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◇『Ｘスポーツを取り巻く、各界の動き』 Ｘスポーツ（スケートボードなどの次世代アクションスポーツ）、Ｂ３スポー ツ（インラインスケート、ＢＭＸ、スケートボード）を照準に当てたビジネス が、様々な業界で動いている。米国では大衆的な人気になっているＸスポーツ だが、日本ではやっと10〜20代の若者の間で人気が急上昇し始めた段階だ。し かし今後このブームは定着し、「芸能」に並ぶ大きな事業の核になると期待し ているのが、お笑いタレントでおなじみの吉本興行。関連イベントの企画や番 組製作、選手のマネジメントなどを手掛けていく模様だ。今年末から始まるBS デジタル放送時代の多チャンネル化に対応するソフト供給の面でも注目される。 ▼ また、インラインスケートの人気がきっかけで、約30年ぶりに復活の兆しを見 せるのがローラーゲーム（わっ懐かしい！そう言えば、あの頃の選手はアイド ルタレント並みの人気だった。吉本さんこりゃイケるかも？）。派手で過激な アクションや、インラインを使ったヒップホップも登場してるのが2000年スタ イル。息を呑むスピード感とハードなボディーアタックは格闘技ブームにも通 じるものがある。東京ドームインラインスケートリンクでは、ジャパンリーグ マッチ2000が年間全７戦行われ、現在２チームが参戦中。さらに、観戦するだ けじゃなく自分でやりたい人にもグッド・ニュース。新宿駅南口に、都内初の 本格的スケートパーク「E.D.I.T.パーク」が登場。プロ並みのライダーが終結 する新たな名所になるかもしれない。 ▼ 出版界では、第４期サーフィンブームのキーパーソンである世界的ロングボー ダー・枡田琢治が、スケボー、スノボー、サーフィンなどを取り上げたフリー ペパー『SUPER X』を全世界に発信し注目されている。ファッション界において も、Ｘスポーツを意識したアイテムは人気急上昇中。例えば「ドゥーラグ」と いう布だが、これを頭に捲き、その上にベースボールキャップをかぶる「キャッ プ・オン・ドゥーラグ」スタイルがボーダーをはじめ、ストリート系の若者の 間でヒップホップなかぶりモノとして流行している。蒸れが気になる夏よりも これからの季節向けのファッションかも。 一方で、Ｘスポーツと対極にある従来型ハード系スポーツのブランド（デザン ト、ゴールドウィン、アシックスなど）は、ダ・パンプや田中麗奈などのタン レントを起用し、ファッション性をアピールして必至に起死回生を狙っている が、「Ｘ旋風」に対抗するほどの勢いはなく、ちょっと苦戦中というところか？ |
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