１）『付加価値いっぱい、次世代携帯』
　このトレキャ誌上でも毎月のようにご紹介している携帯。各社とも、来年本格
　スタートする次世代携帯に向けた動きが活発化。KDDI（au）は日本で初めてGPS
　内蔵の携帯（日立製・実売１万円と京セラ製・１万3000円）を来月発売。携帯
　電話の地図に自分の位置をほぼ正確に示すことができ、目的地までの経路や途
　中の交通情報なども得られるようになる。ドコモではニュースやスポーツなど
　の映像を携帯電話に配信する「ｉモーション」のサービスを開始。いずれもコ
　ンテンツは一種類あたり月額300円以下に。そして「もっと気軽にワールドワ
　イド」をモットーに、ついに海外プリペイド携帯も登場。ドイツテレコムの日
　本法人が開発した「エクストラ」だ。日本のそれと同じく基本料金がかからな
　いので、旅行やハネムーナーのプレゼントとしても最適だとか。現在EUなど31
　カ国で使え、電話機はノキア製（３万3000円)とアルカテル製（２万8000円)が
　あり、通話料は英国から日本にかけて１分約229円、着信が１分約91円。これ
　で、ますますどこでも通話が可能に。


　７）『携帯音は迷惑？』
　「車内での携帯電話のご使用は周りのお客様のご迷惑となり〜」という車内ア
　ナウンスを聞くようになって久しい。とにかく公共の場での携帯の音は気にな
　るもの。それを「騒音」と考えるか「サウンド」と捉えるかで新商品のアプロー
　チも違ってくる。前者の場合なら、スイッチを入れると微弱電波を発し半径３
　メートル内の携帯・PHSの通話をできなくする「お黙り!!ケイタ」（OTS・１万
　1000円）が便利。一種の「通話強制終了」で、大事な電話も阻止される可能性
　大だが、公共の場ではマナーの方が優先されるということか。一方、他の人の
　携帯着メロのセンスって意外と気になってしまうもの。そんな着メロこだわり
　派のために、鼻歌を着メロに変換するソフト「Singer Song writer Lite 3.0」
　（インターネット・１万5800円）が登場。鼻歌に1800種類の伴奏をつけてオリ
　ジナル着信メロディができるというもの。CMで聞いたうろ覚えの曲を着メロに
　したい音符ビギナーや、オリジナル曲を着メロで聞かせたい！というバンドマ
　ンまで、結構重宝するかも。思わず聞きほれる着メロにも出会えるかもよ？