２）『健康志向最前線』
　老いも若きも、健康にいいと聞けば試してみたくなるもの。たとえば低カロリー
　高蛋白飲料の定番“豆乳”の人気は不動で、デパ地下ではＤ＆Ｄ365の豆乳メロ
　ンスムージーや銀のぶどうの豆乳アイスクリームが人気。都内一部のスターバッ
　クスコーヒーでは、＋50円でラテのミルクを豆乳に変更可能で、若者中心のカ
　フェにも豆乳メニューが登場。ダイエット食品で注目され市場が急拡大したビー
　ル酵母は整腸・消臭効果が高く、そばや納豆、ヨーグルトなどに添加され、ブー
　ム再来。ガン抑制作用があると言われるラクトフェリンを配合した「森永ラクト
　フェリンヨーグルト」(森永乳業・120円)は、免疫力活性・風邪予防にも効果が。
　さらに森永製菓は胃潰瘍の一因、ピロリ菌に効くカカオ遊離脂肪酸(カカオFFA)
　が豊富な「FFAカカオパウダー」(450円)を中高年向け健康食品ブランド「inner」
　として打ち出した。梅干しを焼くと発生するムメラールという血流促進成分に
　は代謝活性・脂肪燃焼効果があり、手軽な「焼き梅」(カンロ・120円)も登場。
　コンビニ弁当も保存料・合成着色料不使用が増え、健康志向は一層加速しそう。


　３）『秋冬のコンビニを彩るホットなモノ』
　寒くなる季節にコンビニに求めるもの―それは、ぬくもり。レジ横の中華まん
　と温かい飲み物がまさしくそれだ。その中華まんにも流行りの韓国テイストが
　登場。サークルＫの「ダッカルビまん」、ファミリーマートの「プルコギまん」、
　サンクスの「豚キムチまん」などなかなかあなどれない味がズラリ。変わりど
　ころではサンクスの「完熟りんごまん」「北海道じゃがバターまん」、サーク
　ルＫの「陳健一エビチリまん」などそのコンビニでしか食べられないものがあ
　るので要チェック。また冬場の温かい飲み物の王者は缶コーヒー？かと思いき
　や、その地位を揺るがしそうなのがホットボトルのお茶だ。キリンの「生茶」
　「聞茶」(温めるとより香りが楽しめる特製茶葉をブレンド)、コカ・コーラの
　「まろ茶」、アサヒの「旨茶」等々。ボトルキャップのオレンジ色がホット飲
　料の目印となっている。他にもサントリーの「なっちゃん ホットレモネード」、
　シナモンが効いているアサヒ飲料の「アサヒホットアップル」など、香りとビ
　タミン効果でカラダにも効きそうな商品も多数。秋冬には手を通して感じるコ
　ンビニのぬくもりに、心もお腹も満たされそうだ。


　５）『最新保温アイテムの技はハイテク素材にアリ！』
　最新の保温商品はハイテク素材を駆使したものが勢揃い！まずは30分履き続け
　ると２、３度上昇し蓄熱されるハイテク素材・エアロアーマーを使用した「エ
　アロアーマージーンズ」(ボブソン、3900円)。重ね履きの必要がなく美脚効果
　抜群と昨年8000本を完売。今秋は新たにカラーを増やした。電子レンジで温め
　て使うジェル剤を用いたのは「ぼくゆたぽん」(白元 1500円)。一度チンすると
　17〜40度が２時間持続。ぬいぐるみ型カバーで抱き心地よくリラックス効果も。
　「じゅんかん毛布」（しんけん、１枚１万6800円）は、赤外線効果で人間自身
　が持つ温度を保つ電子繊維を使用した。一方、アウトドアや災害時に便利なの
　が「モーリアン ヒートパック」(協同、390円〜)。石灰やアルミの粉末入りパッ
　クを袋に入れ水を注げば100度の高温が約15分間持続。火のないところでレトル
　トメニューやカップメン、ホット缶飲料をいただける。こんなハイテク素材進
　出の陰で奮闘しているローテクものが毛糸のパンツ＆腹巻。色や柄も豊富にカ
　ワイさとポカポカ感がウケ若い女性に「腹巻族」が急増中。