１）『大人がはまるプリティキャラ』
　三鷹市に宮崎勲監督のアニメ世界が体感できる「三鷹の森ジブリ美術館」がオー
　プンした。入場券は日時指定の予約販売だが、既に年内の週末は完売状態なほ
　どの人気ぶり。館内や屋上には人気キャラのモニュメントが展示され、子供以
　上に大人達が童心に戻れ心が和むと大評判。年齢を問わずどの世代にも人気の
　御三家キャラは、「くまのプーさん」「ハローキティ」「ミッキーマウス」の
　大御所達だ。彼等は私達の永遠のアイドル的存在。もちろん、人気者の新人キャ
　ラも続々登場している。２ヵ月で100万個完売し、OLに人気のコンビニ玩具「ウ
　サコレフレンズ コレクションマスコット」にうさぎ以外の新しい仲間が増え
　た。生まれ月や血液型が異なり相性占いができる遊び付き。また、彼女達の間
　では「たれぱんだ」などの癒し系キャラの絵本も売れている。ほかに、風水に
　基づいて作られた幸せを呼ぶ「さちぐま」、そしてアイボの新機種「ラッテ」
　と「マカロン」が登場。子供達のアイドルと思われがちなキャラクター達だが、
　むしろ現代の気を病んだ疲れた大人達の心を癒す強い存在となっているようだ。


　４）『付録や再編集で勝負の出版界』
　紙媒体の販売部数低下が目立つ中、出版社も負けじと多彩なアイデアで勝負！
　女性雑誌では「スタイル」(講談社)創刊号がブランドストッキング、「エッセ」
　(扶桑社)リニューアル号が折り畳みバッグなど、本体価格より高そうな付録を
　つけてオトク感を出し、販売部数UPの効果を上げた。コンビニでは新しい試み
　としてセブン-イレブンと大手出版社が、刊行済みの人気作品を再編集した低価
　格漫画雑誌を企画。まずは小学館のコミック雑誌４誌の作品を集めた「ザ・ビッ
　グ」を発売、朝日新聞社は１週間のニュースを再編集した若者向け週刊カラー
　新聞「seven」（100円）を首都圏のTSUTAYAやスターバックスコーヒーで販売、
　ワンコインの手軽さもあって好評だ。単行本も大ヒットが少ない中、30万部売り
　上げているのが「楽しく遊んでみるみる目が良くなるマジックアイ」（ワニブッ
　クス・1400円)。毎日５分読むと視力が上がるとか。やっぱりオトク感のある本
　が売れるのかも。もっとトクしたい人はマガジンハウス本社ビル１階の「ワー
　ルド・マガジン・ギャラリー」へ。世界55カ国約900種の雑誌がタダで読めます！


　５）『バイクの波、到来』
　秋冬の定番となったライダースジャケットは、本来はその名の通りバイクのた
　めのもの。最近のファッション誌には洋服に負けじとバイクが頻繁に登場して
　いる。それも今年の必須アイテム・ブルゾンとの相性も抜群だから。潜在意識
　を触発されバイクに興味が湧いてきたら、原宿の新スポット「エクスレルム」
　を訪れるも良し。ヤマハ発動機プロデュースとあって店内にはバイクがインテ
　リアとして使われ、1Fがカフェとオリジナルブランドのショップ、2Fがウェブ
　閲覧コーナーとバイク展示スペース、そしてB1はイベントスペース。そこで目
　覚めた女の子にイチオシなのが、昭和33年のマシンをキュートにカスタマイズ
　したピンク色のスーパーカブ「フレンチレディース」。バイク専門店・MY WAY
　にて32万5000円、ボディが軽く運転もラクで初心者向きだ。バイクマニアには、
　ハーレーのエンジン「バンヘッド1200」小型模型を。1/6スケールで、解体した
　り組み立てたり、インテリアにしたりと、乗らなくても十分に楽しめる。風を
　感じて走る、あるいは部屋でじっくりとバイクを眺める、あなたならどっち？