２）『家庭用ロボット、生活必需品の仲間入り？』
　「21世紀の生活必需品になるかも」と思わせるほど相次いで登場する家庭用ロ
　ボット。その代表格・AIBOに新型が登場した。丸みを帯びたクマ＋イヌ型のデ
　ザインで、白色でおっとりした性格の「ラッテ」と灰色でやんちゃな性格の
　「マカロン」の２種類（９万8000円）。175種類の言葉を認識できる。ツクダオ
　リジナルからは、宇多田ヒカルのビデオにも出た「PINO」シリーズが登場。シ
　ンプルタイプ（1980円）と標準タイプ（5980円）が発売中、より高機能なタイ
　プ（１万2000円予定）は10月発売予定だ。キューブからは「カムエイト」(１万
　5000円）が登場。単なるおもちゃとはいえない高機能な２足歩行ロボット。NTT
　西日本とタカラが来春発売予定なのが「フレッツ・ロボ」。家電の前に据え置き、
　フレッツADSL回線を通じて赤外線リモコンで家電を操作できる。外見は宇宙人
　風。右目のデジカメで室内を撮影し携帯に送ってくれる。一体２万円弱の予定。
　続々登場するロボット。あなたはどれを選ぶ？

　　
　３）『家庭用ゲーム機・秋の陣』
　９月14日、ついに「ニンテンドーゲームキューブ」（任天堂・25000円）が登
　場。発売時には行列もできたが、初回出荷は完売に至らず静かなスタートとなっ
　た。15×11×16cmのコンパクトサイズながら1.5ギガバイトのディスクを搭載
　して他のゲーム機では難しかった光と影の描写や複雑な動きも実現可能に。今
　後は「ゲームボーイアドバンス」との連携や、モデムアダプタなどでのネット
　接続など、機能拡張にも期待。続編ではなくオリジナルソフトが多く登場する
　のも注目か。これに対抗する形でプレステ２は150万本を売り上げた前作より
　映像・音楽をパワーアップした「パラッパラッパー２」（SCE・4980円）を発
　売。ソフトだけでなく抱き枕などのグッズも同時に発売してキャラクターのブ
　ランド確立を狙う。同じくプレステの「ファイナルファンタジー」は映画まで
　登場するほどの人気で、ゲーム業界はますます加熱。クリスマス商戦が楽しく
　なると共に子供にねだられるお父さんは大変？　　　　　　　　　　　　


　５）『音楽界に異変！？愛好家急増中の新サウンド』
　マニアックな愛好家によって演奏されていた音楽に、大衆的なスポットライト
　が当たり始めた。まずTV番組「力の限りゴーゴゴー!!」(CX)のコーナーからブ
　レイクしたのが「アカペラ」。ゴスペラーズの台頭などで愛好者のすそ野も広
　がっているとか。伝統的純邦楽の三味線も吉田兄弟をはじめ新世代プレイヤー
　が続々出現、弾き語りだけでなくロックやテクノ調まで登場。また同じく純邦
　楽の琴も120cmとコンパクトな「NEO-KOTO」が発明され手軽かつ簡単に演奏で
　きると好評。来年から中学校で和楽器の授業が始まることからブームもさらに
　加熱。新しい楽器としては、ロシア生まれの電子楽器の草分け「テルミン」。
　直接楽器に触れることなく楽器のアンテナから発する微弱な電磁波に手をかざ
　し周波数を変化させることによって音を発する不思議な楽器で、椎名林檎のス
　テージなどでも使用されているとか。これだけ実行すればあなたも芸術家に。
　あとは食い気で秋は完璧！