１）『「ミニモニ。」化現象』
　商品の小型化が進んでいる。シチズンとＩＢＭが開発した「Watch Pad1.5」は
　縦6.5cm、横4.6cm、厚さ1.6cm、重さ43ｇの腕時計型パソコン。今後PDA程度の
　機能など持たせて数年内に発売予定。さらに、コンパクトでスタイリッシュさ
　が人気のB5サイズCD/DVDプレーヤー「DVP-F21」（オープン価格）、ライター
　並の大きさの超小型デジカメ「チーズスパイシー」（オープン価格）などが登
　場。小型化はあらゆる分野で進んでいて、サイズはミニでも性能は本物のエン
　ジン式小型模型（インテル技研などが発売）も大人に人気。ドイツのヴィレス
　コ社の蒸気機関車のミニチュアは、蒸気の力で動き、汽笛も鳴らすことができ
　る。また下着にも「ミニ」(？)が登場。「ストリングミニマム」はショーツの
　バックストラップのＴ字部分にヒップマークのリング付き。これを股上浅めの
　ボトムに合わせてわざと見せるのが海外で流行。12月より栄進物産から6000円
　で発売される予定だが、日本でもはやるのか気になるところだ。


　２）『むかしむかしがカムバック！』
　新世紀を迎えてからもうすぐ１年。新しい年のわりには、20世紀に輝いていた
　ものが復活！という動きが各方面で目立っている。ファッションでは、リボン
　のような身近で懐かしい存在がシャネルやYSLリヴゴーシュのワンピースや靴
　などに多様に用いられ、男性の間ではパンクブームに流行ったヘアスタイル・
　モヒカンがソフトな雰囲気で再登場。食の面では、発売当初の味を再現した飲
　料や食品が人気を呼んでいる。キリンラガーは40年代の苦さを特徴とした味を、
　三ツ矢サイダーは当初のただ甘い！だけの味をレトロ感漂うデザインのパッケ
　ージとともに復活させ、好調な売れ行きだ。また、日本橋三越では、71年前の
　“お子さまランチ”や神戸の大手業務用レトルトカレー製造販売会社MCCでは、
　旧オリエンタルホテルの100年前のカレーを発売。ほかに、技術が発展した現
　代だからこそ再現できる“ウルトラマン”や“あしたのジョー”など昔懐かし
　いアニメがDVD化され、より鮮明な画像で蘇えった。私的には、江戸時代の地
　図や屏風絵が復元された「いにしえCD-ROM」（１万4800円）が欲しいなぁ。


　３）『21世紀型の生活傾向が見えてきた！』
　幼い頃、映画「2001年宇宙の旅」を見て未来生活は便利だなぁと思っていたが、
　本当の2001年になり科学・医療・各産業から届くニュースには、未来型のライ
　フスタイルの片鱗が伺える。宇宙旅行も夢じゃない現代。観光客と乗員の３名
　が20日間滞在できる「ミニステーション１」の建設構想をロシアがぶち上げた。
　完成は2004年…期待しよう。身近な話題では、一見宇宙服のような「エアースー
　ツ」（ロフテー、１万9800円）なるものが商品化。実態は全身７箇所にエアバッ
　クを装着した“着る枕”。ゴロ寝や読書などにも絶妙のくつろぎ感を味わえる
　とか。未来的時間管理といえば、誤差が10万年で１秒という電波時計。10/1に
　九州・佐賀県に国内で２ヵ所目となる標準電波送信所が開局し全国で受信が可
　能となり、需要喚起に期待を寄せる時計メーカーは新製品を続々投入。さらに、
　医療にも未来型が登場。癒し系ロボとして人気の高いAIBOなどを医療に取り入
　れたロボットセラピーを神奈川県・大和市立病院が試験導入中。心因性の障害
　が改善される症例や、従来の動物セラピーで動物が受けるストレスや人間への
　感染症がない点など、医療関係者は期待を寄せる。夢の未来生活到来か？　


　４）『秘密の会話をしよう！』
　「BK」＝ブサイクの意味、ってご存知？少ない文字数で意思疎通できる暗号的
　絵文字が携帯族の間で流行中だけど、これも大切な人とお互いだけがわかる秘
　密の会話をしたい傾向の表れ。通話の際は、ラッパ型の携帯付属品「エチケッ
　トホーン」を活用！周囲の雑音を入れずに小声で話せます。そんな彼女らが、
　ケイタイメールのみならず普通のお手紙でもハマりそうな新アイテムが、香り
　を書く（つける）無色のペン「フ・レ・グラン」（サクラクレパス、300円）。
　手紙の仕上げに香りのメッセージで親密っぽさを醸し出せるかも。一方で、か
　まくらや繭玉などの個室型レストランや、隣と仕切りがあるラーメン屋といっ
　た親密な空間を演出した飲食店が、他人の視線が気になるカラオケボックス育
　ちの社会人世代にもウケており、秘密な会話は若者に限らない嗜好のよう。そ
　んな彼らも人の親となれば、秘密の会話も究極に？！ウィルウィンより発売中
　の「ベビートーク」（６万円）でお腹の中の赤ちゃんに骨伝導でお話でちゅ。