◇『不景気を吹っ飛ばせ!五輪特需をリサーチ』
17日間世界じゅうを沸かせたシドニー五輪も、10月1日で閉幕。さて、300個の
金メダルをかけた熱き戦いのおかげで、こ〜んな特需効果もあったのをご存じ?
まず赤マル印は、開幕日の9月15日に2000着テスト販売された、ミズノの「サ
メ肌水着」。なんちゅーネーミングや!?と思ってよくよく見れば、「スピー
ド ファーストスキン」が正式名。鮫の皮膚をヒントに東レと共同開発した、
競泳用の水着で、男性用スパッツタイプが9000円、女性用ノースリーブ・ロン
グジョンタイプが2万5000円。今大会では全選手の8割近い600人がこれを着用、
モジモジ君みたいになっていたのでちょっとびっくり。おまけに、男子100m自
由形であまりにも遅くて、イアン・ソープより注目を集めたギニアのエリック・
モウサンバニ選手に、ミズノとライセンス契約を結んだ「スピード」がサメ肌
水着をプレゼント。スポンサー契約を申し入れシドニー市内で泳がせたという
から笑える。この秋は日本各地のプールにもモジモジ君出没?かも。
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ほかにも、サッカー日本代表の中村俊輔のシューズのモデルは、アディダスジ
ャパンが9月中に5000足を完売。大阪のスポーツ専門店「梅田イングス」では、
日本選手の使用済みシューズやウエアを展示するフェアを10月1日まで開催した
が、10月20日まで「日本代表選手団公式ユニフォームレプリカモデル」を8800
〜12000円で予約販売するという企画が◎(受け渡しは来年2月)。「スポーツス
ペース」からは、日本選手のトレーディングカード259種が10枚入り300円で9
月上旬に発売され、メダリストが表彰台に立っている非売品カードが早くもマ
ニアの間で狙われている。オージーファッションに身を包んだ「シドニーオリ
ンピックバービー」も超レア。世界に1つの名前と誕生日を持つ手のひらサイ
ズのアメリカ発限定ぬいぐるみ「ビーニーベイビー」は、五輪に合わせて日の
丸つき「ニッポニア」を発売。4月発売のピンクの熊「さくら」がネットオー
クションで50倍の値がついただけに、当然ニッポニアへの期待も大だ。
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ところで、シドニーとの時差がたった2時間というのも、特需効果フィーバー
の要因ではないだろうか。リアルタイムで観戦を楽しもうと、BSデジタルテレ
ビの売り上げが急伸。以前は9月1日のBSデジタル試験放送開始に合わせ各社発
売したもののチューナーが10万円、チューナー内蔵で40〜50万円と高価すぎて
なかなか売れなかったというから、五輪サマサマだ。大型テレビを設置した赤
坂のショットバー「APACHE(アパッチ)」や渋谷の「ワールドスポーツカフェ東
京」、六本木の「東京スポーツカフェ」、大阪の「ホテルシーガルてんぽーざん」
などでは、開催中の売上げが2〜3倍に跳ね上がり、経営者ともども歓声に沸
いた。オーストラリアンレストランも次々話題に。横浜の「AUSSIE」のカンガ
ルーバーベキュー1480円はぜひトライしてみたい一品。西麻布の「OZcafe」で
もワニやカンガルーの肉が食べられるから、オーストラリア気分をもっと堪能
した〜い!という人にはオススメ。ちなみにカンガルーの肉って低脂肪、低カ
ロリーで牛ヒレ肉味なんだって。じゃあ、コアラはどんな味かな?
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