１）『写真を遊ぼ！』
　最近はもっぱらデジカメ派が増えているが、スキーなどのアウトドア派向け
　「G.BROS. GV-10」(カシオ計算機・オープン価格)は、防水・防じん・耐衝撃性
　能を装備したタフさがウリで高速連写も可能。「デジカメもついにここまで！」
　と思わせるのは、三洋電機、旭光学工業、アルテックが10月19日から３ヶ月間
　の予定でテスト販売中の使い切りデジカメ「撮ってもＥＧ」（24枚撮りのプリ
　ント代込み1980円）。撮影後、販売店にカメラを返却するシステムで、その場
　でプリントを受け取れるがカメラは回収され、データ消去後リユースされる。
　撮ってすぐ自分で印刷したい人には、電池仕様で手のひらサイズの「モバイル
　デジタルフォトプリンターDPP-MP1」（ソニー・実勢価格２万8000円）や印刷の
　速い「カードフォトプリンターCP-10」（キャノン・３万円）がオススメ。すぐ
　に見られるといえば、ポラロイドも人気が根強い。「ポケットフォーチュンフィ
　ルム」（12枚入り、940円）は撮影後、画像が出る前の90秒間だけ占いメッセー
　ジが出現。撮ってみんなでワイワイ見るにはもってこい！


　２）『手のひらの中のセキュリティ』
　最近のセキュリティの鍵は、文字通り、貴方の手のひらの中に握られていると
　言っていい。まずはいつも手にしている携帯電話。インターネット機種を使っ
　て留守宅の来訪者をチェック（会話と姿の確認）できる「遠隔インターホンシ
　ステム」（MIST、予価20万円）や、携帯電話でバーコードの電子請求書を受信
　し、小型バーコード読み取り機と領収書発行機能付の自販機で現金を支払える
　公共料金自動販売機支払システム（ガソリンスタンドや駅の自販機で来春、開
　始予定）、先頃スタートしたPCや携帯などから公共料金支払いなどを可能にす
　る「Pay-easy(ペイジー)」などが注目されているが、いずれも普及の鍵はセキ
　ュリティだ。そんな中、富士ゼロックスではマウスを握った手の形とクリック
　の仕方で、個人を特定するバイオメトリックスマウスを開発。マウス使用のた
　びに認証が続行されるため、セキュリティ性も高いとか。成田空港では、バ
　ーコードより情報容量が大きいICタグを使って国際航空の手荷物を管理する実
　験を開始(2005年実用化予定)。ICチップが手のひらに埋め込まれる日も近い？