１）『渋谷でトレンド・キャッチ！』
　流行に敏感な世代が注目する渋谷が、情報の受発信基地としてパワフルに進
　化中。その代表格が渋谷駅構内にある売れ筋上位専門店「ランキンランキン」。
　7/29のオープン以来、毎日１万人が来店し１日の売上げは100万円に達する。
　9/1からネット上にも「ランキンランキンコミニュティ」がスタート、高い期
　待が寄せられている。またトレンド情報の源とも言える渋谷だからこそ投入さ
　れた試みが、独自のユニホームをまとい街を歩いて企業の宣伝活動をする「ス
　ポークスマン」。彼らが発信する“街コミ”は来街者にインパクトを与え“口
　コミ”として発展するため、最小の経費による最大の広告効果を狙える？一方、
　渋谷ギャルが最近女子高生から中学生へ低年齢化。新たに小・中学生向けのフ
　ァッション誌も創刊され、渋谷109では彼女達が好んで着るデニム素材のジャン
　プスーツを揃えるなど低年齢化に対応中。最後に、新たな渋谷の顔といえば、
　テーマレストラン「J-POP CAFE SHIBUYA」。CD、DVD店と和風カフェを融合した
　近未来的な店内から最新音楽PVが流れる。流行チェックなら、まず渋谷へGO！


　２）『自分好みになんでもアレンジ』
　みんなと同じはイヤ。もっと好みに合った自分らしさをアピールできるモノが
　欲しい！と思っている人は多いはず。三宅一生氏のブランド「A-POC」青山店
　では、目の前で１枚の布にハサミを入れ、自分の希望に応じた服に仕上げてく
　れる。また、ホメオリブ原宿店では、体質や好みに応じた化粧品を店内の化粧
　品工場で製造し、その場でマイ化粧品の出来上がり。このように、自分好みに
　アレンジできる商品が増えているようだ。auの携帯「C406S」は、３種のパネ
　ル付きで気分に応じて着替えができ、ソニーの耳かけ式ヘッドホン「MDR-Q 33
　SL」（3300円）は、様々なカラーのキャップ（別売）が揃っている。人気のブ
　ロック玩具レゴのボールペン（2700円）は、ペン本体の金属の芯に色々な形の
　ブロックを差し込むことで、他にはない自分だけのボールペンが完成する。ま
　た、相生酒造が焼酎のおいしい飲み方を募集したところ、大賞には味噌カクテ
　ルが。お湯でといた味噌入りの焼酎の水割りだが、想像以上においしいらしい。
　食べ物でも洋服でも好みは人それぞれ。自分の意外な嗜好が見つかるかも。


　３）『近くなった韓国』
　2002年のＷ杯を目前に、韓国という国がより身近な存在になった。まずは食。
　韓国といえばキムチに焼肉。これは暗黙の了解になっているが、もっと手の込
　んだ韓国料理を家庭で簡単に食せるようになった。味の素「Cook Do Korea!」
　からプルコギ、コムタン、キムチチゲ、チャプチェの４種類、他にもミツカン
　の「アジア元気食堂」シリーズからは韓国風肉じゃが・カムジャタンなどが出
　た。次に服飾。ソウルのファッション街「東大門市場」を真似た国内最大級の
　韓国マーケット「韓国市場」が神戸にオープン、洋服・アクセサリーなど148
　店が所狭しと大盛況だ。そこでの言葉は日本語とハングルの融合。そして映像。
　ホリプロが韓国芸能プロ・スターＪと業務提携したのが大きな動きとなってい
　る。例えば今年の１月クールのNHK『もう一度キス』で窪塚洋介と、今クール
　『ファイティング・ガール』で深田恭子と共演しているユンソナの活躍。彼女
　の知名度も上昇中だ。この秋、窪塚は映画『GO』で在日韓国人を演じ、深田恭
　子はドラマで再び韓国の俳優と共演する。飛行機で２時間半もあれば行ける手
　軽さ、今後は生活の至るところで韓国を感じそうだ。