供の生年月日を入力して育児記録が作れる他、成長に合わ せて必要な育児商品を紹介してもらえ、通販で購入が可能になる（新手のダイ レクトメール端末か！？）。11月には、伊藤忠、ファミマ・ドット・コム等の 数社が中心となって「電子母子手帳普及協議会」が設立され他社への呼びかけ や使用料等の詳細を決定する。ところで、この「母子手帳」という名称は、男 女差別等の論議にはならないのか？「親子手帳」ってのも様にならないけどね。 ８）『なつかしキャラで「コミック＠メール」』 手紙もそうだけど、特にメールは相手の気持ちが伝わりづらいよね。普通に文 を書いてるつもりなのに、なぜかいつも怒っているように伝わってしまったり （うちの編集長がコレ）。そんな時には（笑）や顔文字(^o^)を使っているが、 ｉモードのメールには、さらに便利なものが登場。それが、キャラクター付の メールが送れる『コミック＠メール』。まずは、携帯から専用ＨＰにアクセス。 メッセージを入力すると、メール内容を自動解析してそれに合った表情のキャ ラを選び出してくれる。受信者にはＵＲＬが送られてきて、そこにアクセスす ると、メール内容とアクションするキャラクターが見られるって訳。キャラは 「あしたのジョー」や「おれは鉄平」等が利用可能（利用料金は２キャラ分で １ヶ月180円）。ｉモード用のメールツールは今後も増えていきそうな予感！！ |
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