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１）『緑茶ブームと新しいコーヒー』 この夏、緑茶ブームがさらにヒートアップしている。以前にも本誌でご紹介し たが、緑茶にイチゴやローズなどのフレーバーをつけたフレーバー緑茶が外国 でブレークして凱旋。日本茶の老舗もハーブとのブレンド緑茶や、水で抽出す るとより旨みが強調される冷茶などユニークな緑茶を次々と発売している。ウ ーロン茶が先行していた缶入り飲料も、ただ今緑茶が増殖中。また日本茶を専 門に出すカフェも急増している。夏にはケーキと紅茶より、緑茶と和菓子の方 がさっぱりしてるもんね。そんな中で健闘しているコーヒー系飲料がひとつ。 ソニープラザで販売している「ボーグナインズ コーヒーソーダ」がそれ。不定 期に輸入しているが、店頭に並ぶと同時に売り切れるほどの人気ぶり。一見黒 ビールのようなこのソーダ、甘さ控えめで香ばしく、カクテルなんかにも応用 がきく。この夏いっぱいの限定発売だから、まだ飲んでない人は急げ！ ２）『レディース・リアップ』 大正製薬は発毛剤「リアップ」の女性用製品開発を10月にも始め、臨床試験で 発毛効果を確認の上で早ければ３年後の発売を目指す。現在リアップの適用対 象は「成人男性」に限定されているが、海外ではリアップの発毛・育毛成分で ある「ミノキシジル」を配合した発毛剤が女性にも適用されている。一方、リ アップ発売でシェア１位の座を奪われた第一製薬からは「カロヤンアポジカシ グマ」が発売された。同商品は産後の育毛など女性への育毛効果を謳っており、 従来の男性ユーザーに加えて300万人程度といわれる女性ユーザーをターゲッ トに取り込む構え。この様子だと次に来るのは「女性向けバイアグラ」かな？ ３）『菓子パンに行列』 『ナースのお仕事３』で観月ありさが食べていたのがきっかけだったとも言わ れているが、メロンパンが大ブーム！中でも連日長〜い行列ができているのが 新宿高野の「クリーミーメロンパン」（160円）と池袋西武ルノートルのメロ ンパン（100円）。フルーツの老舗、高野のメロンパンは静岡産マスクメロン の果汁入り。１日限定500個が午前10時と午後４時の２回、15分で売り切れる。 元祖菓子パン「あんぱん」は、おばあちゃんの原宿、巣鴨とげ抜き地蔵そば 「喜楽堂」のあんぱん（120円）が名物だ。甘さ控えめの手作り餡が人気で、 １日750個も売れている。王道の菓子パン、もうひとつは「カレーパン」。本 格カレー専門店「ビストロ喜楽亭」のカレーパンは１日150個限定でなんと250 円！３日がかりで完成させるルーが、通常のカレーパンの倍（100g）も入って ボリューム満点！ ４）『アートな生活したい！』 天気の良い朝、窓を開けて深呼吸しようとしたら隣家の洗濯物がバーンと視界 に…という経験ない？窓の外の景色が気に入らないなら、「グラフィックス網 戸」で網戸をアート。写真、イラストなどパソコンに取り込める画像なら何で もＯＫ。材料の網＋印刷代で約3000円とお手頃。ただし通気は従来品の半分に なってしまうので、通気よりもアートを取るという人にどうぞ。さて、近頃は トイレもアートするのが密かなブーム。INAXのシャワートイレ「Cara」はトッ プカバーが４色から選べる。他にも貝殻や花を樹脂に埋め込んだ便座や、手書 き風のイラストが描かれた便器も人気なんだとか。一方、インテリアショップ では廃材やゴミをリメークした家具や雑貨が注目を集めている。世界に２つと ないオリジナルな感覚と、リサイクルやエコロジーにもつながるポリシーが、 こだわりを持って生活する人の心を捕らえているようだ。 ４）『あぶらとり紙は性別も国境も越える！』 元来は京都の舞妓さんの愛用品だった「あぶらとり紙」。今や日本だけの物で も、女性だけの物でもないらしい。最近ではシャネルやアナスイ、ブーツ、ボ ディショップといった外資系コスメブランドからも続々と登場、パッケージも おしゃれだ。男性用も充実している。古参品に比べ、後発品は機能性が高めら れている物も多く、あぶらと同時に汗も吸収したり、破れにくい加工が施され ていたり。男性用にはあぶらの吸収力が従来品の６倍なんて商品も。