◇『夏のレジャーは「追体験」がキーワード』
　　昨年のテロの影響も徐々に薄れて回復しつつある旅行業界。もうありきたりな
　　旅行じゃツマラン！と個性的な「追体験」ができる旅行に人気が集まっている。
　　例えば有名人の足跡を辿るツアー。今、「少林サッカー」などで人気再燃のブ
　　ルース・リー生誕60周年記念メモリアルツアー(７/18発９万9800円）は、中国
　　広東省・順徳市に今年完成した「ブルース・リー記念館」に彼の命日である20
　　日に訪れ、香港に残る彼ゆかりの建物などを訪ねるというものだった。また、
　　思い出の修学旅行もユニークな体験型に。大阪ミナミの商店街では屋台のたこ
　　焼きの販売から値引き交渉までを組み込んだ「大阪商人体験学習」サービスが
　　修学旅行生に好評。USJとあわせて世界と日本の「ワールドワイド体験」が大阪
　　で楽しめる。関東では、後楽園ゆうえんちに「あいのりワールドINルナパーク」
　　(7/6〜)が登場し、TV番組の疑似体験が出来るほか、出演者のライブなども開催。
　　しかも新宿から実物のラブワゴンで送迎なども。追体験型旅行を楽しむには、
　　照れを捨てて「なりきる」に限る！？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※

　　♪夏の風物詩・お化け屋敷にも、“最恐の追体験”ものが登場。今、ブームの
　　　「廃虚」をモチーフにしたお化け屋敷が、 後楽園ゆうえんちジオポリス内の
　　　「東京近郊Ａ市呪われた家」(入場料500円、9/16迄)。実際に東京近郊某市に
　　　あった築64年で10年間廃屋だった家を、内装から風呂釜までそっくり持って
　　　きたもの。家具はもちろん人が暮らしていた匂いまでそのまま。民家の狭い
　　　通路が逃げ場のない恐怖を倍増させて、絶叫大人気！そのリアリティは従来
　　　のお化け屋敷の比ではない!?