１）『「いつでもどこでも」を可能に。加速する小型軽量化』
　近頃、外でも家の中と同じくつろぎ感を求めるのか、なんでもかんでも携帯便
　利に超小型・軽量化しているようだ。ミノルタから、世界最薄・最小・最軽量
  のデジカメ「D-IMAGE」(７万2000円)が登場。シャープからは、音楽だけでなく
　録画した映画やドラマも楽しめる手の平サイズのポータブルAVプレーヤー「MT-
　AV１」(３万9800円)がデビュー。そして、SONYはさらに小さく軽量化したライ
　ターサイズのシリコンオーディオプレーヤー「NW-E7S」（２万9800円）を発売。
　このスタイリッシュなプレーヤーには、ネックレス型ヘッドホン「SE-CN50-S」　
　（オープン価格）をつけて欲しい。未使用時には左右のユニットをつなげると
　ネックレスに変身するというもの。ネックレスといえば、首から下げる携帯型
　空気清浄機なるものも登場。花粉症の人には嬉しい商品だ。奥様には、旬の食
　材カレンダーやカロリーメモなどの情報を内蔵した手の平サイズの電子料理本
　「ポケットライブラリー NE-HB10」（１万6000円）がオススメ。しかし、身の
　周りのもの全てが携帯できるほど小型化したら家に帰る必要がなくなりそう。

 


　３）『ホームネットワーク時代の情報家電』
　「ネット家電元年」と言われる2002年。子供の頃夢見た「未来の家」がいよい
　よ現実味を帯びてきた。経済産業省の国家事業として進められてきた住宅分野の
　情報システム事業が、各家電メーカーの最新技術を結集し、「情報家電ハウス
　（JEITAハウス）」として八王子のモデルハウスに登場。ドアは指紋認証式、
　書斎はひと声でカーテンが閉まりホームシアターに大変身。ベランダは雨を感
　知すると携帯に通報、屋根を外から操作できる仕組み。室内の機器は電話やメー
　ルも含め、音声やリモコンでフル制御！一方、東芝が４月に発売する「Feminity
　（フェミニティ）ネットワーク家電シリーズ」は、ネットで庫内を管理できる
　冷蔵庫（推定小売価格25万円前後）や、在庫に合わせたレシピを選べる電子レ
　ンジ（同９万円）、細かいメニューが指示できる洗濯乾燥機（同20万円）など
　で、ホーム端末とアクセスポイントが20万円前後。買い控えが目立つ白物家電
　製品の需要喚起となるか、見どころだ。今後、新築住宅に導入する人が増えて、
　量産によって値段がグッと下がれば嬉しいかも。