ユニチカ からは紙ならぬ「あぶらとりハンカチ」（500円）も登場。髪の毛の1/1000の 超極細繊維で汗も皮脂も素早く吸収する。若い男性に影響されてか、購入層に は中高年のサラリーマンも増えてきているとか。確かにテラテラしたおじさん には、ぜひ使ってほしいなあ。 ５）『愛するあなたをケーキにして食べてしまいたい』 アメリカでブレイク中だという「フォトケーキ」、要は食べられる写真が上に のったケーキってとこ。この食べられる写真を作るマシーンをイチ早く導入し た「アグネスインフォテック」では、期間限定でフォトケーキを販売中。好み の写真やイラストを郵送すれば、例の特殊なマシーンでスキャンしてシュガー シートのコピーを作成。お菓子作りの専門家が作る味も素材も上質のケーキに シートをのせてデコレーションすれば出来上がり。サイズは直径18cmの丸型で、 味はチョコレートと生クリームの２種類、各4500円（送料別途）。注文後約３ 日でできて全国発送もしてくれる。Ａ４サイズ以内ならプリクラや手描きイラ ストでもＯＫだから、とびきりウケ狙いなこともできる！パーティが盛り上が ること請け合い！ ６）『太平洋なお酒』 ワイン業界で最近話題なのがタスマニアワイン。オージーワインは世界的に評 価が高まっているが、その中でもタスマニアのビノ・ノワール（ワイン用品種 のひとつ）は本場ブルゴーニュ級の味わいで半分程度の価格とあって人気急上 昇中なのだ。実際にはタスマニアだけでなく、南オーストラリアのビノ・ノワ ールは全体的に向上しているらしい。価格帯は890〜4000円位だから、ぜひお 試しあれ。一方バリ島からは流行りのアジアンテイストあふれるヤシのお酒 「アラック」（620ml、2800円〜）が日本初上陸。ほのかにココナツの香りが して、アルコール度は30％前後。ストレートだとズブロッカのような味で、は ちみつやレモンを入れてカクテルにしてもＧＯＯＤ！この夏旅行に行けない人 は、飲み物だけでもリゾート気分を味わってみては？ ６）『優れものクールダウン・グッズ』 炎天下にさらしておいた車、乗れないよね。従来の車内に広げる日よけスクリ ーン位では完全に日射を遮ることができなかったが、灼熱砂漠のサウジアラビ アからやって来た「カー・キャップ」（ミック・コーポレーション、4762円） は幌のように車の上半分を外側からスッポリ。屋内駐車場にとめていたように 車内の温度が上がらない。車内が暑くなってしまった時には、ハンドルだけで も触われるように「スポット急冷」（アムスコーポレーション、実勢価格約880 円）をスプレー。子供には特にチャイルドシート、ベビーカー用の保冷材入り シートカバー「B-COOL II」（バイオスInc、9800円）を利用したい。「ミスティ ー・メイト」（ジェットエース、4800円）は超微粒の霧をノズルから噴射する 携帯型クーラー。トレッキングなどにピッタリ。キャンプにはナイロンメッシュ 製のベッド「ネットラップ ペトロスベッド」（ダンロップスポーツ、6900円）。 足付きでハンモックのような快適さだ。家では「保冷枕 南極物語」（村中商 工、3900円）を。凍らせた冷却材を枕の芯部にセットすれば、朝まで頭ひん やり。 ７）『夏バテに酢！』 猛暑が続くと食欲が落ちるのは当然。そんなときに力を発揮するのはさっぱり とした味わいの「酢」！実際、乳酸などの疲労物質を減らし、脂肪をつきにく くしてコレステロール値を下げ、カルシウムの吸収をよくすると、酢の持つ効 果はいいことづくめ。そうかといって毎日酢の物やお鮨を食べるのも難しい。 そこで利用したいのが「お酢ドリンク」。黒酢、リンゴ酢などに加え、ポリフェ ノール効果まで期待できるワインビネガーのドリンク用も登場。ストレートタ イプ、希釈タイプを必要に応じて使い分け、積極的に毎日の生活に取り入れた い。さらに手軽に酢を取り入れられるのは「とんがらす」（880円）。とうが らしと酢だけでできたミラクル調味料で和洋中、どんな料理にも合うとか。携 帯用（580円）まであるから、毎食利用することもできるゾ。 ７）『目指せ！背中美人』 本誌ファッション欄でも再三にわたってお伝えしているように、今夏は背中露 出ファッションが大ブレーク。そこでにわかにメンテが必要になった背中のた めに、専用ケア用品が続々登場している。