１）『“使える”ミニ・プチ・コンパクトたち』
　必要以上にモノが溢れる今、デザインのムダを省き機能はそのままの商品がひと
　つのブームを作っている。そう、小型化だ。自転車さえ小さく折り畳むのがスマ
　ートなご時世、その中でもエロティック デザイン ワークスの「クリスマスチャ
　リリン2001」（４万8000円）は手編み風ロングマフラーとお揃いのサドルカバー
　付きなので、Ｘmasプレゼントにぴったり。小銭入れもバッグの小型化に伴いよ
　り小さく進化中、食べ物だって一口サイズが人気。渋谷・一口茶屋の「プチたい
　焼き」(３個100円)のようにちょこっとつまめるのが良いのだ。また、大手カー
　用品店では自動車用芳香剤の量り売りシステム「フェイバリット・チョイス」が
　登場。50mlのガラス容器に好きな香りを注いでもらえる。そして、タイガー魔法
　瓶が出した「湿気とっ太郎」（6000円）はコードの要らない充電池式除湿機で湿
　気の多い押入れやげた箱で大活躍。手のひらサイズの本格派ラジコン「パームラ
　ンナー」（京商、3980円）は細部のディテールにもこだわり、本格サスペンショ
　ン付きで屋外走行も可能だ。いずれにせよ、小さくても質が良いことが大前提!!


　２）『新世紀ヒット商品プレビュー』
　今年もあと１ヶ月。今年のヒット商品を考えながら来年のヒット商品も占う企
　画も多数登場している。新世紀初のヒットとして挙がったのが、東西の２大テー
　マパークUSJとTDS、そして記録的ヒット映画『千と千尋の神隠し』など。共に
　テロの影響から国内で静かに過ごそうというニーズにうまくマッチした形だ。
　またヘルシー志向を背景に「毎日骨太MBP」(雪印）等の健康商品も流行。数多
　くの流行語を生んだ小泉首相自身もヒット商品といえよう。今年も分野が乱立
　しており、これぞ！というものがない。来年もその傾向は続きそう。以前あれ
　ほど騒がれたITモノはなりを潜め、来年の目玉は「Ｗ杯」がらみ。グッズをは
　じめデジタルテレビの加入増、サッカー自体の人気回復へと期待は大きい。日
　本で開催される以上これは絶好のビジネスチャンス！そのＷ杯を指折り数える
　べく来年のカレンダーも出揃った。景気低迷で企業で配るカレンダーが減少し、
　市販カレンダーが多く出回りそう。花や動物など「癒し」と「インテリア」を
　兼ね備えた商品が人気だとか。来年はいい年にしたいなぁ…。


　２）『シェアリング〜注目される省エネの新しいカタチ』
　私たちが日々の暮らしで省エネ、省コストを図ろうとすると、どうしても「シェ
　アリング」という考え方に行きつく。環境面から進められているのは、１台の
　車を数人で共有するカーシェアリング。多摩ニュータウンでは電気自動車30台
　を設置、月会費4000円と１時間500円で利用可。京都市、大阪市、東京都北区、
　横浜市、三鷹市などの一部地域でも個人、法人向けに共同利用実験がスタート。
　賃貸マンションをカフェのようなしゃれたデザインオフィスに改装しシェアす
　るスタイルを提案したのは、兵庫県西宮市の住宅工房。第１号は同市内に12月
　完成のクリエイターズビレッジ・苦楽園だ。一般家庭向けには、総合的に省エ
　ネができる「エコーネット」が発案された。三菱電機、松下電器、シャープ、
　東京電力をはじめ、家電や通信、電力、セキュリティー、ハウジングなど約100
　社が参加したシステムで、来年にも一般家庭400軒で実験が始まる。２〜４年後
　のサービス開始を目標に、在宅医療や介護、セキュリティも一括管理できるよ
　うになるとか。便利でエコなら言うことなし！