１）『映画が魔法をかけた？ビジネスチャンス到来』
　ハリポタ現象に便乗しようと様々なビジネスが生まれている。というのも１億
　部のベストセラー『ハリー・ポッターと賢者の石』の映画版は、全世界の入場
　料収入約1750億円との予想に対し、全米公開５日間だけで既に興行収入１億ド
　ル(約120億円)を突破！キャラクターグッズも公開前から売れ行き好調で、ファ
　ン心をくすぐる3500コ限定の“みぞの鏡”ケース付腕時計「ハリ−・ポッター
　＃１」（１万3000円、エス・エフ・ジェイ）は、早くも完売の人気アイテム。
　また、ワーナー・ブラザーズは映画化権を第３作まで獲得し、コカ・コーラは
　映画のイメージを商品に利用できる独占パートナー契約をワーナーと結んだ。
　レゴはブロック、E.A.スクウェアはゲームでハリポタ世界を再現して販売。こ
　の止まるところ知らないハリポタ現象、実は人気を支えているのは大人たち。
　思えば観客動員数記録更新中の『千と千尋の神隠し』も大人を魅了し、ジブリ
　美術館の前売入場券を年内完売、さらにジブリショップ「どんぐり共「和」国」
　を東京駅にオープン！という勢い。ならば既に固定キャラファンを持つ『スター
　ウォーズ エピソード２』(来夏公開予定)は、どんなビジネスを携えてエピソー
　ドを語るのか、今から楽しみだ。


　２）『ロボットとコミュニケーションする時代』
　画期的に登場したAIBO以来、コミュニケーションがとれるロボット達が続々誕
　生している。AIBOでは新たに、19個の発光ダイオードで意思表示をするシルバー　　
　でSFちっくな“AIBO ERS-220”（18万円）が新登場。セガトイズからは、子供
　用におしゃべりが得意な二足歩行ロボット“W-BOT”（4980円）と鼻唄を唄い一
　緒にお散歩できる“いつでもなかよしキティ”(5980円)が、オムロンは動きや
　表情が本物の猫そっくりの“ネコロ”（18万5000円）を発売。また、言葉を覚
　え会話の内容を記憶し成長していく、世界初の語彙認識ロボット“メモニ”（
　トミー・１万9800円）や人間の歩行を忠実に再現した赤外線リモコンで動く完
　全二足歩行型ロボット“CAN-08”（キューブ・１万5000円）も登場。さらに東
　京モーターショーで、トヨタとソニーが共同開発のドライバーの感情を感知す
　る車を発表した。宇多田ヒカルのPV出演のPINOが老人ホームで介護ロボットと
　して活躍するなど、ロボットは人の心を癒し役立っている。ただ、気掛かりな
　のは人とのコミュニケーションが取れない人間達が増えるのでは、ということ。


 ５）『スノボの次はコレ！―最新スノースポーツ―』
　近年、スキー客は落ち込む一方。その代りにウィンタースポーツに占めるスノ
　ボの地位が向上、専用ゲレンデが登場するほど人気だ。そんなボード系スポー
　ツに新顔が登場。中でも簡単にマスターできそうなのが「ポールボード」（レ
　ベルアップ、８万8000円）。両手でハンドルを握り、片足をビンディングで固
　定。もう片方の足で雪面を蹴り、体全体でバランスを取りながら滑る新スポー
　ツだ。手に何も持たないスノボに比べ安定感があるので、初心者でも大丈夫。
　次は「PP3スノーデッキ」。これはスケートボードの下に小さなスノーボードを
　合体させた“スノースケート”。ボードにビンディングがついていないので自
　由な滑走が可能、価格も２万円台とリーズナブル。最後は北欧スウェーデンか
　らやって来た「スノーレーサー・アドバンスFSR」（スティーガ、３万2800円）。
　これはレーシング感覚で滑りが楽しめるソリ。ペダルブレーキ搭載で、ステア
　リング操作も可能なのでゲレンデでの注目度は抜群だ。しかも転倒防止ストッ
　パーや自動巻き上げ式網装備で安全面も◎、コンパクトに折り畳めるから持ち
　運びもラクラク。周りのみんなより一足先にモノにしちゃおう。