エステでも背中コースが激増中だ。 実は背中は体の中でも皮脂腺が多く、皮膚の代謝も遅いためニキビができやす く、治りにくい箇所なのだとか。背中用の製品は、皮脂を抑えて角質を柔らか くしたり、毛穴づまりを防ぐ効果を持ち、さっぱりとした清涼感ある使い心地 で肌の表面をサラサラに保ってくれるものが中心。また「かゆいところに手が 届かない」背中を意識して、イプサでは独自の「正倒立型エアゾールスプレー 容器」を開発。逆さや斜めなど、どんな角度で使用しても最後まで中の液体を 使い切れる画期的な設計で、背中の広い範囲に細かい霧を塗布できる。背中を 出したら姿勢にも気をつけたいね！ ７）『増殖中！おもしろ酒場ガイド』 仕事帰りのビールが美味しい今日この頃、個性派の居酒屋やバーが続々登場。 銀座の「ゆのじ」は銭湯風居酒屋。壁にタイル、氷入れは手桶、荷物は脱衣カ ゴに入れる。気取りがないお風呂屋さんゆえに、心がハダカになれる！？ 一方、渋谷の「バ− ハニカムファクトリ−」は、航空機等に使われるアルミ ハニカムという金属の家具でまとめられた、オシャレな空間。実は家具の製作 販売会社が運営していて、店内の家具は全て購入できる。また、新宿の「彩色 家すいこ伝」は自分でシェーカーを振ってカクテルが作れる店。明るい店内は 女性客も多く、一度やってみたかったという人にお勧め。極め付けはホテル日 航大阪の１分20円の時間制飲み放題。最低30分600円からで、ビール、ワイン、 カクテルなど10種類以上の飲み物のどれを何杯飲んでも、支払いは滞在した時 間の分だけ。まさにタイム・イズ・マネーとはこのことね？ ８）『給食が食べたい！』 中には「地獄の時間だった」という人もいるんだろうけど、大抵の人にとって 給食は学校で一番の楽しみだったはず。そんな懐かしい給食メニューが学校を 飛び出して人気を呼んでいる。6/8ショッピングモール原宿アベニューに開店 した揚げパン専門店「給食当番・原宿店」では１個100円の各種揚げパンに加 え、冷凍ミカン（100円）やコーヒー味やいちご味の「ミルメーク」と瓶牛乳 のセット（150円）など、給食の定番メニューが楽しめる。姉妹店の居酒屋 「ブラッセリー給食当番」（浅草）には給食のフルコース（2500円）もある。 静岡県浜岡町の居酒屋「がっこーにいこう！」には、通常メニューの他に鯨の 竜田揚げ（500円）やミルクファイバーライス（300円）、ソフト麺とカレーか ミートソースのセット（400円）など十数種類の給食メニューが。給食にまつ わる思い出談議にも花が咲く。 ８）『夢を売る店「夢どうり」』 東京・表参道の同潤会アパート一室にあるお店「夢どうり」は、昔ながらの駄 菓子や薬、着物を売る人気スポット。「ココアシガレット」や「ケロリン」な どの懐かしい品々に混じって、古くは大正時代の着物などまである。店を経営 するのは最高85歳、平均50才代の９人の主婦。それぞれがこれまでに培った着 付けや経理、英会話などの能力を発揮して店を切り盛りしている。米ロサンゼ ルスの営業所を通じて、アンティークの仕入れも。着物を求めに来る外国人旅 行客も多く、外国語に堪能な店員が帯の締め方などを教えてくれる。ただの駄 菓子屋さんとはちょっと違う、そこにお母さんがいるような懐かしさのある店 だ。 ８）『体に美味しい粗食』 飽食日本で「粗食」あるいは「素食」がちょっとしたブームになっている。書 店には粗食メニューの料理本が並び、社員食堂に取り入れる企業や、講座に取 り入れるクッキングスクールも増加中。玄米やひえ、粟入りのご飯に、ひじき やさんま、そば粉に大豆といった天然の食材を生かし、鉄分やミネラルなどが 豊富な旬の食材を利用する粗食は、低カロリーでとってもヘルシー！最近は調 味料や調理法を工夫したイタリアンやフレンチも登場していて、「粗食」と言っ ても見た目は豪華で華やかだ。だけど皮肉なことに、物のない時代にはまとも な食材の代替品だった「粗」材が、今じゃ結構お安くない。だってひえや粟な んて、利用している人はほとんどいないでしょ？ひょっとすると粗食の方が高 くついちゃったりしてね。 |
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