1)『ゆっくりしたいお正月』
米同時テロの影響で年末年始の海外旅行者が激減、自宅でお正月を迎える人が
激増。となると、はずせないのが“おせち”だが、今年は空前の高級おせち人
気。予約が例年の倍以上、百貨店や高級料亭の3、4万円のものが売切れ続出
とか。一人暮らしでおせち気分を味わいたければコンビニへGO。只今公開中の
『千年の恋〜ひかる源氏物語』とのコラボレーションで生まれたサークルKの
「紫式部御膳」(750円、1月中旬まで限定発売中)は、湯葉や栗が入った純
和風弁当で正月向け。気楽に友人と騒ぎたいならおせちや弁当よりは鍋。W
杯を前に、韓国の「チゲ」と日本の「カニ」を融合させた「カニチゲ鍋」がオ
ススメ。また、日頃忙しくてなかなか映画を観られない人は、冬ボーナスでホ
ームシアター計画なんていかがだろう。「リラテックシアター」(オンキョー
リブ、6万4800円)はヒジとお尻の下に超低音波用スピーカー、肘当てと足当
てには小型加振器が付いたイスなので、これひとつで立派な映画館完成。自宅
でゆったりまったりと過ごすのは、まさに至福のとき。こんな極楽気分を味わっ
たら、会社に戻るのが辛くなるかも!?
3)『家でまったりメシを食う』
家庭でゆっくりと食事をする人が増えている。外と違って、金も気も使うこと
がないため、今ちょっとした家庭食&ホームパーティ・ブームだ。自宅でも本
格的な料理を楽しみたい人向けに「チーズ味噌鍋」「和風ポトフ」等のスープ
や具にこだわった個性派の食材が、阪急百貨店のデパ地下に登場。ホームパー
ティを盛り上げたい時には「夢の円卓シリーズ」(タカラ)がオススメ。握り
寿司機がついた「特上!寿司職人」(4800円)や中国風BGM付の「本格中華回転
テーブル・四千年の宴卓」(3980円)など料理店さながらの演出も。もう食材
だけ買えばすぐに自宅がパーティー会場に。また「ホテルオークラ」が打ち出
した宅配プラン(パーティーグッズと料理付き5人分、4万8000円)は、シェ
フがビデオで盛り付けのアドバイスをしてくれ、参加者一同で食事前に楽しむ
ことができる。また外国人向けには「お好み焼き」の材料セットが空港の売店
で人気。これで母国の家でも日本の料理を味わえるわけだ。とにかく寒い季節
の今こそ、家でほっこりお過ごし下さい。
9)『男もすなる酒といふもの』
紀貫之曰く「男もすなる日記といふものを、女もしてみんとてするなり」。い
つの時代も女性は好奇心旺盛。現代では日記もさることながら、オヤジ度の高
いお酒に興味を向ける女性が多くなった。なかでもシングルモルトや焼酎を支
持する人多数。東京・自由が丘「スペイサイドウェイ」のようにシングルモル
トを数百種類以上置く店やバーが増加して、女性にも入りやすい店になったの
も人気の理由だ。焼酎は焼酎でも本格焼酎が人気で、焼酎には血栓を溶かす効
果があり健康的、しかも後に残りにくいという利点が。池袋「夢酒 月桃」に
は連夜若い女性客が多く、本格焼酎が50種類ほど愉しめる。かくいう筆者も小
さい頃はお酒を飲むのはオヤジだと考えていた。が、自分が焼酎を飲むように
なりそれは大きな間違いだと気付いた。え?遅いって?つまり、量より質を求
める本格派が増えたということなのですよ。
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