◇『夏物衣料のトレンド&流通展開』
各百貨店では、例年より2週間〜1ヶ月も早い夏物商戦がスタートした。
水着&浴衣等、夏のトレンドを先取りしたものを豊富に取り揃えて展開している。
こうした夏物商品の前倒し投入の背景には、長引く不況でセール時期が早まる
中での正価格の販売期間の確保や、素早い流行を見極めるという狙いがある。
特に今年はGWが長期に渡るカレンダーになっていたため、海外などで一足早
く海水浴を楽しむという需要を見込み、水着商戦は非常に早い立ち上がりを見
せた。中でも、ユニークなサービスを提供しているのが東武池袋店。来店した
女性の水着の試着写真を無料で撮影するサービスを実施。(ちなみに、このサ
ービスがなくても試着姿をチェックするとっておきの方法があります。デジカ
メを持参すればバッチリです。バックスタイルはミラーに映った姿を撮ること
になりますが、デジカメならフラッシュなしでもOKですから、光りませんしね)
▼
で、今年の水着の流行予測は、
○【バンドゥービキニ】:トップスがバンドタイプになっているビキニ。バス
トが大きい人はより大きく、小さい人もそれなりにセクシーにアピール!
○【ストリートビキニ】:キャミソール+ミニスカの組み合わせはまさに街着。
ビーチからそのまま街へ直行もOK?
○【パイソン柄】:今年流行のヘビ柄が水着にも登場。ワイルドな魅力で悩殺!
○【ミラー使い】:トレンドのミラーを胸元にあしらって、セクシービーム!
○【バックコンシャス】: 後ろにも、ビーズ、フリンジなどのアクセント。
○【クラシカル】:ミセスがトレンドを狙うなら、トップもボトムも大きい、
30年代風のクラシカルなローレグのブランド水着が今年風。
続いて浴衣 。
○【プリーツ加工ゆかた『ストリーム』】:軽くてしわになりにくく、持ち運
びも便利。伸縮性に富み、通常の浴衣よりも動きやすいのが特徴。旅行の
お供にも○。仕立て上がり2万5800円。
○【リバーシブルゆかた】:片面ずつ異なる色で染めた1枚の生地を両面着用
できる。1枚分のお値段で2枚分楽しめる!これはオトク。仕立て上がり
2万8800円。
▼
最後に、いくら暑くても汗だくになりながらスーツを着なければならない男性
のために、夏対策の新機能を売り物にした紳士服をいくつかご紹介しよう。
まずは、カネボウ繊維開発の体感温度を3℃抑えるという素材「涼3℃」を使用
した紳士スーツ(3万9800円、はるやま商事)。さらに、衣服内体温の上昇を1
〜2℃抑える素材を使用したポロシャツ(9900円、三陽商会)も合わせて着たら、
合計5℃涼しくなる?ってことはないですね(笑)。さらに、スーツを自宅で
じゃぶじゃぶ洗える、裏地が洗濯ネットになっている「ウォッシャブル・メッ
シュ・ジャケット」(3万3000円、レナウン)なんてのも登場。気になる汗の
ニオイには、消臭ワイシャツが効果的。中高年の体臭の原因となるノネナール
にも有効だそうだ。最後に足元のケアも忘れずに。靴下には、銀メッキ繊維を
折り込んで水虫も防ぐという新兵器もお目見えした。
さて、今年の夏は猛暑・・・?それとも冷夏? 気になりますね。
|