２）『ニーズに応えるメールビジネス』
　膨大なメール交換で時間が消費されがちな現代。そこで、ちょっと役立つメー
　ルサービスをご紹介。104だと１件100円だが、メールサイトシステムズの「２
　円電話番号案内」なら１件たった２円。東京の指定エリアに続いて、９月には
　大阪、名古屋などでも利用可。資生堂は６月から、メールでショッピングカタ
　ログを配信する画期的なシステム「フィスフィア」をスタート。オフラインで
　ゆっくりカタログを見て、人気のブランド商品をメール送信で注文できる。ま
　た、知らない人とアドレス非公開で送受信できるのが、ブレイブシステムズの
　「JA-Mail」。コミュニティサイト運営者向けのため50万円〜とお高め。癒しや
　交流が欲しい人には、電子ペットを。松下電工はｉモードで「うちの子、よろ
　ぴく」を７月17日から無料提供。メールと一緒にペットが送信され、相手が育
　てたあとにお土産を持って戻るというもの。ツッコミもこなすクラブアーティ
　ストの「ｉリズモ」は、言葉や会話を記憶して飼い主に日記を残し、よそへ遊
　びに行って会話する行動派。そのうち、メール自体が人格を持ったりしてね…。


　３）『遠隔はどこまで信頼できる？』
　便利な世の中になりました。「手間省略」と「便利さ」から今「遠隔」がトレ
　ンドに。個人向けにテキストや画像などのデータをネット経由で保管代行して
　くれる「ストレージサービス」は、IDとパスワードを打ち込むだけで自宅でデー
　タをHPから引き出せるので、保存フロッピーいらず。約10社が活用中で料金は
　基本使用料に一定の容量を越えると課金されるシステム。他にｉモードメール
　を自動的に転送・保管してくれる「メールアルバム」（有料／共立サービス）
　も便利。機種変更や故障にも対応してくれる上、ケイタイに残しておきたくな
　い秘密メールをこっそり見るのにも重宝とか。便利なサービスではエム・シー・
　メディカルが考案した次のシステム。自宅で病気療養中の患者がはめた指輪型
　のセンサーから脈拍や血液中の酵素濃度などを自動送信。患者の体調の変化が
　医師に即座に伝わると期待。また東京理科大とクレオが共同開発した肌の遠隔
　診断システムはデジカメで撮影した肌画像をPDAで解析センターに送ると肌状態
　をWEB上で診断。でも便利な一方で、生身の人間の意見の方が安心な気も…。